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ポートフォリオは自分ブランディング!見せ方を設計しよう【ゲーム業界就活】

ごきげんよう、毛玉です。またひとつ好きなタイトルがサ終を迎えました。
開発者の方が「力不足で」とコメントするのを見て、いや私の課金が足りずに申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
開発・運営の皆さまの努力を無駄にしないよう、終了まで遊び倒します!!(私信)
ポートフォリオをつくろうと思います。
これまで描いた絵を全部載せたらいいですか?
自分と自分の作品をどんな風に見せたいか
考えるところから始めましょう。
デザイン系を目指す学生さんのお悩みNo.1と言っても過言ではないポートフォリオの作り方。
その人の作品や持ち味は違うし、すべての会社に通用するポートフォリオはないので「こうすれば完璧!」はありません。
今回は、基本、どのような考え方でつくるのか、またこれがあると選考サイドはうれしいを解説していきます。
企業によってポートフォリオ内容に指定がある場合が!
説明会での説明や、募集要項の選考方法の記載を確認しよう。
企業によって見たい作品、見ている部分は違います。
まず自分の基本ポートフォリオをつくって、そこから企業にフィットさせていくと作りやすいと思います。

ポートフォリオとはなにか?

ポートフォリオは自分を売り込む資料です。
企業側に自分の魅力を伝えなければいけません。

そう『自分ブランディング』が大事なのです。

まず『ブランド』とはなんでしょう?
洋服などのアパレルのイメージが身近でしょうかね。
他の商品との差別化、着ていることで価値観が生まれる概念が『ブランド』です。

人間に置き換えれば、自分にある他の人と違った価値・魅力と言えます。
就職活動においては、自分が何ができて、どんなものが好きで、どうイケているのかをアピールし「私を採用したら御社の仕事、はかどりますよ!」を伝えことがブランディングなのです。

ちなみにこう伝えると
「自分そんなに能力ないし、まだ働いたことがないから仕事に役立つかどうかわからないし」
とモニョモニョしてしまう学生さんがいます。
いいんです!
これは自分について分析して、自分の判断で、自分の中で一番得意なことや人に褒められて自分もなんとなくそうだな、と思うことでいいのです。

つまり、企業研究と自己分析をし


あなたの会社は〇〇だと思うので、自分の能力や考え方が合いそうなんですけど、どうですか?

という話でいいのです。

もしかすると、応募した会社は

ごめんなさい、残念ながら合わないです。

と、答えるかもしれません。
でも、それは合わないだけで、あなたが悪いとかダメとかの話ではありません。

テイストやその時々の企業の状況によって欲しい人材は変わります。
無理して企業に合わせるより、自分自身のものづくりの能力や好みをきちんと伝えられる資料をつくってアピールしましょう!

 ポートフォリオは設計から

ではポートフォリオをつくりましょう!
最初に載せる作品を集めましょう。載せるのはこれまで自分が制作したものから選ぶことになると思います。
もちろんポートフォリオのために新しく作品を制作することあるでしょう。

自作イラストや自作ゲームで使った素材、学校の課題や卒業制作、個展向け作品やインターン・アルバイトで制作したもの(企業の了承を得ましょう)などいろいろある中でお気に入りのもの、イケてるものをピックアップしましょう。

イラストがたくさんあるんですけど、全部載せたらいいですか?
キュレーションが必要です。

たくさんの芸術作品が飾られている美術館。
美術館のコレクションを展示する常設展だけでなく、テーマに沿った展示がなされる企画展など芸術作品が盛り沢山です。

これは無尽蔵に置いているわけでなく、学芸員・キュレーターが企画したり、テーマに沿って見せ方を考え、作品を選び、配置していきます。

ポートフォリオも同じです。
読み手に何を見せたいか、何を感じて欲しいかをまず考え、どういうものにするかの設計が大事なのです。

どんなポートフォリオにするかは、その人自身をどう表現するかという話なので、学校のテストのような正解はありません。自由です。
極端な話「自分は圧倒的な画力があって、誰もが驚く作品ばかり!見て!!」というコンセプトであれば、バーンと作品を並べたらいいのです。
どうでしょう?漠然とどんなものにするかイメージが沸いた方は次の「制作How to」を確認してください。

