ごきげんよう毛玉です。会社の健康診断で採血されたりバリウム飲んでグルグル回されてたりして体力ゲージが削られました。
狙い目だからと応募するのは、あまりお勧めはしません。
やりたくないのに面接で熱意を伝えるのは難しいでしょうし、実際に入社したらやりたくないその仕事をしないといけないので辛いと思います。
ただ、ゲーム業界の仕事をまだよく知らずに思い込みだけで職種を決めていることもあると思います。
ユーザー目線だと気がつかないけどこんな仕事もあるよ!を説明するので、視野を広げて考えてみてください。
人気がある職種
まず、人気があり、倍率が高い職種です。
プランナー
応募者のほぼ半数がプランナーと言っても過言ではありません。超人気職種です。
エンジニアやデザイナーのように開発経験がなくても応募できるので、ゲーム好きな学生がとにかく集まってきます。
多くのライバルと差別化を図ることが重要になります。
2Dグラフィックデザイナー(イラストレーター)
こちらもとにかく希望者が多いです。2Dグラフィックは担当する業務がたくさんありますが、希望が集中するのが「キャラクターデザイン」。
面接で「どんなことがやりたい?」と聞くと8割が「キャラクターデザイン」と答えます。
また、「とにかくかわいい女の子が描きたい!」人も多いです。
最近の学生さんはみんな上手なので差別化が大変厳しい状況です。
ゲーム(フロント)エンジニア
ゲームのユーザーから見える動いている部分をつくるいわゆるゲームエンジニア・プログラマも人気があります。最近はUnityの登場でゲームを開発できる人がグッと増えました。(20年前と比較)
自分でゲームの仕組みを考えて実装できるエンジニアはプランナーを希望するケースもありますね。
希望者が少ない職種
サーバエンジニア
オンラインゲームやネットワーク接続してプレイするゲームタイトルの開発に必要です。ゲームのゲームらしい部分ではなく、その裏側、ゲームとサーバの情報のやりとりを開発・保守する仕事です。
ネットワークを使ったゲームタイトルではここが肝。
どんなにゲームがおもしろくできても、ユーザーが接続できずに遊べなければ意味がありません。
積極採用しているのに、希望者が少なく、企業側が採用を苦戦することもあります。学生さんもユーザーから見えない部分なので、あまり興味を惹かれないんでしょうか?
この仕事の魅力は「縁の下の力持ち」
人気のあるタイトルであれば、リリース時やイベントにユーザーが殺到。膨大な量のトラフィックに耐えられるサーバ設計・実装が必要になります。ユーザーがノンストレスに遊べる環境を支えている大黒柱です。
サーバダウンなどのトラブルが発生したときは全力で対応にあたる姿は、ただただ頼もしい存在です。
ネットワーク・サーバの概念理解、構築経験、サーバ言語(PHP、Rubyなど)経験などがあると強いです。
UIデザイナー
ゲームの画面構成・レイアウト設計し、実装する仕事です。どうやったらユーザーが快適にわかりやすく遊べのかを考えて作っていきます。
企業によってはUI/UXデザイナーとしているところもあります。これはUX、つまりユーザー体験までをつくることを担当するということです。
この職種もユーザーから見えづらい(ゲーム画面は見えているけど意識しづらい)部分なので、学生さんが知らないのでしょうか、希望者が少ない職種です。
この仕事の魅力は「最初の遊びの体験をつくる」です。
実際にゲームを起動して遊ぶとき、プレイ画面に行き着くまでにさまざまな画面を経由しますよね。
そこがまずイケてないとゲームそのものまでがつまらなく、不快になってしまいます。
いちいち「どこ押したらゲームはじまるんだ?」「なんかごちゃごちゃしててわかりづらいな」「また変なボタンおしてプレイミスした!」などなど。
UIの基本設計はプランナーが担当することも多いですが、快適さや楽しさなどゲームの世界観に合わせてレイアウトやパーツをデザインしていくのは楽しい作業です。
ゲームUIは、イラストを描くのと違い、ゲーム実装して誰かに遊んでもらわないと本当の良し悪しがわかりません。
できればゲーム実装するか、それが難しければゲーム画面を構成する要素を考え、それをどのように配置したら使いやすいかイメージを膨らませると良いでしょう。
また、自分が遊んでよかったタイトルのUIを分析するも良いと思います。
「UI」自体はゲーム以外のシステムやWebページなどにも存在していて、さまざまな理論があります。興味ある方はこういったものを勉強してみると良いでしょう。
2Dデザイナーで背景・エフェクト希望
背景やエフェクトは企業ニーズが高いものの、実は希望者が少ないのです。
みんなキャラクターデザインがやりたいって言うからさ。
背景はそのゲームの世界そのものを、エフェクトはユーザーのワクワクドキドキを直接引き起こせる、ゲームならではの魅力的なお仕事です。
キャラクターデザインが一番やりたいけど、背景描くのも好き、エフェクト興味あるなんて人はポートフォリオやエントリーシートでそのスキルをアピールしても良いですね!
意外?未経験でも3D採用する企業も!
スキル・経験がないとダメそうな3Dですが、専門的に勉強できるのは専門学校くらい。
また、ゲーム開発現場でよく使われる高価なMayaはなかなか触る機会がなく、専門学校生も入学してはじめて触ったという人が多いのです。
なので「3Dやったことなくても教えるよ」というゲーム会社もあります。
もちろんこの場合、デザインの勉強をしていたり、2Dグラフィックを描けることが前提となりますが、「やったことない」で諦めていた人もチャンスがあります。
このあたりは企業説明会などで確認してみてください。
Blenderなど無料ツールも増えてきたので、今後はちょっとできるというのは強みになる可能性がありますね。
「やりたい」という気持ち
よく考えて職種を選ぼう
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