『MAHOROBA CAT』インタビュー
ボクセルで描かれた日本を旅行して、写真を撮る『MAHOROBA CAT』インタビューをお送りします。ボクセルで描かれた様々な名所は一見の価値ありです。どうやって作っていったのかさっそく見て行きましょう
『MAHOROBA CAT』について
『MAHOROBA CAT』は、「観光・探索・発見!」をテーマにした写真撮影アドベンチャーゲームです。
主人公は、上司から旅行雑誌に掲載する写真を撮るよう依頼され、日本全国を巡る旅に出ます。
観光名所はもちろん、穴場スポットや何気ない日常の風景まで、さまざまな場所を訪れ、自分だけの旅雑誌を作り上げましょう。
ホテルへの宿泊や電車・飛行機での移動など、旅ならではの体験もこのゲームの魅力のひとつです。
カメラを構えてベストショットを撮ろう
日本全国各地の観光名所を巡る!
実際の場所をモチーフにした日本全国各地の観光名所を訪れましょう。
広がる世界!
ステージ反転システムでジオラマの隅々まで探索を行うことができます。
オリジナル旅行雑誌の作成
取材旅行の成果としてあなたオリジナルの旅行雑誌を最後に見ることができます。
ホテルに宿泊体験
旅の進行には体調管理も必要です。ホテルに泊まって休息を取ったり、水分や食料の補給が大切です。適切な体調管理はこのゲームを進行する大切な要素になります。
■開発チームについて
――チームの紹介をお願いします。
りりぃカンパニーと申します!ボクセルを使ったゲームを開発リリースしてきました。
――チームは何人くらいですか。
テストプレイなどは協力してもらっていますが、基本的に1人で活動しています
――これまでどんなゲームを開発しましたか?
スマホにて「CRAZY TRAINS」などランゲームを3本ほど、Steamにて探索ゲームを2本ほどリリースしました。全てのゲームをボクセルで制作しています。
■開発について
――『MAHOROBA CAT』開発のきっかけについておしえてください。
国内旅行が好きなので観光体験をゲームに落とし込んだら面白いのではないかという着想で開発を始めました。
――開発で苦労されたところは?
一番の苦労はコンセプトやゲームシステムが固まり切っていない中で開発を進めてしまい迷走してしまったことです。開発期間も当初の想定より長くなってしまいました。1人で開発していたので企画書や仕様書を用意していなかったのですが、自分の思考整理のためにも書いたほうが良いということを学びました。
――開発の中で気づいたことはありますか?
コンセプトを実現するゲームシステムを考えるのはとても難しいということです。写真と観光は相性が良いと思ったのですが、旅雑誌のために写真を撮ってくるように依頼されるという設定はお仕事感ややらされている感が出てしまい観光の魅力である自由度が失われていってしまいました。
もう1つは、実際にプレイしてもらってFBを活かすことはゲーム制作にとって大事だということです。オフラインのイベントに積極的に出展して試遊してもらったのはとても良かったです。
――完成までどのくらいの期間を想定していましたか?
1年ほどでリリースを行う想定でした。
――実際にかかった期間はどうでしょう?
実際には1年5ヶ月ほどかかりました。
――ゲームエンジンは使っていますか?
Unityを使用しています。
■ゲームについて
――本作のおすすめのポイントを教えてください。
実際の観光体験をゲームに落とし込んだところです。 日本の実在の場所をモチーフにしたステージが登場し観光気分を感じることができます。
――旅行の舞台となる街はどうやって調べましたか?
実際に行ったことのある場所は過去に撮影した写真や思い出を元にしました。行ったことのない場所は観光HPや旅行雑誌を参考にしています。
――舞台がくるっと裏返る演出が面白いですね。
ありがとうございます!探索範囲を広がりを見せるために思いついたアイデアです。
――猫が以外とあちこちにいますね。
現在は91匹の猫が隠れています。今後増えるかもしれません🐱
――本作の今後について教えてください。(セールやアップデートなどがあれば)
大型のアップデートは予定していませんが、より探索の面白さを出すためにどこかで見たことのある風景やアイテムを追加していきたいと思っています。猫の数も増えるかもしれません。
■最後に
――この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。
ぜひ自分の作りたいゲームを作ってください!
――ありがとうございました