全然、わからないです!という方はまず、下記の文章の「  」を埋めていきましょう。

①私がゲーム会社に入ってやりたいことは「    」です。
②私が作品をつくる上で得意なことは「      」です。
③私が好きなコンテンツや世界観は「       」です。
文章の長さはどれくらいでも大丈夫です。長文でも単語でも。
ここに書いたことがあなたのものづくりの世界を端的に表していて、それをひとつひとつの作品、作品の並びやレイアウト、全体のデザインなど視覚情報で企業に伝えられるようなポートフォリオをつくりたいです。
例えば
①私がゲーム会社に入ってやりたいことは「 世界観をつくる仕事 」です。
②私が作品をつくる上で得意なことは「 空想の世界を描くこと、特に背景 」です。
③私が好きなコンテンツや世界観は「 ファンタジーもの 」です。

こんな希望を持っている人。きっとファンタジー系が得意な会社に応募するんでしょうね。

世界観をつくる仕事をするためには、世界をつくり出す必要があり、その世界はどんな風景で、どんなキャラクターや動物、モンスター、マテリアルが構成しているでしょうか。
ポートフォリオではこのあたりをアピールすると良いですよね。ちょっとイメージしてみましょうか。
背景が得意というからには一番自分の中で高評価なファンタジー世界の背景イラストを最初に載せてアピールしよう。
世界をつくり出すためには、まず現実世界を描けることを証明したいな、と思えば写実的な風景画も入れよう。
ハイエンドのグラフィックばかりだと、コンシューマーしかやりたくないように見えるといけないから、スマホ向けカジュアルゲームのイメージでつくった背景やUIも入れてテイストの広さもアピール。
ゲーム以外のことも興味あるから学校で友達と企画展をやったのでその企画から実際の様子、掲載作品も写真で紹介して自分の活動を見てもらおう。
美大で受験も含めてデッサンをがんばってきたらか最後にデッサンをいくつか。

などなど。いろいろ考えられますよね。

これらを可視化できれば「この人は、現実もファンタジーも良く見て作品制作をしてきたらか、うちの会社でファンタジー世界つくるのにがんばってくれるんだろうなあ」と採用担当者は思います。

なんとなく、設計・目的が見えてきませんか?自分をアピールする方法、自分の価値、方向性がわかるものを目指せば良いのです。

制作How to

設計が見えてきたら実際に制作に着手しましょう。
ここでは、ポートフォリオの制作手順、制作時に気をつけると良い点をお話します。

構成を決める

設計を元に、どの作品を載せるのか、どのように並べてレイアウトするか、何ページにするかを考えます。

  • ポートフォリは何ページ?
    よく聞かれるのがポートフォリオのボリュームです。これも自由で構いませんが、少なくても判断しづらいし、多すぎると読むのが大変。
    また、これまで製本し物理で提出することが多かったですが、最近は企業側がリモートワークであるため、データでの提出が求められます。
    送受信ができる容量におさまるように調整しましょう。

    ちなみに物理提出の場合、印刷で製本されたものもあれば、20ポケットのクリアファイルに作品をいれたものもあります。20〜40ページが多いように思います。
    悩まれる方はご参考に。
  • 一番最初のページって大事
    めくって1枚目が読み手のモチベーションが高いのです。
    特に狙いがない場合、ここに一番見てもらいたいもの、上手にできたものを置くと良いでしょう。
  • 差し替えられる構成に
    また、企業ごとに好まれるポートフォリオ、アピールするポイントは異なります。

    例えばロボットがメインのゲーム会社に萌え系美少女のイラストだけを送ったとして、ロボットが描けるのか、またロボットゲームをつくりたいのか判断に困ると思いませんか?

