魂を賭けて転生を勝ち取るブラックジャック『ReSoul:Jack』インタビュー

『ReSoul:Jack』インタビュー

アイテムを使って莫大な賞金を稼ぎ、転生を目指す本作はどのように開発されてきたのか、見て見ましょう。

『ReSoul:Jack』について

魂を賭けて転生を勝ち取る、冥界ブラックジャックローグライク
ストーリー

プレイヤーは冥界の賭博場にて勝負を始めようとしています。アメミトに魂を喰われて復活は絶望的かと思われましたが、夜が明けるまでの12時間、チップを供物として捧げ続ければ復活のチャンスが与えられるとのこと。最後のチャンスを掴み取り、無事転生することができるのでしょうか。

コアゲームメカニクス

夜明けまでの12時間、アメミトが要求するチップを供物として捧げなくてはいけません。

1時間あたりゲームは3回実施されます。3回以内に必要なチップを集めましょう。

アメミトの要求するノルマをクリアできなかったり、ゲームの敗北が積み重なり手持ちが尽きて払えるチップが尽きてしまった場合、プレイヤーの魂で支払わなくてはいけません。

フィールドに展開された9枚のカードから選んで行き21を目指す、ブラックジャックをゲームとして行います。

フィールドに展開された9枚のカードは裏向きですが、相対的な大小関係だけがわかっています。これをもとに自分が欲しいカードを推測していきましょう。

毎回のゲームではディーラーから超えるべきハードルの点数が提示されます。そのハードルを超えない限り、プレイヤーはチップを手にすることができません。

カードの合計値とハードルの差分 × アイテムによる倍率のチップをユーザーは手にすることができます。

ゲームの特徴1 : 新しいブラックジャック体験
普通のブラックジャックと異なる点が主に2つあります。

1つ目は、使用するカードはあらかじめ提示された9枚のみであること。9枚からどうやって21を目指すのかを考えます。

2つ目は、使用するカードは裏向きでセットされて、隣り合うカードの大小関係がヒントとして与えられていること。

相対的な大小関係なので、全てを特定することはできませんが、カードを選ぶ上で非常に大事な情報です。

この2つの特徴が、より戦略性の高いブラックジャック体験を生んでいます。

ゲームの特徴2 : アイテムビルドとシナジー
1時間クリアするごとに、プレイヤーにアイテムが与えられます。

アイテムはカードの状態に応じて倍率を高めてくれるものや、差分を強化するもの、統計を操作するものなどがあります。

アメミトが要求する供物ノルマは時間経過でどんどん厳しくなっていくので、アイテムをうまく使っていくことが攻略のカギとなります。

ゲームの特徴3 : 使用するカードの確率調整
ゲームの合間に、使用するカードの出目を操作することができます。

操作できる内容はランダムですが、うまく扱うことで、より効果的にアイテムを使用することができるでしょう。

■開発チームについて

――チームの紹介をお願いします。

Ludica Inc というチームでゲーム開発をしております。

――チームは何人ですか。

基本的に1人ですべて開発しております。テストプレイや3DCG部分で数名に協力してもらっています。

――これまでどんなゲームを開発しましたか?

今作の『ReSoul:Jack』が初めてのゲーム開発となります。

■開発について

――『ReSoul:Jack』開発のきっかけについておしえてください。
元々は知人と2人で1年くらいかけてゲームを開発しようとしていたのですが、様々な記事や動画でゲーム開発についての情報を見ていくうちに「まずは小さい規模のゲームでリリースサイクルを経験すること」が大事だと思うようになりました。そこから企画を考え始めて、世界観は自分の趣味や嗜好を反映しつつ、基盤となるゲームルールはすでに世の中にあるものから選ぶことにして、冥界の賭場でのブラックジャックローグライクを開発することにしました。

――開発で苦労されたところは?
ゲーム制作自体が初めてだったので、各作業にどれくらい工数がかかるのか、そしてそもそも作業が全部でどれくらいあるのかがわからないことに苦労しました。

――開発の中で気づいたことはありますか?
開発しているゲームが「どんな体験を売りにした」ゲームなのかを開発者は自信を持つ必要がある、ということです。
とにかくタスクが多いので、開発する上での強固な指針がある方が進行が安定します。今回は終盤まであまりうまく進められなかったので、次回作以降は最初に強度をもった指針とコンセプト作りに工数をかけたいと思っています。

――完成までどのくらいの期間を想定していましたか?
6月中旬から企画を始めて、年内にはリリース予定だったので、最大半年程度を想定していました。

――実際にかかった期間はどうでしょう?
ちょうどピッタリ半年でした。絶対に年内に出すぞと思っていたので、何とか達成できてよかったです。

――ゲームエンジンは使っていますか?

Unity を使用しています。経験値を積みたいので、しばらくは Unity を使用する予定です。

■ゲームについて

――本作のおすすめのポイントを教えてください。
大小関係から数値を推定するブラックジャックという、新しいブラックジャック体験です。ゲームの進行に合わせてアイテムやルールが増えていきますが、それによって「何を重視してカードを引かなくてはいけないか」が移り変わっていくところも開発者としては推しのポイントとなっています。
また、テーブルトップ型の表現を採用することで、雰囲気や世界観への没入度も上がっているかと思います。

――独特の世界観”冥界の賭場場”というのが独特でいいですね。
ありがとうございます!もともとシャーマニズムや魂といったものに興味や関心があったので、まず最初にゲームの設定を考えるときに浮かびました。
今回はアヌビスをディーラーに据えた関係で古代エジプトの死生観を参考にした設定にしましたが、六道や輪廻転生といった舞台設定のゲームも作りたいと思っています。

――お気に入りのアイテムはありますか?
アイテム名とデザイン的には、「唯一の太陽」や「孤高のアンク」が気に入っています。
しかしゲームシステム的に枚数が少ないほど強いアイテムは扱いづらいのが難しいです。もしかしたら強化するかもしれません。

――本作の今後について教えてください。(セールやアップデートなどがあれば)
ひとまず今はプレイしてくださった方のFBやバグの修正に対応しつつ、リリースまでに間に合わなかった多言語対応を進めています。

■最後に

――この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。
まだ1作目なのであまり説得力はありませんが、 期限を決めてその期間内でリリースまで走りきる方法は、持続可能性を感じています。
1つの開発の進め方として、そういう方法もあるんだなーと参考になれば幸いです。

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