ソースコードを送るだけでいいの?エンジニアの作品提出【ゲーム業界就活】

ゲームプログラマ・ゲームエンジニア就活の肝。ゲーム開発、プログラミングに注力しがちですが、提出時に大事なポイントもあるのです。


ごきげんよう、毛玉です。リモートワークの運動不足解消のため、毎朝ラジオ体操を始めました。肩こりが改善してきました!運動は偉大。

エントリーシートが通りました!
プログラムしたゲーム作品を送るように言われたんです。
おめでとうございます!次は作品選考ですね。
企業から見て「見やすい」作品のポイントをご紹介します。

提出するもの

企業からゲーム作品、または自分でプログラムした作品を送ってください、と言われたら何を送ればいいでしょう?
基本的には企業が指定するものを送ればいいのです。
が、こんなところを工夫すると企業担当者がわかりやすく、選考してもらいやすくなります。

※この解説は特に企業から指示がない場合のものです。
企業から下記と違う明確な指示があればそちらに従いましょう。

まず作品

動くもの、送信可能な容量のものを送りましょう。
データが大きい場合は圧縮したり、ファイル転送およびサービスを利用すると良いです。

これまで作ったもの全てを送る必要はありません。
全部見るのは大変なので自信作を送りましょう。

なお、応募企業には多くの応募者からデータが送られてきます。
データやファイル名はパッと見て、あなたのものだとわかるような名前にしましょう。

よく見られるのが作品タイトル名のファイル。
その作品をあなたが作ったことが他の資料で確認できないと、誰のものかわかりません。

タイトル名と自分の名前をファイル名にするとわかりやすいと思います。

ソースコードが読める状態にすること

まず、ソースコードが読める状態のものを提出しましょう。
作品の動きだけを見て判断する企業もあれば、ソースコードを見て判断する企業もあります。他の人が見られる形で送りましょう。

作品の紹介資料を添える

作品だけでなく、この作品について説明した資料があるとより良いですね。

よくあるのがゲームの紹介がメインになる資料。紹介というと企画書になりがちです。エンジニア選考の場合、一番知りたいのは技術です。ゲームも面白かったら最高ですが、プログラミングスキルが知りたいのです。
ゲーム紹介は簡単にして、どんなことを考え、技術的に工夫したところを中心に説明しましょう。

特に、チームで開発した場合、誰がどこをつくったか、完成したものを他の人が見ても、まったくわかりません。
自分の担当箇所を資料で明確に説明しておきましょう。

また、人の書いたソースコードを読むのは優れたエンジニアでも大変です。
自分がうまくできたと思った部分、工夫できた部分はコードを抜き出して書き、説明しておくと他の人もわかりやすいです。
選考担当者がコードの中から良い部分に注目できるようになり、選考にプラスです。

動かないことがある

ここで注意してほしい点。送った相手の環境によっては作品が動かなかったり、ソースが開かないことがあります。
もし、用意できれば自分のWebページを作成する、GitHubなどのソース公開サービスを利用するなどして、そのリンクを企業に送るという方法もあります。

そのような準備ができれば、企業側からもWebツールにも明るい人だと思ってもらえます。

プレイ動画があるとベター

先ほどもお話したとおり、送ったデータが先方で動かないことがあります。
そんなときにどんなゲームなのかすぐに見られるプレイ動画があるとわかりやすいです。

ゲームをつくったときは一緒にプレイ動画を撮影しておくといいです。

ちなみにゲーム実況ではなく、操作を説明しているもの、何も説明せず、ゲーム紹介ムービーでも良いと思います。

まとめ

エンジニアには作品があるから、コードがあるからそれを見たらわかるでしょ?
デザイナーが見せ方とか気にしたらいいけど自分には関係ないのでは?
それはそうなんですが、ゲーム開発はチーム制作。
伝えること、わかりやすくすることがチームコミュニケーションが必要です。
なので
エンジニアも『伝えること』を意識しよう

相手に自分の作品の魅力を伝えましょう!

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