    相手が見たいものを想定して作品を選ぶと良いですよ。いくつかの会社に応募するのであれば、相手によって作品を差し替えられるようにすると良いでしょう。もちろん、差し替えないという選択もありです。
    1冊の本として製本する場合は差し替えられないのでこれまでの経験をいったんの完成品として、また自分の基礎能力をアピールできる仕上がりを目指せるといいですね。

    ちょっとそこまで自信なければクリアファイルにすると差し替えが楽です。
    こういうのです。
    難点は固定式クリアファイルより単価が高いところですね。

ポートフォリオ全体のデザインを決める

表紙から内容までトンマナを決め、統一したデザインにすると良いでしょう。
製本するか、データで使うかによってもデザイン・レイアウトは異なってきますね。製本ならCMYK、データならRGBとか、細いフォントだと印刷したときの文字の潰れはないかとか考えることはたくさんあります。
ここはデザイナーとして腕の見せどころです。

自由で構いませんが、ひとつだけ絶対お願いしたことがあります。
表紙に自分の名前を入れ、識別しやすくしてください。企業側は複数のポートフォリオを確認します。誰のかわかるようにしてもらえるとこちらの確認がしやすくなるのでお願いしたいです。

作品掲載作業

ただ作品を載せるだけでなく、下記説明を作品に添えるとよりわかりやすくなります。
もちろん、これらがなくても成立するポートフォリオの構成であれば不要です。そこはご自分のデザインポリシーで判断してください。

  • 制作時期
    その作品を制作した実力はいつ頃のものかを企業は知りたいです。昔の作品から現在の作品まで成長が見られれば、伸び代があると判断できるのです。
  • 利用ツール
    最近はツールのロゴを載せるのが流行りみたいですね。学生さんのポートフォリオを拝見しているとよく見ます。
    特に決まりはないので、ロゴでもいいですし、テキストでもいいです。
  • 制作意図やコンセプトや説明。工夫した点、苦労した部分などのコメント。
    感想ではなく意見・考察を書きましょう。女の子のイラストによくあるコメント「かわいい女の子が好きなのでかわいくしました」
    これは、どんな女の子が好きなのか、かわいいとは具体的に何なのか、誰に向けて描いたのか、その意図は何かが抽象的すぎて伝わりません。立派なことを書け!とは言いません。読み手がいることを考えて説明を入れましょう。
  • 複数人で制作した場合は自分の担当箇所をわかるようにする
  • アニメーションや映像作品はWebで作品を公開し、それが見れるようにURLを。
    最近、QRコードが多いですが、個人的はリモートワークのため、データでポートフォリオを見ていたのでやや不便に感じました。データ送付の場合はURL記載もご検討くださると私はうれしいです。

よくある質問

自己紹介はつけた方がいいですか?
つけてもつけなくても大丈夫です。
あった方がいいかどうかは企業によって好みがわかれるところです。

履歴書やエントリーシートで書かれていることと重複しているなら、そっちを見ればいいいですし、ここでも目的をどうしたいか次第です。

ファンアートは載せてもいいですか?

これはなぜファンアートを載せるのか目的次第だと思います。

IPタイトル(他社のアニメやゲームなどのIPをライセンスや受託で開発しており、別に版権元があること)の場合、その元となるアニメや漫画、ゲームの世界観をそのまま再現する必要があります。こういう企業の場合は、版権を上手に描けることはアピールになります。
さまざまなテイストの版権イラストを元の世界観を守って描けるのは大変な強みです。

しかし、自分の画風を取り入れて描いているものだと、元々の版権とはだいぶ違うキャラクターになった場合はどうでしょう?何をアピールしたいんでしょうか。
単なる二次創作だとそれを嫌う企業もあります。

「すごく上手に描けたので見て欲しい!」「このキャラクターがめちゃくちゃ好きなんです!」というアピールが目的なら載せればいいでしょう。
ただ、なんとなく、とか、作品数が少ないから載せるというような後ろ向きの理由であればお勧めしません。
狙いが明確なら載せたらいいと思います。

デッサンは入れた方がいいですか?
デッサンからは基礎画力がわかります。
ですので画力、今後の伸び代を確認したい企業はデッサンを見たがります。

しかし、デッサンはそんなに上手ではない、という人もいるでしょう。
美大は受験に必要だし授業もあるのでデッサンをやってますが、専門学校生は経験が少ない人も多いです。
また美大でも映像やWebなどのUIデザインではあまりデッサンをやっていません。

「むしろマイナスでは」と思うのであれば載せなくてもいいと思います。
ゲーム業界のデザイナー全員が画力お化けな訳ではなく、画力以外の部分で評価されることもああります。他の部分でアピールしましょう。なお、企業からデッサンを入れる入れないの指示がある場合があります。
説明会等で話があるので必ず企業へ確認しましょう。
画力がないんですが、どうしたらいいでしょう?
まず、お伝えしたいのですが自分から「画力がない」なんて言ってはダメです。
あなたがゲームを買おうとしたとき、開発者側から「おもしろくないやつなんですけど」「キャラ絵が上手くなくて」とか言われて遊ぼうと思いますか?
謙遜なのかもしれませんが、お金を払って、時間をつかって遊ぶのであれば、きちんと楽しめるものがいいですよね?

