ゲーム業界を目指す学生、現役クリエイターのキャリアデザインを応援するゲームクリエイターズギルド。Twitterでは、就活やスキルアップ、キャリア設計に役立つ情報を発信しています。
中でも #マシュマロを投げ合おう では、就活に関連する質問に答えています。
ここでは、送られた質問とその回答を掲載するとともに、もう一歩踏み込んだアドバイスや役に立つ情報をお届けします。就活生は必見!
コンソール・モバイル・ソシャゲと3社でゲーム業界歴16年の人事。ゲームプログラマ経験もあり。IT・Web会社での経験もあり、広くデジタル系就活を知る国家資格キャリアコンサルタント。
ゲーム業界の面接ではどんな質問をされるの?
Q
第一志望の会社にポートフォリオが通りました!次回面接がありますが、ゲーム業界は特殊な質問をされたりしますか?また準備していた方がいい事とかありますか?A
ポートフォリオ通過!嬉しい!一般の面接と違いはないです。志望動機、ガクチカ、将来の希望など。ESとぶれないように注意を。これまでの制作経験、プレイしたゲームについて聞かれることがあります。学生の感想でなく、プロ視線があるか知りたいのであらかじめ自分の中で整理すると良いです。面接は、想定質問の回答を書くのがオススメです。頭の中の考えを文章にすると考えが整理でき、自分を客観的に見れるので気づきがあります。質問はESと共通します。
▼参考にどうぞ。
https://game.creators-guild.com/g4c/shukatsu-20210118/時間があれば学校の先生、就職課などで模擬面接をしてもらうのもいいです。よくゲーム系の学校じゃないから先生がわからないと言われるんですが、面接スタイルの練習をすることがまず大事なんです!緊張して何も言えないのが一番もったいない。まず慣れることが大事。
オンライン面接の場合は事前の環境準備も大事です。授業がオンラインで慣れたとはいえ、自分を見せることを考えている人は少ないはず。がんばってください!
▼前もって確認しましょう。
https://game.creators-guild.com/g4c/shukatsu-20210111/
「好きです」にどれだけ説得力を持たせられるか
一般的な就活での面接対策として、言葉遣いや服装はマスターしておきたいです。その上でゲーム業界の面接での特徴としては、その人がどれだけ本気でクリエイティブをしたいのか、もの作りが好きなのかの資質を見られます。
人事が担当する面接は一般的な就活と変わりませんが、面接官が現場の人となれば、いろんな世界観を持った人がいるので、どんな質問が出てくるか分かりません。これが一般的な企業であれば、個性よりも人当たりの良さを見られたりしますが、ゲーム業界は自分の意見がちゃんとあるかが重視され、「こういう答えをすればOK」がありません。
自分のやりたいことを掘り下げて、その理由や背景をしっかり伝えるために、自分の根っこの部分を箇条書きで書き出すなどの自己分析が大事になります。
自分の個性を出して印象付けるのがまず大事。相手の企業理念に合わせるのではなく、自分のやりたいことをアピールした上で、「それにこの会社が合う」と言えるのが望ましいです。
企業研究もしっかりやっておきましょう。その会社のゲームをやったことがないのに、面接前にゲーム実況を見る程度の付け焼刃で「このゲームが好きです」と言っても、すぐに見抜かれます。本当に好きで行きたい会社は1つか2つかもしれませんが、合う合わないはありますし、合わなければ終わり。自分の興味の幅を広げて選択肢を増やして、企業研究をしておくのも大切です。
自分の好きな狭い世界だけに閉じこもるのではなく、興味を持って自分の視野を広げて、いろんなゲームを、いろんな企業を見ていく中で、「自分の好きなジャンルのゲームではなくても、もの作りのスタンスが似通っている」など、今までにない自分の方向性も見えてくるはずです。
付け焼刃の対策は難しいですが、普段からそうやっていろんなゲーム、いろんな企業を見るようにしていれば、それを面接用にブラッシュアップするだけで大丈夫です。それを自分からアピールできるか。その準備を普段からしておきましょう。
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