GC甲子園で頭角を現した期待のマルチクリエイター！【ゲームクリエイター甲子園ワコム賞、菜月すずさんインタビュー】

日本最大級の学生ゲームの祭典・ゲームクリエイター甲子園の授賞式から2ヶ月…
ワコム賞に選ばれた『花霞』を制作した菜月すずさんにインタビューさせていただきました！！

 ワコム賞とは？

『花霞』とは？

初のゲーム制作で、デザイン・企画・プログラムをすべて自分で担当！！

―本日はよろしくお願いします！
さっそくですが、『花霞』が菜月さん自身初のゲーム制作だったそうですね！

菜月さん：はい！
私は美術大学に通っているのですが、学校で「ゲームのイラストを描いてみよう」という課題が出た際に、せっかくだから企画書も書いて、それを元にゲームとして一本作っちゃおうと思ったのがきっかけです。

せっかく作るから、自分の好きなジャンルでやろうとホラーゲームにしました。
幽霊から逃げるシンプルな仕組みにしたのですが、Unityを触るのも初めてだったので、プログラムの細かい調整が難しかったです。企画も練りながら、3Dも学びながらだったので、なおさら大変でしたね…

菜月さん：分岐を作るのは正直大変でしたが、せっかく作るからには「ストーリーに深みを出したい！」という欲が出ました（笑）
もともとやりたいことを見つけたら何でも飛びつくし、やると決めたら最後までやりきるタイプなので！

菜月さん：あと、花霞においてはサウンドも自分で作りました。
花霞は和風ホラーなので、不協和音、聞いていて気持ち悪い音にしようと意識しましたね。
イントロのお祭りの部分でお囃子をつけてるんですけど、そこも地元の神社でやってるお囃子を思い出しながら、この小節でこの音が鳴ってたな～というのを回想しながら作っていました！

菜月さん：過去の経験で言うと、サウンド面では中高生時代の室内管弦楽部の経験も大きかったかもしれません。
もともとピアノ経験者で、中1でフルート、中3からはパーカッションも並行してやりつつ、高1でハープも担当して…　最終的に弦楽器と金管楽器以外はほとんど触っていました（笑）

型にはまらず常に何かをやってやろうと考えています！

―菜月さんは「こんなゲームクリエイターになりたい！」というビジョンはありますか？

菜月さん：会社では純粋にチーム制作を頑張りたいですね！

菜月さん：ただ、普通の型に収まりたくない人間なので、常に何かをやってやろう、爆弾をぶち込んでやろうという思いはありますね(笑)
大学の制作展示でも、よくある展示になるのが嫌で…　許されたスペース内で暴れまわって、見に来てくれた人を驚かせようという考えは持っています！

菜月さん：3年次の進級展示は花霞を展示する予定だったんですけど、オンラインになってしまって…
卒業制作の制作展示こそ何かやってやろうと思います！

菜月さんの次回作はボードゲーム？―実はもう制作中！―

菜月さん：がっつり使っています！
もともとひとつ古い型を使っていたので、副賞でいただけてありがたかったです！

菜月さん：実は、新しく制作中のオンラインボードゲームのキャラクターを描いていまして…
販売するかは未定なのですが、ゲーム自体は公開予定なので、まだ見せられないです…！すみません！

菜月さん：ジャンルはマーダーミステリーですね！
ビジュアルももちろんですが、シナリオにがっつり注力して作っています。
今はストーリーの骨組みはできていて、内容の詰めとカードイラストの制作中ですね。

やるからには、みんなに見られて恥ずかしくないものを作ろうと考えています！

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