【ゲーム企画書もくもく会】8月最終週のもくもく会は講師が学生の企画書をフィードバック!|ゲームクリエイター甲子園 2023

ゲームクリエイター甲子園参加者限定!ゲーム企画書もくもく会

ゲームクリエイター甲子園では、ゲームクリエイター甲子園に参加している学生を対象に、オンラインで集まって各々が企画書制作の作業を進める「ゲーム企画書もくもく会」を、毎週水曜日18時から開催しています!

今回は2023年8月30日(水)に開催された5回目の8月度ゲーム企画書もくもく会の様子をお届けします。

ゲーム企画書もくもく会とは

ゲームクリエイター甲子園の作品提出締め切り最終週(※)までに参加者全員が企画書を完成させ、ゲームクリエイター甲子園に提出することが目標です。提出いただいた全ての企画書は、ゲーム業界の経験豊富なプロが丁寧に添削しフィードバックがもらえます。

「ゲームの企画書ってどんなふうに作ればいいの?」
「ゲーム業界への就活で企画書が必要だけど、つい面倒で先延ばしにしてしまう…」
ゲーム制作や企画書制作について全くの初心者も大歓迎!ゲーム企画書もくもく会から、ゲーム制作の第一歩を一緒に踏み出しましょう!

※「ゲームクリエイター甲子園 2023」の作品提出締め切りは、2023年11月7日(火)16時59分まで。

8月のゲスト講師・助手

講師:うきょう
株式会社スタジオデルタCEO
ゲーム業界で23年以上、大中小リアルに100タイトル以上のリリースに携わる。X(旧Twitter) ▶ @ukyoP_san
助手:岩崎
インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン」やゲーム制作のもくもく会を主催。主にUnityを使って個人でゲームを作っているインディ開発者。X(旧Twitter) ▶ @iwski

甲子園スタッフ注目!ゲーム企画書3作品をご紹介

8月最終週となったこの日のもくもく会は、参加学生が制作した企画書をDiscord内でプレゼンし、その内容を講師がフィードバック。この日プレゼンされた企画案の中から、甲子園スタッフが注目した3作品をご紹介します!

『ジャンピングフロッグ』 制作チーム名:ひらめ帳

【作品紹介】
従来のアクションゲームとは異なり、ジャンプだけで移動する横スクロールアクションゲームです。
≪みんなのゲームパレード 作品紹介ページ≫
https://gameparade.creators-guild.com/works/1080
=================
森林で平和に暮らしていたとあるカエル一家が、ある日突然悪いヘビに住処を荒らされてしまう…。そこで主人公である父ガエルが立ち上がり、家族を守るために悪いヘビを懲らしめにいく、というストーリーです。ゲームのタイトルですが、かなり安直なネーミングになっているので、もう少し考えたいと思っています。ゲームのターゲットは変わった操作性のゲームをプレイしたい10代です。
うきょうさんのコメント
アクションの具体例がビジュアライズされているので分かりやすいですね。かなり完成度が高いと思います。

『Work Out』 制作チーム名:ヌー

【作品紹介】
ゲームのボスはいつもパワーでごり押して倒す、熱い肉弾戦が大好き。そんな脳筋プレイが大好きな方に向けた、個性豊かなマッチョを育て思う存分暴れることができる育成アクションRPGです。
≪みんなのゲームパレード 作品紹介ページ≫
https://gameparade.creators-guild.com/works/1088
=================
この作品は、脳筋プレイが大好きな方に向けたマッチョ育成アクションRPGです。プレイヤーは世界を救うため、主人公をマッチョにしながらファンタジー世界を旅します。戦闘や生活パートを通して、自分だけのマッチョを育てることができます。ただし、成長することで、食費やプロテイン代が増加し、装備が着れなくなってしまうことがあるのでプレイヤーは計画的にマッチョにしなければいけません。また、マッチョレベルに応じて敵やギミック(鍵付きの扉や宝箱など)を粉砕しながら、冒険を進めることができます!戦闘パートでは、MP(マッチョポイント)ゲージシステムにより、手に汗握る半裸のマッチョの戦いが体験できます!

