静かな森でたき火とコーヒーを楽しむ放置ゲーム『ふしぎの森でコーヒーを』インタビュー 癒しの森はどのように作られたのか?

『ふしぎの森でコーヒーを』インタビュー

コーヒーの木がすくすく育つ「ふしぎの森」で、癒しのソロキャンプを楽しむ。そんなゲーム『ふしぎの森でコーヒーを』が2022年1月にスマートフォン向けにリリースされています。シンプルな構成ですが、たき火の音や虫の音が聞こえ、静かな森に自分が行ったような気になる作品です。iPhoneAndroid向けにリリースされている本作で、癒しの森にみなさんもぜひ行ってほしい一作です。この一作がどのようにできたのか、見ていきましょう。

『ふしぎの森でコーヒーを』について

ふしぎの森でコーヒーを

コーヒーの木がすくすく育つふしぎの森で、癒しのソロキャンプ。
ホッとする物語で一息つきませんか。

 

■ キャラクター ■

サチ

地方都市に住む、すこし疲れ気味の会社員。
週末になると郊外の丘公園に一人でコーヒーを
飲みに行くことがある。本作の主人公。

 

魔女

「ふしぎの森」の住人。迷い込んだサチを導く。
コーヒーの実と引き換えに、キャンプ用品を融通してくれる。

 

グルメねこ

料理すること、食べることが好きな猫。
最高のフィッシュバーガーを追い求めている。
魔女の作るマフィンも大好物。

■開発について

●『ふしぎの森でコーヒーを』開発のきっかけについておしえてください

広告入りのアプリを初めて作るにあたり、自分が好きで作りたいものと、より多くの方に受け入れ楽しんで頂ける内容を折り合わせていきました。コロナが特に流行していた時期ということもあり、なるべくしんどい内容ではなく、癒しの方向としました。
また、私はプログラミングが特別得意なタイプではないので、作りやすいこと=放置ゲーム・アドベンチャーゲーム等も条件になりました。

それから自分にとっての癒しは何だろうとあれこれ考えた結果、ソロキャンコーヒーのゲームになりました。
夜散歩したりコーヒーをよく飲むのと、ソロキャンプ動画が好きで観ていたのが大きいかもしれません。(実際に自分でソロキャンプをしたことはありません。道具を揃えて、いつかやってみたいです。)
コーヒーに関しては、植物のことや原産からの流れを調べたり、『A Film About Coffee』という映画を観たりしました。「コーヒーノキ」という木になる実の種子だというのは、このゲームを作る上で知りました。

●開発チームは何人くらいでしたか

個人制作(企画・絵・プログラム・シナリオ)ですが、直接、間接的に多くの方々にお世話になっています。
使用させていただいている音楽、環境音、効果音、フォント、様々な方がネット上に載せてくださっているプログラムのノウハウやアセット、Unityのこと、アプリ公開にまつわる色々のこと。
入門の本、試遊して意見をくれる友人や、誤りを教えてくれる友人、公開後にゲームを気に入って情報を拡散してくださる方など。こうしたインタビューの形で注目していただけるのも大変ありがたいです。

●開発で苦労されたところは?

チュートリアルを作る上で、特別なタイミングでメッセージを差し込んでいく必要があり、想像以上に時間がかかりました。それでも改めて見直すと不親切な所があり申し訳ないです。
また、一つ一つの物語を丁度良い内容にして小分けするのにも地味に時間がかかっています。

●ゲームエンジンは使っていますか?

Unityを使わせてもらっています。

■ゲームについて

●『ふしぎの森でコーヒーを』のおすすめのポイントを教えてください

絵本のような世界観で、癒しのひとときを過ごせます。キャンプ用品を少しずつ揃えていく楽しみがあり、無心で遊びたい方、ソロキャンプやコーヒーが好きな方に特におすすめです。暗めの静かな部屋で、音ありで遊ぶと雰囲気が出ます。
特に焦ることのないゲームですので、気になったタイミングでぜひ遊んでみてください。

●たき火の音がいいですね。ヘッドフォンで聞くとソロキャンプをしてる感じを味わえました。

ありがとうございます。音の重要度が高いので、ヘッドフォンで聞いていただけて嬉しいです。
たき火のパチパチ音とコーヒー豆を煎る感じ、すごく合いますよね。

■会社(開発チーム)について

●チームの紹介をお願いします

ふじたかし:
富山県在住の35歳。絵を描くのが好きです。ちょうど去年の今頃(2021年3月)、勤めていた会社を辞め、どこまで面白いものを作って生きていけるか挑戦、と息巻いていました。
今だから言えるのですが、実際は精神的に弱ってしまったというのが大きく、あまりポジティブな辞め方ではありませんでした。その前の会社も似たような形だったので、会社員として詰んでいるのかもしれません。。
現在は主にエルデンリングを遊びつつ、次回作や、生活費的な意味で今後の身の振り方に悩みながら生きています。

●この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします

読んでくださり、ありがとうございます。
ゲームに限らず、何かを表現している人には勝手に仲間意識を持ち、リスペクトしています。
もしゲーム作りに興味があるけど何もやったことがない、という方がいらしたら、「ゲーム作り」という枠は一旦置いておいて、絵、3Dモデル、エフェクト、アニメーション、音楽、効果音、ボイス、文章、プログラムなど、まずは自分が一番好きな分野でオリジナルの何かを作って公開してみると、良い意味で頭のネジが外れていき、調子が出てきたり仲間が見つかったりするのではないかと思います。
このとき、人と比べて上手い下手ではなく、自分のテンションが上がるか、夢中になれるかどうかで進めると吉です。そうすればどんなに時間がかかっても、完成しなかったとしても何も無駄になりません。楽しんでガンガンやっていきましょう。

●ありがとうございました。

 

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