時間がなかったり、トラブルが発生して思いどおりの出来にならなかったとしても、それは開発者の都合でユーザーさんに迷惑をかけてはいい話ではありません。ゲーム業界を目指して就活するということは、絵の世界でプロになろうとしています。
学生の身分でもプロを目指すからには自分がつくったものを自信を持って出してください。

とても自信なんて持てないと思うのであれば、少なくても自分がいったん満足できる作品を仕上げましょう。
画力が足りないのではあればたくさん描いて練習して画力を上げるしかありませんし、画力でない武器で戦えるように工夫するなどしてはどうでしょうか?
作品数が少ないんですが、どうしたらいいでしょう?
数が少なくても、きちんとブランディングが出来ていれば問題ありません。
物足りないと感じるのであれば新しく制作してみても良いと思います。
作品だけでなく、個展やサークルなど制作活動について紹介するのも自分らしさをアピールできるので、作品以外の創作活動を見直してみるのも良いですよ。
もう全然イメージできません。テンプレとかないですか?
ネットで調べるといろいろ出てきますが、まずは自分で考えてつくって見ることをお勧めします。
なぜなら、作品をつくる、ポートフォリオつくることは「試験に合格する」のがゴールではないからです。実際にデザイナーとして働きはじめたら、自分で考えてつくるというのが当たり前になります。
「できません」と言っても「がんばってやって」と言われるだけです。仕事ですから。
もちろん、教えてもらったりサポートしてもらえますが、基本は自分でやらないといけません。

ディレクター・プランナーが何をつくりたいかをヒアリングし、抽象的な世界をカタチにしていきます。
そしてユーザーの受け止め方を考える必要もあるので、世の中の王道や流行りを研究・分析し、デザインに落とし込んでいきます。
このプロセスはポートフォリオ制作と同じです。せっかくですからポートフォリオ制作を通して仕事を擬似体験しましょう!そうは言っても参考が欲しいという方、下記に実際のポートフォリオが掲載されているので参考にしてみてはいかがでしょう?
ゲーム系の学部・学科のある大学・専門学校では就職課などで先輩のポートフォリオを資料として持っていることもあります。また、企業が社員のポートフォリオを公開したり、ポートフォリオ講評会を開催して「自分たちの会社はこういうものを求めているよ」と教えてくれる場合もあります。
いろいろ探してみてください。
■カプコン公式Twitterアカウント。
UI・アートワークについて呟いています。
UIデザイナー向けのポートフォリオのポイントを実際の1年目社員の方のポートフォリオを参考に解説しています。
https://twitter.com/i/events/1205059000594681857
■コロプラのオウンドメディアBe-ares
学生に向けてポートフォリオ制作、実際のポートフォリオを掲載しています。
デジタル作品だけでなく、油絵、日本画、彫刻などいわゆる美大生作品を多く掲載。
デジタル作品が少ないと悩まれる美大生の良い参考になると思います。
先輩ポートフォリオ|面白いものを作りたい仲間が集まる「コロプラベアーズ」

コロプラのデザイナーたちが学生時代に描いたイラストなどをまとめたポートフォリオ(アートなどのポートフォリオ集)を公開する…

■サイゲームス の採用メディア。
イラストレーター、3DCG、アニメーション、UIデザイナーと職種ごとの作り方をアドバイスされています。

Cygames Magazine(サイマガ)

サイゲームスに新卒入社したデザイナーやイラストレーターのポートフォリオ紹介を通して「魅せるポートフォリオの作り方」をお伝…

■京都精華大学
こちらは京都精華大学がコナミに就職した卒業生のポートフォリオを公開。
画力で殴るパターン。

まとめ

 

がんばってつくるべし

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