月間賞って?

ゲームクリエイター甲子園 2022の審査方法の1つ。2022年6月から11月の各月に、該当作品へ贈られる月毎の賞です。
月間賞は「月間ツイート賞」「月間ランキング賞」「月間部門賞」と分かれています。

「みんなのゲームパレード」についているバッジを要チェック!

ゲームクリエイターズギルド公式サイト

「みんなのゲームパレード」は、日本中の開発中ゲームのβ版が集まるサイトです。GC甲子園の応募作品など様々な作品をプレイ可…

 

7月 月間部門賞 受賞作品をご紹介!

月間部門賞とは、作品サイト「みんなのゲームパレード」の各カテゴリ別注目度ランキングの1位に贈られる賞です。(集計期間:月末の23時59分まで)

7月に月間部門賞を獲得したのは…
【キャラクター】部門からチーム名 ミナラクターンの『ムシ娘』
コンセプトアート】部門からチーム名 「After you.」製作委員会の『After you. 』
【サウンド】部門からチーム名 ももんがアマービレの『グルンぐるんスナイパー』
【企画書】部門から6月に引き続きチーム名 就活頓挫の『忍弧』が獲得!
それぞれのチームへインタビューを行いました。(企画書は2ヶ月続いて同チームのため今回はインタビューを行っていません。)

7月【キャラクター】部門賞『ムシ娘 キャラクター図鑑』、チーム名:ミナラクターン

◎作品紹介
昆虫の擬人化に挑戦してみました!! イラストは修行中なので、画力を鍛えながらブラッシュアップしていきます!

──キャラクターを生み出すときに意識していることはありますか。

『シルエットにした時にどのキャラかわかるようにする』という、どこかで聞いた個性的なキャラクターの生み出し方を意識しております。
頭に何かをつけてみたり、ポーズを考えてからそれをシルエットにし、確認しながら思考錯誤しております。

後は、キャラデザインに遊び心を取り入れていることもあります。この作品だと、『「モンシロチョウ」は捕まえたくて追い回した経験があったので、服のグラデーションを「モンスターボール」みたいにしてみる』ことや『「クロゴキブリ」は家にいるイメージが強いことから、メイドのキャラにして「おかえり」って言わせてみる』ことなどを意識しました。自分は画力がまだそんなに高くないからこそ、こういった部分をより徹底して魅力的なキャラクターを生み出そうと思考錯誤しております。

 

──昆虫に着眼点を置いたのはどんなきっかけがあったんですか。

実は「アイドルゲームの企画を考えよう」という思いつきから、昆虫に着眼点を置くというアイデアが出ました。自分が小さい頃に経験した「昆虫収集」で面白いと感じていた「歩く」「探す」「捕まえる」という動きをアイドルゲームの動作に取り入れたら、その中で異色の面白さを実現できるのではないかと思ったことがきっかけです。後は、「ウマ娘」のような何かを擬人化した美少女キャラたちは「擬人化元というテーマで統一されている」かつ個性的なデザインがとても魅力的だと思ったこともあります。

 

──企画書も公開しているとのことですが、この先キャラクター図鑑にはどんなムシ娘が追加される予定ですか。

「カブトムシ」や「ハナカマキリ」のようなメジャーな人気昆虫から、「トゲアリトゲナシトゲトゲ」のような少しツッコミどころのある昆虫まで幅広く追加されるかもしれません。
後は、自分の画力が少しだけ上がったという背景もあり、追加だけではなく既存の『ムシ娘』のデザインもさらにパワーアップできればいいなと思っております。

 

──ちなみに企画書とキャラクターどちらが先に頭に浮かんで形にしていきますか。

企画書です。
「昆虫収集」の面白さを取り入れたアイドルゲームというアイデアが先に思い浮かび、そのゲームシステムがあってこそのキャラクターデザインを形にしていきます。例えば、「クロゴキブリ x メイド服」の組み合わせは、『マップ上の住宅内に出現しやすいムシ娘』として、出現場所にある程度の推測ができるようなデザインを意識しました。(ゴキブリとメイドには、「家にいる」という認識のされ方に共通点があると思ったため)

──今のところ宣伝はありますか。

私は、「みんなのゲームパレード」には、これ以外にも数多くの作品を投稿しています。
その中でも、「CODE_Alice」というゲーム作品は、熱血道場で紹介いただいて『総合大賞ノミネート作品』になりました。まだほとんどが未完成ですが『ムシ娘』同様、キャラデザインにもかなりこだわっていますので見ていただけると嬉しいです!!

ミナラクターンさんの『ムシ娘』はこちらからご覧いただけます。

 

コンセプトアート:After you. チーム名:「After you.」製作委員会

◎作品紹介
貴族である主人公とその使用人が、本でしか見たことのない「海」を目指す物語です。PV風となっておりますが、ストーリーが理解できる構成になっていますので、物語も楽しみながら観ていただきたいです。アニメーションでしか表せない空気感や表現にこだわりました。主軸であるキャラクター達だけで無く、背景や小物にも力を入れていますので、細かな設定を見つけていただけると嬉しいです。

──個人制作のタグが付いていましたが、お一人ですべて制作されたんですか。

アニメーション・背景・編集ともに全て私一人で制作しました。
アニメーションを作ってみようと決意したころは、キャラクターの設定で悩むこともあり、学校の友人に「こんなキャラクターはどうか」と手助けをしてもらいながら進めていました。