うきょうさんのコメント
企画書の中で「MP」という単語が2種類出てくると思うのですが、マッチョポイントとMPゲージの見分けが付きにくいように感じました。全体的に説明が足りていない部分もあるので、説明を補うために少しだけページ数を増やしても良いと思います。また操作方法の解説ページのスクショにもこだわってほしいです。今のスクショだとインパクトに欠けるので、マッチョボディを活かしたアクションシーンや特定部位の筋肉だけ発達している身体など、このゲームを特徴づけるシーンのビジュアルにするとよりインパクトが出るんじゃないでしょうか。

『テレバトル!』 制作チーム名:眼精疲労と戦うとりにく

【作品紹介】
リモートで世界を救うRPGです。従来のRPGとは違い、移動がありません。代わりに住民たちと《交流》をして、戦いを有利に進めるための準備をします。バトルもリモートです。
≪みんなのゲームパレード 作品紹介ページ≫
https://gameparade.creators-guild.com/works/1086
=================
家から出ることなく、リモートで世界を救うRPGです。《交流》には回数制限があるため、仲間を増やすか・自分をひたすら強くしていくかなど、戦略を立てながら住民たちと《交流》していく必要があります。初めから終わりまで,全てリモートで完結するゲームのため、オンライン会議やオンライン授業を経験した人に是非刺さって欲しいゲームです。感染症が流行し、リモートでの活動を余儀なくされた私たち。しかしそれは、どこかの世界の住民も同じでした。この世界には今、大きな危機が迫っています。しかし家から出られません。ならば、家の中で世界を救いましょう…という内容の企画書です。
うきょうさんのコメント
「リモートで世界を救う」という世界観の着眼点が面白いですね。ただ、ゲームの企画書を見るだけでは伝わらない部分が多い気がします。プレイヤーはどんな立ち位置にいるキャラクターなのか、ゲーム画面はどんな感じで、マップを移動するゲームなのか、それとも選択肢をタップして次の場面に進むようなゲーム性なのか…。ゲームの世界観やキャラクターの設定、ゲーム性など、ゲームの詳細が分かるような解説を加筆するとより良い企画書になると思います。

うきょうさん直伝!企画書制作のワンポイントアドバイス

・企画書のレイアウトは横向きに
企画書の基本的なフォーマットは横向き。全てのページが横向きになっているか見直しましょう。また、文字の向きも全て統一させると見やすくなります。

・企画書の文字の大きさを意識する
コロナ禍になってからリモートで資料共有をする機会が増えています。PC上でも細部まできちんと見えるように、文字の大きさには気をつけましょう。

・専門的な単語を書き込むのはなるべく避ける
たとえば「SAN値」などのように、ゲーム内にしか出てこない専門的な単語はなるべく避け、誰にでも伝わりやすい言葉に変換しましょう。どうしても専門的な単語を入れ込まなければならない場合は、その言葉の解説を注釈で入れると良いでしょう◎

・ゲームのルールの前に必ずゲームサイクルを説明する
急にゲームのルールを説明するのではなく「このゲームはどうやって遊び、どうなれば勝ち・負けになるのか、またバトルでできることは何か」など、ゲームサイクルが分かるような説明を入れましょう。

・ゲーム就活では「いらすとや」はなるべく使わないようにする
就活ではその人のデザインスキルやオリジナリティ、創造性が求められます。就活用のゲーム企画書ではなるべく「いらすとや」の使用を避け、ゲームのスクリーンショットや自作のイラストなどを用いましょう。

・スクリーンショットを散りばめる
就活用の企画書の場合、たとえばキャラクターが売りの企画であれば必ずキャラクターのイラストを入れましょう。ゲームサイクルの説明ページにもゲームのスクリーンショットを差し込むとより伝わりやすくなります。

うきょう
今回のもくもく会では、企画書のフォントをどうするか悩まれている方がちらほらいらっしゃいました。ですがフォントの良し悪しよりもゲームのルールや面白さが伝わるかどうかが大事です。なのであまり気にしなくても大丈夫ですよ。

 

「ゲームクリエイター甲子園 2023 発表授賞式」を12月16日に開催!

作品展示ブース申し込み受付中!

横浜産貿ホール マリネリアにて、ゲームクリエイター甲子園2023に応募された作品の展示を開催いたします。この展示では、作品を実際にプレイしていただくことができます。

なお、応募が多数の場合、展示作品は抽選となりますのでご了承ください。

 

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※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)

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