カプコンオープンカンファレンスレポート

カプコンオープンカンファレンスを訪ねる

東京と大阪で開催されたカプコンオープンカンファレンスに楽屋でまったり編集部もお邪魔しました!

今日はその様子と所感をお届けします。カプコンへの就職を希望する皆さんのお役に当てば何よりです。


来場者は学生など若い人が多かった

これまでのゲームカンファレンスというと、ゲーム業界のベテランが多数参加する……というイメージがあるかもしれません。でも、実際行ってみると今回のオープンカンファレンスの参加者は若い人が多く、熱心に展示内容を見ながらRE ENGINEに触れていました。

最初の展示はコンセプトアートの掲示から

展示はコンセプトアートの掲示から始まりました。

デザインの過程がパネルで表示されており、コンセプトアートを元に、デザインがどんどん形になっていく様子が見られます。
実際のゲームに配置した時の整合性もデザインの重要な要素です。

ゲームによってこれだけ違う!キャラクターアセットワークフロー

開催期間中にも放映されていた動画がYouTubeのCAPCOM R&Dに公開されています。その中からキャラクターアセットワークフローを見てみましょう。

カプコンでのキャラクターアセットの作り方はすべてのタイトルで同じではなく、ターゲットスペックや世界観など、それぞれの特性に最適化された手順やツールを選択しワークフローを構築しています。この動画では、カプコン社内にある3Dスキャンスタジオの様子や、『バイオハザード ヴィレッジ』『モンスターハンターライズ』での異なる取り組み、RE ENGINEがどのように使われているのかが解説されています。

RE:2022 映像コンテンツ 『当たり前じゃない!安定したリアルタイム通信を実現するテクニック』

ネットワークを介したマルチプレイアクションゲームは当たり前のものとなっていますが、すべての行動を送受信していると 通信ラグが発生してしまい爽快なゲーム体験が実現できません。 本コンテンツでは、『モンスターハンターライズ』の基本的なアクション通信手法や、今作での特徴的なアクション「操竜」での仕組み、どのような通信テクニックが用いられているかが解説されています。

チーム制作で大切な意思疎通に「シーンメモ」が活躍

いかに効率的に意思疎通を行うかはゲーム業界で働く際に重要な要素となっています。
「シーンメモ」は開発スタッフ間での不具合報告や意思疎通をリアルタイムに行うことができます。カンファレンス内では実際にメモを書くこともできるようになっていました。こういった点にも気が配られているところがRE ENGINEの特徴と言えるのではないでしょうか。

記事中で紹介している動画以外にも、カプコンのR&Dの情報発信チャンネルでは数多くの講演が公開されていますので、興味のある方は是非ご覧ください。

オープンカンファレンスを訪問した所感

カンファレンスの中で印象的だったのは、実際にRE ENGINEに触れることができたことでした。独自エンジンと聞くと少し身構える人も多いかもしれませんが、こういった機会に実機に触れてみることで視野を広げることができ、より良い就職につながるのではないでしょうか。今後も、こういった機会を活かして自身の夢をつかんでほしいと思います。

カプコンオープンカンファレンス事務局から皆さんへのメッセージ

今回ご紹介いただいたカンファレンスは、カプコンの技術情報公開による業界貢献の一環として開催したものです。
公式サイトから、動画コンテンツや当日の展示を疑似体験できるダイジェスト映像などが視聴できますので、学生の皆さんにも是非ご覧いただきたく思います。
https://www.capcom.co.jp/RE2022/

カプコンではAAAタイトルを世界中のユーザーにお届けすること、そして1つのタイトルをハードウェアの垣根を越えて様々なデバイスで様々なプラットフォームで遊べるようにすることを開発戦略としています。
そしてそれを可能とする自社開発の独自ゲームエンジン(RE ENGINE)を用いて、先行技術研究からタイトル制作まで一気通貫でできる体制を作っています。

このように書くとお堅い会社のように思われるかもしれませんが、職場はディスカッションが豊富な明るい雰囲気です。
ゲームエンジン開発とタイトル開発、開発終盤ではデバックを含めたゲームレビューなど品質管理とも密に連携を行いながら開発を進めていくことは、高品質かつ十分なボリュームがあり、満足度の高いタイトルをリリースするためには欠かせません。

ゲームは単なる成果物の足し算の結果なのではなく、様々な挑戦と試行錯誤を加え、時には一度完成させたものをそぎ落としてもユーザーに届けたい想いを高め融合させる、開発スタッフの結晶なのです。
世界中のユーザーに高品質なゲームタイトルを輩出できる環境はそれほど多くありませんので、最先端の開発環境に興味を持っていただける方のご応募を是非お待ちしております!

カプコンは皆さんと一緒に世界中のユーザーに楽しんでいだけるコンテンツを作り上げていくことを楽しみにしています。

 


ゲームクリエイターズギルドとは
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)

スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/

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