『ピノゲー』インタビュー
今回のインタビューは、少し趣向を変えて『ピノゲー』のインタビューを森永乳業様にお願いしました。
インタビューをお願いして快諾いただいてから、編集部でも「ピノ」が話題になっています。インタビュー記事中の「ピノはひとくちで食べられて、ゲーム中に食べても手が汚れない」を皆さんも体感してみてください。
それでは、インタビューを見ていきましょう。
■開発について
●「ピノゲー」開発のきっかけについておしえてください。
ピノは今期のコミュニケーションテーマを「たのしさの増量・笑顔の連鎖」としています。
そのテーマにあう取り組みをいくつか検討しましたが、ピノはひとくちで食べられて、ゲーム中に食べても手が汚れないよね、という話があり、ゲームであれば「楽しさ」「笑顔」という今期のテーマとも、マッチすることで、「ピノゲー」が生まれました。
第1弾として、パッケージのフタ裏に印刷されたゲームがたのしめる「ピノ(ピノゲーパッケージ)」を発売し、第2弾としてピノのアソートパックを2箱組み合わせて作る「ピノ専用のガチャガチャ」である「ピノガチャ」パッケージを発売しました。そして第3弾としてARゲームができる「ピノゲー」を発売いたしました。
●開発チームはどのように決まり、進んでいったのでしょう?
森永乳業のコミュニケーションチームとマーケティングチーム、そしてこれまで「かわいい」や「なかよしで行こう。」プロモーションを手掛けていただいた株式会社電通様とタッグを組んで、開発が進んでいきました。
まず、ピノは6粒入りなので6ジャンルのゲームを展開しようと考え、「パズル」「レーシング」「リズム」「バトル」「恋愛」「トーク」と、たくさんの人に楽しんでもらえるように幅広いジャンルを設定しました。
また、ゲームの開発にあたっては、株式会社セガ様の人気ゲーム「ぷよぷよ」とコラボしたり、「ソーセージレジェンド」を手掛けるインディーゲームメーカーであるミルク株式会社様、株式会社カヤックアキバスタジオ様のお力添えもいただき、ピノをお買い求めいただくだけで質の高いゲームを楽しんでもらえるようなチーム体制としました。
●開発で苦労されたところは?
それぞれのゲームに、楽しくなれるネタを仕掛ける事に苦労しました。
ゲーム本来の楽しさだけでなく、ネタを仕込む事で楽しさを加速させ、プレイした人に笑顔になってもらいたいとの想いで、アイデアを議論していきました。
例えば、ぷよぷよとコラボしたパズルゲームの「ぷよぴの」では、ピノとぷよぷよのカタチって似ていてなんだか微笑ましいよね、という会話からコラボの発想を得ました。「全消し」を狙うゲーム設定も、ファンがニヤリとするポイントです。
レーシングゲームの「ピノノレーシング」では、ゲットすると加速する、あるアイテムが登場します。実はこのアイテムはピノのアイス部分に実際に含まれていて、ピノのアイスのおいしさに関わるモノなのです。知る人ぞ知るクスリと笑えるネタになっています。ぜひゲームに挑戦して、あるアイテムをゲットしてみてくださいね。
恋愛ゲームの「ピノ恋」では、人間ではなくあえてピノを擬人化したキャラクターを恋愛対象に設定する事で、アイス独特の笑いを感じていただけます。
格闘ゲームの「PINO LEGEND」ではピノ以外のアイスが登場したり、リズムゲームの「ピノノリズム」では通常のカタチ以外のピノが流れてきたりと、驚きやワクワクを感じて頂けます。
トークゲームの「ピノトーク」では、食べられる側のピノ視点でピノ達がしゃべりだすコミカルさを表現しております。
■ゲームについて
●森永乳業の皆さんが気に入っているピノゲーを教えてください。
恋愛シミュレーションゲーム「ピノ恋」がお気に入りです。高校生の主人公が幼なじみのピノ君の冷たい心を溶かしていくというストーリーですが、一同甘酸っぱい青春時代を思い出し懐かしい気持ちになりました。また、ところどころにアイスならでは笑えるネタもあるので、思わず笑顔になってしまいます。
ピノ君の声優を木村良平さんに手掛けて頂いた事も引き金となり、SNSなどで話題となっています。(Twitterの「ピノ恋」紹介投稿が4.9万イイネ、2.5万リツイート(2022/11/4現在))
●ピノゲー連射に意外とハマりました。
ありがとうございます。「ピノゲー連射ボタン」はピノゲー公式アンバサダーに「髙橋ひかるさん」と「高橋名人」の“ダブル高橋名人”をお迎えして実現した企画です。高橋名人のおなじみの「16連射」の素晴らしさと難しさを体感頂きたく、特設サイトでお楽しみ頂けるゲームとしました。この16連射は、「ピノノリズム」や「ピノノレーシング」でも登場しますので、ぜひ楽しんでみて下さい。
『ぷよぷよ』とのコラボはどのように決まったのでしょう?
上述の通り、パズルゲームをより楽しいものにするために模索しているうち、ピノとぷよぷよのカタチって似ていてなんだか微笑ましいよね、という会話から発想を得て、コラボの話がスタートしました。株式会社セガ様の「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサー、細山田様にお声掛けし、楽しそうだとご快諾いただきました。
●公式動画も充実していますね。
ありがとうございます。公式アンバサダーに「髙橋ひかるさん」と「高橋名人」の“ダブル高橋名人”をお迎えして、色々な角度からピノゲーの楽しさをお伝えしている動画を各種ご用意しております。開発途中のゲームにバグが発生した「ピノゲー通信:バグへん」も見れちゃいます。
※動画の公開は12月2日までです。
●プレイ期間はいつまでですか?
2023年5月31日までを予定しています。
■ピノについて
●ピノは昔からあるアイスですが、どのように誕生したのか教えてください。
ピノは1975年発売で、今年47周年を迎えたひとくちアイスのロングセラーブランドです。
当時はカップやバータイプのアイスが多く、新しい食べ方を提供したいとの思いから開発したと聞いています。当時、アイスクリームの技術が発達していたアメリカを視察し、日本では見かけない一口タイプのアイスが存在したことから、その技術を取り入れた工場の製造ラインを新たに作って、日本で製造を開始いたしました。
●最近はいろいろな味があるのですね。
消費者ニーズに合わせ、期間限定フレーバー品も数多く発売しています。2004年に初めてのフレーバー品である「いちご」を発売して以来、これまでに発売してきたフレーバー品は、実に80種類以上にもなります。
今は「ピノ 香り華やぐミルクティー」と「ピノ モンブラン」の2つのフレーバーも発売していますので、ぜひお試しください。
●今後のキャンペーンなどあれば教えてください。
格闘ゲームの「PINO LEGEND」では、ピノ以外のアイスも登場していますが、今後も新たなアイス達が参戦してくる予定です。お楽しみにして頂ければと思います。
■会社について
●会社の紹介をお願いします。
森永乳業は1917年に「日本煉乳株式会社」として創業した総合乳業メーカーです。「森永のおいしい牛乳」、「マウントレーニア」、「ビヒダスヨーグルト」、「ピノ」、「クラフト フレッシュモッツァレラ」、「はぐくみ」、「ミルク生活」など、赤ちゃんからシニアまで、人生のさまざまなライフステージに向けて幅広く商品を展開しています。
●この記事をご覧の学生の皆さんに一言お願いします。
ぜひご家族やお友達とピノをシェアしながら、ピノゲーをお楽しみください
●ありがとうございました。
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