ゲームクリエイター熱血道場 2023 #8|「コンセプトをブラさず作り切ったのが素晴らしい!」mono賞を受賞した作品とは【GC甲子園 2023】

ゲームクリエイター熱血道場とは

ゲームクリエイター熱血道場は、ゲーム制作に関わる学生クリエイターのためのゲームコンテスト「ゲームクリエイター甲子園」の公式YouTube番組です。2023年のゲームクリエイター熱血道場では、「ゲームクリエイター甲子園 2023」に提出されたゲーム作品の制作者がゲームをプレゼンし、豪華ゲストがその場でプレイ&講評します。

番組内で取り上げた全作品は「ゲームクリエイター甲子園 2023」の総合大賞にノミネート。また番組の後半にはゲスト審査員に最も刺さった作品に、ゲスト審査員賞が授与されます。思わずゲストも唸ったクリエイター渾身の作品をとくとご覧あれ!「ゲームクリエイター熱血道場」は、毎週金曜日21時から配信中!

ゲームクリエイター甲子園公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/gck2023/
作品掲載場所「みんなのゲームパレード」 ▶ https://gameparade.creators-guild.com/

チャンネル登録はこちら!

第8回 出演者紹介

mono

講談社ゲームクリエイターズラボ(以下GCL) ラボメンバー。

2019年9月、東京理科大学からニューヨーク大学へ編入。
2022年3月、ニューヨーク大学在学中にGCLラボメンバーに採択され、卒業後インディーゲームクリエイターとして本格的な活動を開始。
2023年10月、ラボメンバーとして制作したゲーム「IGNISTONE」を発売。

道場主:宮田 大介

X(旧Twitter)▶ @gcg_miyata

ゲームクリエイター熱血道場の道場主。ゲームクリエイターズギルド主催。ゲーム会社同士のマッチングコミュニティサービスである「ゲームコミューン」や、ゲームクリエイターの相互教育コミュニティである「ゲームクリエイターズギルド」、ゲームのマーケティング事業等、ゲーム業界を活性化するための新規事業の立ち上げを行っている。

GCG公式VTuber:椎名木るか

X(旧Twitter)▶ @Gamecreators_G

自分でゲームを作って大金持ちになることを夢見るVTuber。ゲームは面白い、ゲームを作る人はもっと面白いをモットーにゲームクリエイターに役立つ情報をGCG広報として発信するために活動中。ホラゲー大好きネコ派。

ゲスト審査員が選出した4作品をご紹介!

「ゲームクリエイター甲子園 2023」の作品の中からゲスト審査員がピックアップした、審査員賞ノミネート作品はこちら!

『HUNTER2』 制作チーム:白米

【作品紹介】
ランダム生成されるエリアを選びバトルをクリアする毎にバフ効果や攻撃に状態異常を乗せたりできる能力を得たりして、ボスを倒すことが目標のローグライクアクションゲームです。

《詳細・ゲームダウンロードはこちらから》
みんなのゲームパレード ▶https://gameparade.creators-guild.com/works/1037

【代表制作者のコメント(一部抜粋)】
このゲームの売り込みポイントは「能力の組み合わせ」です。能力はランダムで選ぶので、プレイする毎に違った組み合わせで戦うことができます。幅広い世代の方に遊んでいただけるように、アクションはシンプルな操作感になるよう調整したほか、ヒットストップなどの仕様を入れて、戦闘が“作業”にならないように心がけました。

【monoさんの講評(一部抜粋)】
UIがとてもスムーズで丁寧に作り込まれていますね。操作も非常にシンプルで、かつアクションも気持ち良いので戦闘時のストレスが全くありません。試してみたくなるような能力もたくさんあって、ゲームとしての面白さが感じられました。ただ、周回ごとのビルドが少し分かりにくいので、“前回のビルドと今のビルドの差”が分かりやすくなるように、3つの改善策を提案させてもらいます。