──アニメーションを作ったのは初めてですか。

元々アニメーションが好きで、今までは3秒未満の短いアニメーションを1カットだけ描いたりしました。今回のようなストーリー調の長いアニメーションは初めて作りました。

 

──すごく引き込まれる映像だなと思いました。この先、企画書やキャラクターデザイン紹介などの予定はありますか。

紹介する場があれば是非紹介したいと思っているのですが、ゲームクリエイター甲子園で応募した作品としては、これ以上新しい情報を更新する予定はありません。

 

──ゲスト審査員 山下諒さんから審査員賞を獲得おめでとうございます! 映像制作をしている身からしてこの高校生はヤバすぎる」とまで言われていましたね。選ばれたお気持ちはいかがでしょうか。

この度は、審査員賞を頂き本当にありがとうございます。実際にプロの方に見て頂いただけでも光栄なのに、まさか賞まで頂くことができ、本当に感無量です! これからも制作活動を続けていくにあたって、凄くモチベーションに繋がる出来事になりました。改めて本当にありがとうございました。

 

「After you.」製作委員会さんの『After you. 』はこちらからご覧いただけます。

 

7月【サウンド】部門賞『グルンぐるんスナイパー』、チーム名:ももんがアマービレ

◎作品紹介
中ボスとして立ちはだかる敵をイメージして作りました。
強敵として立ちはだかるが、間抜けな性格と詰めが甘いのが原因で負けてしまう残念なキャラクターを想定しています。

──作品について教えてください。

そろそろ中ボスっぽい曲を作りたいなと思い、立ちはだかるように登場し、そのまま戦闘に突入する感じで作りました。ただ、強敵ではあるのですが、ちょっと間の抜けた性格だったり、詰めが甘かったりで負けてしまう残念なキャラクターといったイメージです。

 

──中ボスをイメージしたサウンドとのことですが、たしかにちょっと強いかもしれないけど倒せそうな雰囲気を感じられますね! どんなきっかけでこのサウンドが誕生しましたか。

私が作りたかった曲は、中ボスといっても強敵感よりは、どこか憎めない個性的なキャラクターのイメージでした。たとえば『スーパーペーパーマリオ』にでてくる「ミスターL」みたいな感じでしょうか。

 

──今回の作品制作で参考にしたことなどあったら教えてください。

直接聞き比べてしまうと『スーパーペーパーマリオ』の「エルガンダーバトル」からインスパイアされているのは隠しきれていませんね。あとは『スペースインベーダー』からはじまる、ゲーム音楽の原点的な意味での「音」を参考にベース周りを作りました。

 

──普段からサウンドを作ってから、そのイメージで絵を描かれるのでしょうか。先に絵が出来てサウンドをイメージすることもありますか。

通常はサウンドをだいたい作り終わった段階で平行して絵を描いています。普段、あまり絵は描かないのですが、フリー画像からイメージに合うイラストを探すより、たとえ下手でも自分で描いた方がなにか良い結果、たとえば音楽の方の完成度をより上げたくなったり、次の作品の糧とかに繋がるのかなと思い、描いてみました。

 

──宣伝がありましたらお願いいたします。

去年、はじめて冬コミにサークル参加しました。同人CDを作ったのもやっぱりはじめてでしたが、直接感想を頂いたりしてとても嬉しかったです。今後もコミケにはできるだけ参加していこうと思いますので、ぜひサークル名「ももんがアマービレ」を検索して来てください。

 

ももんがアマービレさんの『グルンぐるんスナイパー』はこちらからご覧いただけます。

7月【企画書】部門賞『忍狐』、チーム名:就活頓挫

◎作品紹介
シッポ取り×忍者×狐を組み合わせたゲームの企画書です。
中高生男子をターゲットに馴染みある「シッポ取り」という遊びの幅を広げ、カッコよくスタイリッシュに楽しめるゲームを目指して作成しました。

就活頓挫さんの『忍狐』はこちらからご覧いただけます。

6月にインタビューをしたこちらをご覧ください。

 

 

今回は3チームにインタビューを行いました。ももんがアマービレさんは別作品のため2回目のインタビューとなりましたが、作品制作への姿勢など益々伝わってくるお話が聞けたかと思います。
部門賞を惜しくも取り逃してしまったチームもまだまだチャンスはあります。どんどん作品をブラッシュアップしてクリエイターとして成長していきましょう!

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ゲームクリエイター甲子園 2022にエントリーしよう!

ゲーム制作に携わる学生クリエイターの可能性を最大化する成長型ゲームコンテスト!

最終締切となる10月31日まで、いつでも応募でき、何度でも応募できます。
作品がない状態からでもエントリーは可能で、1年を通して作品をブラッシュアップしながら、作品とともにクリエイターが成長することを目指します。

昨年のゲームクリエイター甲子園 2021出場者 インタビュー
どんな学生クリエイターがどんな思いで作品を制作し、賞を獲得したのかご覧いただけます。

GC甲子園

『ゲームクリエイター甲子園 2021』は参加人数が約1500人、参加作品数は約700となり、65の企業にスカウト・サポートをいただきました。表彰結果、クリエイターインタビューをご覧ください。作品紹介ページから作品をダウンロードして遊[…]

 

 


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会社の垣根を越えて、業界全体が協力してクリエイター育成が出来る 仕組みづくりを日々模索しています。
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