消費ムードが高まる年末。今年は外出しないからそんなにお買い物しないつもりがネット通販で意外と買ってました。
カードの明細見て知る事実。おかしいな。
ゲーム会社ってやっぱりブラックですかね?
まず、「ブラック企業」とはどんなものか労働に関することを管轄している厚生労働省のサイトを見てみましょう。
労働条件に関する疑問にお答えします。…
明確な定義はないようですが、下記のような特徴があるようです。
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う
会社それぞれがどうかはわかりませんが、ゲーム開発の現場はこれらが発生しそうなのかどうか、ひとつずつ見ていきます。
① ゲーム会社は極端な長時間労働体質?
たしかにゲームの開発現場は長時間労働になりがちです。
人手が足りない、納期が近いのに終わってない、スケジュールが破綻した、バグがなおらない、大人の事情が発生した、運営中タイトルのサーバが落ちて対応が必要などで労働時間が長くなることがあります。
ただ、労働時間が長くなるのは他の業界も同じ。
ゲーム業界特有の長時間労働もあります。
それは『もっと良くしたい!』『納得いくまでやりたい!』で長時間働いてしまう場合。
これは会社側もクリエイターのモチベーションを下げてしまうことを恐れて「働くな」と言いづらいケースですね。
最近は、ゲーム会社も上場するようになり労働基準法を遵守する必要があり、また長期間に渡る過重労働は健康を損ねるため、管理部門で労働時間を管理したり、産業医によるケアがあったりとしっかり対応している会社が増えてきました。
昔は出社したら誰か床で寝ている、会社に住んでいる社員がいるという時代もありましたが、世の中の流れに従って常識的な働き方をする会社が増えてきたように思います。
② ゲーム会社はコンプライアンス意識が低い?
コンプライアンスというのは「法令遵守」法律などのルールをきちんと守ること、また一般的な倫理に反しないことを意味します。
会社を経営するには会社法や労働基準法、会計に関する法律など守る必要がある法律がたくさんあります。①でのお話ししたように、ゲーム会社も大きな会社として成長して、きちんと法律を守る必要がでてきて、このあたりはしっかりするようになったと思います。
パワハラなんかはどうでしょうねえ。パワハラもセクハラも人によるところが大きいのであるところにはあると思います。ないとは言い切れない。
ですが、常に上司が怒鳴りまくっているとかノルマを達成できないと人格攻撃みたいな文化ではないように思います。
基本、仕事できればOK!で多少のことは許されている気がする。
ゲーム開発はチームで行います。チーム内の人間関係はとても重要です。毎日飲みに行く仲良しこよしでなくても協力し合って開発できるような関係づくりをしていきます。そこで何か問題がおきると開発に影響がでるので、解決しようと責任者が対応してくれると思います。
③ ゲーム会社は大量に人を採用してふるいにかける?
「このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う」はとにかくたくさん人を採用し、過度の長時間労働やノルマをさせて、残業代不払いの労働法違反やパワハラを行い続けて退職に追い込み、生き残った者だけを戦士と認めるやり方ですね。
むちゃくちゃ怖いな。これぞザ・ブラック企業。
ゲーム開発の場合、なかなか大量採用は難しいんですよね。そもそもゲームをつくるスキルのある人を採用しないと仕事を任せることができません。
なのでこれに当てはまる会社はほぼないんじゃないでしょうか。
ただ、ゲーム開発は仕事ができないとどうにもならない世界。
プログラミングが組めない、納期に間に合うように絵がかけない、仕様を組み立てられない、求められるクオリティに達しないなど。
人から教えてもらえますが、自分の力でできないと居場所がなくなってしまうのです。
これはこれで怖い世界です。
ただ、ハードな職場ではある。