今回のインタビューは、講談社ゲームクリエイターズラボのサポートを受けながらゲーム開発をしているMONO ENTERTAINMENTのバニエッキ太陽さんにインタビューをしました。
本作はゲームクリエイター甲子園 2021でも総合賞 佳作や審査員賞を受賞した作品。
講談社ゲームクリエイターズラボではどんなサポートを受けられるのか、どんな風に開発は変わったのか。ゲーム開発を頑張っている皆さんもぜひ読んでください。
『IGNISTONE』とは
ある日突然奪われたIGNISTONE(イグニストーン)。その秘密を追う冒険が始まります。
IGNISTONEは「スマホで本格的なアクションローグライク!」を目指して開発しているゲームタイトルです。
タイトル:『IGNISTONE』
プラットフォーム:iOS / Android
言語:日本語、英語
リリース予定日:2023年6月以降
ジャンル:ローグライクアクション
価格:基本無料
プレイ人数:1人
パブリッシャー:株式会社講談社
権利表記:© MONO ENTERTAINMENT / Kodansha Ltd.
「1000回遊べるスマホ用アクション」
を目標にIGNISOTNEを制作中です。現状を40秒でまとめてみました!#スーパーゲ制デー pic.twitter.com/A9FsgSsn4i
— mono2568@ゲーム制作 (@mono2568) January 14, 2023
開発チームについて
●チームの紹介をお願いします。
ゲームクリエイターラボの担当編集者である
のべさん(川野邊さん)とかとけんさん(加藤さん)
装備と背景イラストを担当している、田中えんがわさん
一部キャライラストを担当している、細野里奈さん
+自分の計5名です。
皆さん、自分の作り上げたいイグニストーンの世界観をうまく汲み取っていただきながら改善案を出したり、イラストを作っていただけるので、すごく助かってます。
開発について
●『IGNISTONE』開発のきっかけについておしえてください。
海外大学でゲームを学んでいたのですが、実はその卒業制作として作り始めたゲームです。
どうせ作るなら自分がやりたかったゲームを作ろうと、大好きなローグライクとアクションを融合させたという感じです。
●開発で苦労されたところは?
講談社ゲームクリエイターズラボのサポートを受けることができる!となったときに、どういう方向に持っていくかを決めるのに苦労しました。
そのため、ラボのサポート開始序盤はかなり作って壊してを繰り返しましたが、3か月ほどで軌道に乗り、その後は順調に開発を進めています。
●完成までどのくらいの期間を想定していましたか?
制作当初は1年を想定していましたが、講談社ゲームクリエイターズラボのサポートを受けて延長しました。
合計すると2年ちょっとです。
●Twitterで進捗を綿密に発表していますね
自分のモチベーション維持のために、2日に1回は投稿するようにしています。
1年半ほど続けているので、完全に習慣になってますね。
●ゲームエンジンは使っていますか?
Unityです。
ゲームについて
●本作のおすすめのポイントを教えてください。
表向きには「スマホ特化の本格アクションローグライク」
なのですが、自分の裏目標は「スマホでゲームらしいゲームを」という感じです。
上達する楽しさや、ちょっとした遊び心、個性的なキャラやストーリーなど
スマホでは表現しにくいゲームらしさが遊びつくせるというのが本作のポイントです。
●マメ族かわいい。
ありがとうございます!
居心地のいい世界観を作るために、可愛さは各所で意識してます。
●本作の今後について教えてください。(セールやアップデート、出展するイベントなどがあれば)
無料ダウンロードタイトルなのでセール等はありません。
アップデートについてはリリース後に様子を見ながら検討することになりますが、現在はとにかく良いゲームをリリースすることに専念しています。
イベントについては講談社ゲームクリエイターズラボの担当編集者と相談しながらということになると思いますが、自分としては積極的に出展できればと思います。
ゲームクリエイター甲子園について
●応募したきっかけを教えてください
ゲームクリエイター甲子園運営さんに、DMで直接お誘いいただいたことです。
それまでゲームクリエイター甲子園のことは知らなかったので、お誘いいただいてとてもありがたかったです。
●注目度ランキング10位に入賞した時はどんな気持ちでしたか
ランキングはあまり気にしてなかったのですが、熱血道場の方で紹介いただいた時はすごくうれしかったです。
自分が表現したかったことが伝わっていて、このゲームを作っていて良かったなと思いました。
それまでは進捗投稿しかしてこなかったので、他人に評価していただけたのはとても自信になりました。
講談社ゲームクリエイターズラボについて
●応募したきっかけを教えてください。
Twitterで拝見して、応募させて頂きました。
●当選してから開発は変わりましたか?
当選してから開発がさらに楽しくなりました。
支援をしていただけることで、出来ることの幅がグッと増えたので、毎日ワクワクしながら開発しています。
●支援の中で助かったものをおしえてください。
金銭面での支援はもちろんですが、担当編集者との定例ミーティングがすごく助かっています。
自分のなかで制作の計画が立てやすくなることはもちろん、アクションゲームという性質上テストプレイがすごく大切なので、毎週テストプレイをしながら改善案を出し合っています。
最後に
●これまでにプレイして面白かったゲームを教えてください。
マリオストーリーです。
このゲームで大切にしている「遊び心」が満載の自分にとってある種お手本のようなゲームです。
●この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。
自分の可能性を信じてお互い頑張りましょう!
●ありがとうございました。
『Indie Games Connect』にてセミナーを開催!
4/30(日)に開催されるインディーゲーム展示会『Indie Games Connect』に、【GCLA×GC甲子園】として若手ゲームクリエイターに向けた「インディーゲーム制作者としての歩き方」をテーマに、パネルディスカッション形式でセミナーを実施します。
ゲストにバニエッキ太陽さんをお招きし、各プロジェクトの特徴や学生から若手インディーゲームクリエイターになる方法についてお話しします。
事前申し込みも受付中です。詳細はIndie Games Connectのセミナーページをご確認ください。
ゲームクリエイター甲子園 2023開催中!
ゲームクリエイター甲子園は「ゲームクリエイターズギルド」が主催の、ゲーム制作に関わる学生クリエイターのためのゲームコンテストです。
このゲームコンテストの最大の特徴は、“成長型ゲームコンテスト”であること。作品がない状態からでもエントリーが可能で、1年を通して作品をブラッシュアップしながらクリエイター自身の成長を目指します。
制作途中の作品でも応募すればプロのクリエイターからアドバイスがもらえるほか、学生クリエイターコミュニティに参加する仲間たちとの切磋琢磨で刺激を得ることができるのも、このコンテストの魅力の一つ。過去の参加者の中には、企業からオファーを受けて新卒採用に至った方もいらっしゃいます。
「オリジナルのゲームを作ってみたい!」「色んな人に自分の制作物を見てもらいたい!」そんな方は、ぜひご応募ください!
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ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/
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