次回、5月8日にボードゲームイベントを開催します♪

【Vol.2】『第一線で活躍し続けるゲームクリエイターの20代の過ごし方』 【イベントレポ】

2019年11月30日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームクリエイターの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします!

Vol1はこちら

2019年11月30日(土)にゲームクリエイターズギルドEXPO2019が開催されました!今回のイベントは「学び合い・語り合い・教えあう」がテーマとなっており、フロア内では様々な催し物がありました!ゲームクリエイターズギルド EXPO2[…]

ツンデレ転職 新潟 発➭スクウェア 行

今井氏
スクウェアは3社目になるんですが、私が小学校6年生の頃にファミリーコンピューターが発売されまして、ファミコンで育った世代です。
当時ユーザーとしてスクウェアは興味があまりない会社でした、でも周りはスクウェアのゲームで遊んでいてすごく面白いって言うんです。周りは興味があって、僕は興味がないというギャップってどこにあるんだろう、中に入ったらもっと深く知れるんじゃないかな、と思って入社することにしました。
小林氏
実際に入って知ることができましたか。
今井氏
深く知ることが出来ました。出来た結果15年勤めているんで。いかに僕がスクウェア・エニックスを大好きになったかという。
小林氏
スクウェアでされた仕事はどんなことがありましたか。
今井氏
最初に携わった新規タイトルは世に出ず、1年半後にチームが解散することになりました。
その後に「会社のオーダーとしてこのプロジェクトに行ってください」と言われたのがサガ フロンティア2というタイトルでした。
サガ フロンティア2では3DCGのパイプラインを構築したり、モデリングやアニメーションなど一連の工程を全部やっていましたね。

『サガ フロンティア2』
1999年4月 スクウェア(現スクウェア・エニックス)より プレイステーションで発売。
100年間の歴史を様々なキャラクターに成り変わって体験し、歴史を刻む。

サガ フロンティア2…

小林氏
この辺は誰かに教えてもらった感じなんですか?
今井氏
合流前に言われたのは「SOFTIMAGEを使っているんで」だけです。
「あ、もうこれは全部僕がやらないといけないやつだ」って気づきました。
学生質問
「どういうキャリアを積んでいくとスクウェア・エニックスさんに入れますか」
今井氏

そうですね……当時と今では環境が違うので分からない部分もありますが、スクウェア・エニックスの面白いところは専門性の高いところだと実際に入って思いました。
行きたい会社で何がしたいか、が大切です。
例えばクリエイターとしてスペシャリストになって、スクウェア・エニックスに行ってさらにそれを何千万本売れるようなタイトルに活かしていく、といった志があると楽しく過ごせる会社かなと思います。
小さいタイトルを作っていってみたいな話だと違う会社さんに行った方が楽しく過ごせるのかなと思います。

キャリアの転機は恩師とともに

今井氏
私は92年から3DCGデザイナーをやってきて、99年くらいにあった出来事です。
スクウェア・エニックスって当時も今も素晴らしい3DCGを作りますが、その素晴らしいものを作っている人たちって小さい頃からアートや3DCG を志して、成長してきているんですよね。
自分のキャリアは途中までプログラマーなんです。本質的な能力面で結構難しいんですね。それが如実に出てきたのが99年くらいで。
そのときに、上司から言われたのが、「今井くんのデザインは凡庸だから」と。そんな優れていないよっていうことを一言で言われたんですよね。「ただ、この後3Dじゃなくて、UIをやっていくんだったら一緒に仕事していこうか」という話を同時にされたので、そこでキャリアを3DCGからUIへ変えていこうという。
小林氏
UIはいちから勉強していくことになるんですか。
今井氏
そうですね。このときはPlayOnlineを担当していました。
当時UIという言葉はなくて、ゲームだと”メニュー”って呼んでいました。UIっていう言葉が世に出てきたあたりから、WEBサービスの企画開発を始めていました。
始めに「メニューやってください」と言われたときも、特に説明はなくて、仕様を渡されたんですよ。仕様って言っても遷移図やレイアウトのみが200枚くらいあったんです。それを渡されて「とりあえずこれを把握してくれ」と。全部の資料を見て、どこにどういうメニューが表示されて、何の機能を持っているかを頭に入れて行ったときにメニューってこういうことを業務にしていくんだなと初めて知りました。そこからスタートですね。
『PlayOnline』(2002年~現在)
スクウェア・エニックスの総合エンタテインメント・ネットワークサービス。グローバルに受け入れられ、FF11などのオンラインサービスを提供。(開発は99年頃から)
小林氏
何もないところから自分でやっていく方が多かったんですか。
今井氏
多かったですね。
新しいことにチャレンジしていくというのがチーム内でも会社でも文化として醸成されていましたし、なんかもう新しいことしかない。前向きな感じで毎日を過ごしていました。

