『不思議のダンジョン』シリーズ創出者、麻野氏が熱血道場にゲスト出演!【GC甲子園 2022 熱血道場 #15】

ゲームクリエイター甲子園 熱血道場に麻野氏が現る!

第15回目となる「ゲームクリエイター熱血道場2022」のゲスト審査員として、『不思議のダンジョン』シリーズ創出者の麻野 一哉さんをお迎えします!
どうぞお楽しみに!

 

麻野 一哉さんを知りたい!

麻野 一哉(あさの かずや)さん

テクテクライフ株式会社 取締役/ゲームクリエイター

兵庫県出身。甲南大学文学部社会学科卒業。『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』に感銘を受け、ウチダエスコを経てチュンソフトに入社。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』などの開発を行い、『弟切草』ではサウンドノベルという新ジャンルのゲームを生み出す。また『不思議のダンジョン』シリーズの創出者でもある。

2002年にチュンソフトを退社した後は、フリーのクリエイターとして活動。ゲーム制作のみならず、米光一成や飯田和敏との共著や、単著の刊行、講師、評論、翻訳、イベント活動、またテクテクライフ株式会社取締役としても活躍している。

Twitter ▶(@asanokaz

 

― 当時はまだ「ゲーム業界」という言葉も存在しない時代。どのようにしてゲーム業界に飛び込まれたのでしょうか。

ゲームソフトの箱の裏や雑誌からゲーム会社の住所を突き止めて、直接電話で連絡を取りました。当時は学生だったので、本当に緊張しましたね。

関西に住んでいたので「プログラミングを勉強できて、就活は大阪で、尚且つ東京転勤も可能性のある企業」に絞って就活をした結果、狙い通り転勤で東京配属になりました。

― 『ドラクエ』の開発から一転、会社初のオリジナルタイトルに臨まれたとのことですが、どのようなゲームを作られたのでしょうか。

当時はファミコンからスーパーファミコンにデバイスが変わった時代で、クリエイターたちはこぞって映像技術の進化に着目していました。ですが、取締役の中村光一さんは「音の進化」に着目していて。ある日飲み屋で「音に特化したテキストアドベンチャーを作りたい」と仰ったんです。

この構想を聞いたとき、高校時代読んでいた『GORO』という、今でいう『プレイボーイ』のような雑誌で筒井康隆さんが連載していた「美藝公」という小説を思い出しました。その時、たまたまページの端に、併せて「聞いてほしい曲」が記されていたのが印象的で。

本を読みながら音楽や効果音をシームレスに聴くことができたら良いだろうな、という考えが芽生えて、その結果生まれたのが『弟切草』です。

― 『不思議のダンジョン』や『テクテクライフ』など新しいジャンルのゲームを開発する際、どのようにして閃きを得ていますか?

「不思議のダンジョン」は、新しい閃き、というのではなく、チュンソフトの同僚に『Rogue』のことを教えられたんです、おでんの屋台で(笑)。

テクテクに関しては、関西から上京した時にせっかくなら東京中全部回りたい!と思ったんですが、何を持っていったことにするのか、ルール決めが難しいことに気付いたんです。

駅降りただけだと点だし、全ての道を歩くのは不可能。困っていた時に、『Ingress』というゲームに出会った。その街の有名なポイントがポータルとして全て登録されているので、そこに行ったら、その街に行ったことができる!と定めて歩き出しました。

ただ、当時はポータルに行った記録が残らなかったので、しょうがなく行った後に該当エリアを地図で塗りつぶしたりしていたのですが、その過程が楽しくて、ゲームにならないかな、と考えたまでです。

この続きは、こちらからご覧ください!

『かまいたちの夜』、『街』の生みの親が語る幸せなクリエイターは時間が止まる説』【Vol.1】

ゲームクリエイター熱血道場とは

豪華ゲストが作品を見てアドバイスを送るYouTube番組『熱血道場』。
「ゲームクリエイター甲子園 2022」に応募された作品に対して、プロからの講評や月間MVPの発表などお届けする甲子園サポート番組です。

熱血道場 出演者ご紹介

道場主:宮田 大介

ゲームクリエイター熱血道場の道場主。
株式会社オルトプラスのゲームアライアンス事業執行役員 兼 ゲームクリエイターズギルド主催。ゲームアライアンス事業部では、ゲーム会社同士のマッチングコミュニティサービスである「ゲームコミューン」や、ゲームクリエイターの相互教育コミュニティである「ゲームクリエイターズギルド」、ゲームのマーケティング事業等、ゲーム業界を活性化するための新規事業の立ち上げを行っている。

副道場主:いそぴー

ゲームクリエイター熱血道場の副道場主。
ソーシャルゲーム黎明期からディレクター、プロデューサーとして数々のIPタイトルを牽引。 現在はゲーム業界専門キャリアコンサルタントとして人材採用、育成に携わる。

GCG公式VTuber:椎名木 るか

Twitter:https://twitter.com/Gamecreators_G
今回初参戦!
自分でゲームを作って大金持ちになることを夢見るVTuber。
「ゲームは面白い、ゲームを作る人はもっと面白い」をモットーに、ゲームクリエイターに役立つ情報をGCG広報として発信するために活動中。ホラゲー大好きネコ派。

チャンネル登録はこちら!

 

こちらの記事もチェック!

ゲームのカンブリア期に刺激を受けまくり、カービィシリーズを手掛けるクリエイターに

第5回目のゲストは『コトダマン』プロデューサー 中村泰良氏!【GC甲子園 2022 熱血道場】

第4回目のゲストはPICOPARK開発者の三宅俊輔氏!【GC甲子園 2022 熱血道場】

 


ゲームクリエイターズギルドとは
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)

スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/

▼学生向けLINEの登録はこちらから!

新規CTA

▼社会人向けLINE登録はこちらから!

新規CTA

GCG会員になると開催予定のスケジュールの確認やWEB会員証をゲットできます。

新規CTA

\“いいね”“フォロー”で応援お願いいたします!/