一つ目は、大技の威力を大幅に上げて必殺技にすること。二つ目は、装備のステータス上昇率と敵のステータスを上げること。三つ目は、ビルドによる変化をはっきり確認できるUIにすること。これらが修正できれば、より面白いゲームになると思います。

『BlockWorld Ai』 制作チーム:

【作品紹介】
Aiがキミのパズルを学んで、凶暴化してしまったフレンズにキミと共に戦う新感覚 Ai育成パズルゲーム

《詳細・ゲームダウンロードはこちらから》
みんなのゲームパレード ▶https://gameparade.creators-guild.com/works/944

【代表制作者のコメント(一部抜粋)】
独自システム「BLRS(ブラス)」を使ったAIを育成する様子や、星ブロックなど多様なスキルが彩るバトルが売り込みポイントです。パズルを解いている間に「BLRS」が学習を行い、最後のボス戦では学習したAIがボスと戦ってくれます。

【monoさんの講評(一部抜粋)】
パズルゲームとしての質がとても高いですね。テンポ感も凄く良くてAIの育成がポンポン進むので、次もやりたいと感じるゲームだと思います。「AIを育てるパズルゲーム」という新しい体験ができるのが、とても素晴らしいです。ただ、実際にプレイをしてみて、AIを育てている実感が湧きにくいように感じました。

今の状態だと「パズルを楽しくプレイしていたらAIが育っていた」という感じになっているので、プレイヤーの行動をどのように学んだのかを具体的に説明することができれば、かなり改善されると思います。例えばゲームのクリア画面に「○○は星ブロックの使い方を学んだ!」などのように、どの行動がAIの育成に役立ったのかを可視化させたり、「育成TIPS」を追記してどうすれば学習が進むのかを提示したりするのも良いかもしれません。

『BeatBullet』 制作チーム:律動俱楽部

【作品紹介】
ビートに乗ってリズミカルに敵を撃ち倒していく2Dリズムシューティングゲームです。

《詳細・ゲームダウンロードはこちらから》
みんなのゲームパレード ▶https://gameparade.creators-guild.com/works/972

【代表制作者のコメント(一部抜粋)】
ゲームの進行に合わせてゲーム内のBGMが盛り上がっていくところが面白い点だと思います。リズムに合わせて弾を発射させると弾の威力がどんどん上がっていくので、敵を倒しやすくなるのがポイントです。一番難しかったのは、プレイヤーの入力判定を3段階で評価するところです。

【monoさんの講評(一部抜粋)】
音楽に合った演出がとても気持ち良いですね。難易度が難しすぎるとリズムに乗れなくなってしまいますし、逆に簡単すぎてもゲームとして成立しないのですが、この辺の調整がちゃんとできていて素晴らしいです。それに操作がシンプルでワンボタンで遊べるので、この操作性は音ゲーとの相性も良いと思います。

僕は音ゲーが大好きなのですが、もう少し曲とプレイヤーのビートの一体感を上げても良いのかな、と感じました。今はリズムが完全に一定なんですが、タイミングに対する反応がプレイヤーの下にもあって少し目が行きづらいので、「Perfect」などのエフェクトをもう少し分かりやすい位置に出しても良いかもしれません。その部分が改善できればさらに良いゲームになると思います。

『PanicQ』 制作チーム:PicaSoft

【作品紹介】
「PanicQ」は強くて怖い相手を驚かせてパニックにさせていく体験を楽しめるアクションパズルゲームです。オオカミに隠れながら近づき驚かせ、仕掛けたトラップに連続で引っ掛けて、パニックにさせましょう!