何を勉強するべき? どんなスキルを磨くべき?

小林氏
勉強をしてというより現場での経験を身に付けていらっしゃると思います。
もし学生さんから「何を勉強したらいいですか」とか「どんなスキルを磨いたらいいですか」という質問を受けたらなんと答えられますか。
今井氏
調べて出てくるようなことを学んでも僕の中ではあまり価値がないなと思います。WEBで調べて出てくることはみんながもう調べつくしているし、みんなの知識になっちゃっていて、多分そこで勝負をしようとするとキツイ勝負にしかならない。よくレッドオーシャンっていうじゃないですか。レッドオーシャンの勝負になっちゃうんで、ブルーオーシャンの勝負を探す方がいいのかなって思っています。
小林氏
江本さんはいかがですか。
キャリアの中で研修とかなくいきなり現場ということは多かったですか。
江本氏
NECは研修などちゃんとありましたが、新しいことをやっていくのでいきなり現場というのは多かったですね。
入って2年目で、”絶対止まらないシステム”を作るっていうことがありましたが、誰もやり方が分からず、ずっと議論してやっていました。僕の役割は夜中にきて、サーバーのディスクを抜いても止まらないねって確認するというのをやっていましたね。
小林氏
止まらないシステム(笑)すごいですね。最近はゲームとかよく止まったりするので……
よくある質問で「何を勉強したらいいですか」というのは、勉強するのもすごくいいと思うんですが、目的を持ってやる方がいいですね!

次回は「新しいハードの登場」
つづく…!

Vol3はこちら

2019年11月30日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします![sitecard subtitle=関連記事 url[…]


登壇者ご紹介♪

■今井 仁(いまい ひとし)
1997年スクウェア(現スクウェア・エニックス)入社。コンソールゲーム、デジタル家電アプリの開発、R&Dに携わる。2012年グリー入社。アート部門マネージャー、シニアマネージャーとしてスマホゲームの運用、新規開発、開発スタジオの副部長、部長としてスマホゲーム、コンソールゲームの運用、新規開発に携わる。2019年よりディライトワークスのアート部の副ジェネラルマネージャーとして主に組織運営を担当中。


■江本 真一(えもと しんいち)
NEC社にてシステムエンジニア、新規ソリューション企画を担当。コンサル会社を経て、2011年グリー社へ。SNS事業およびクリエイティブセンターを統括、またVR事業、VTuber事業といった新規事業を推進。
現在、ミクシィ社のデジタルエンターテイント事業本部にて、ゲーム開発、M&A/PMI、エンタメ事業全般を推進。

■小林 陽介(こばやし ようすけ)
2011年3月にグリーに入社。JapanGame事業 本部でゲームデベロッパーとのアライアンス事業を担当し 、オルトプラス社やGMOインターネットグループ、サイ バーエージェントグループ、グラニ社等との業務提携を推 進し、数多くのヒットタイトルを担当する。
2016年4月よりグリー100%子会社であるファンプ レックスを立ち上げ、執行役員副社長に就任、ゲーム事業 のM&Aを推進し年間取扱高100億を達成した。
現在、事業開発ギルドBizconcierを創業、複数 企業の顧問を務める。

Game Creators Guildとは
ゲームクリエイターが生涯現役でいられる世界を目指して、
ノウハウ還流の場やクリエイター同士のコミュニケーション機会など、
クリエイターの生涯活躍を支援する活動をしています。
会社の垣根を越えて、業界全体が協力してクリエイター育成が出来る
仕組みづくりを日々模索しています。
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