《詳細・ゲームダウンロードはこちらから》
みんなのゲームパレード ▶https://gameparade.creators-guild.com/works/1281

【代表制作者のコメント(一部抜粋)】
理論上は全て1回の“驚かし”で攻略できるようになっています。一筆書きのように綺麗なルートで攻略することも可能なので、やり込み要素があるのがポイントです。

【monoさんの講評(一部抜粋)】
ステージ選択の雰囲気が凄く良くて、コース説明のデザインもとても可愛いですね。ステージ構成も丁寧に作り込まれていると思います。パズル自体は凄くシンプルなんですが、演出だけで「驚かせる楽しさ」というゲームコンセプトが体現できているのは本当に素晴らしいです。

ただ、終盤のステージではクリアするのが難しくなるので、もう少し補助的要素が欲しいですね。今はカメラがオオカミに照準が合っていて、ステージ全体を見たい時にカメラワークがオオカミに持っていかれることがあるんです。カメラの視点を変えてみたり、ギミックを置きたい場所にマーキングする「マーキング機能」を追加したりと、攻略の補助となる仕様を追加すると、より良いゲームになると思います。

今回取り上げた4作品は「ゲームクリエイター甲子園 2023」の総合大賞にノミネートされます!

ゲスト審査員賞 mono賞発表!

椎名木決め手は何でしょうか。

monoコンセプトの表現の仕方が素晴らしい、その一言に尽きます。「驚かせる楽しさ」という軸を全くブラさず、当初から目指していたものを作り切ったのが本当に素晴らしいと思ったので、今回は『PanicQ』をゲスト審査員賞に選ばせていただきました。

本内容はこちらからご覧いただけます。

今週のED曲「♪ Towards Victory/伊藤大起」

今週のED曲は、伊藤大起さんの「Towards Victory」でした。

monoさんからのお知らせ

mono自分が制作したローグライクアクションゲーム『IGNISTONE』が、Steam/iOS/Androidにてリリース中です。もしよければぜひ、遊んでみてください!

『IGNISTONE』公式サイト
Steam ▶https://store.steampowered.com/app/2393890/IGNISTONE/
iOS ▶https://apps.apple.com/jp/app/ignistone/id6464362665
Android ▶https://play.google.com/store/apps/details?
id=com.MonoEntertainment.IGNISTONE&pli=1

ゲームクリエイター甲子園 2023開催中!

ゲームクリエイター甲子園は「ゲームクリエイターズギルド」が主催の、ゲーム制作に関わる学生クリエイターのためのゲームコンテストです。このゲームコンテストの最大の特徴は、“成長型ゲームコンテスト”であること。作品がない状態からでもエントリーが可能で、1年を通して作品をブラッシュアップしながらクリエイター自身の成長を目指します。

制作途中の作品でも応募すればプロのクリエイターからアドバイスがもらえるほか、学生クリエイターコミュニティに参加する仲間たちとの切磋琢磨で刺激を得ることができるのも、このコンテストの魅力の一つ。過去の参加者の中には、企業からオファーを受けて新卒採用に至った方もいらっしゃいます。

「ゲームクリエイター甲子園 2023 発表授賞式」12月16日開催!

「ゲームクリエイター甲子園 2023」の総合大賞やその他様々な賞の授賞式を行う「ゲームクリエイター甲子園 2023 発表授賞式」を、2023年12月16日(土)に横浜産貿ホール マリネリアにて開催いたします! 結果発表や表彰式の様子はゲームクリエイターズギルド公式YouTubeチャンネルにてライブ配信するため、ぜひお楽しみに!

▼詳細はこちら

ゲームクリエイターの楽屋でまったり by Game Creators Guild

こちらの記事もチェック!

ゲームクリエイター熱血道場 2023 #6|「シンプルに面白い!」麻野一哉賞を受賞した作品は…?【GC甲子園 2023】

ゲームクリエイター熱血道場 2023 #7|テトラポッド葉山賞を受賞した作品は?動画内ではレベルデザインを学べる方法も【GC甲子園 2023】

【学生のゲーム作品をフィードバック】講談社ゲームクリエイターズラボ×ゲームクリエイター甲子園 出張編集部レポ


ゲームクリエイターズギルドとは
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)

スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/

▼学生向けLINEの登録はこちらから!

新規CTA

▼社会人向けLINE登録はこちらから!

新規CTA

GCG会員になると開催予定のスケジュールの確認やWEB会員証をゲットできます。

新規CTA

\“いいね”“フォロー”で応援お願いいたします!/