『パズ銭』インタビュー
今回は、個人開発者のKoji Satoさんに『パズ銭』についてお聞きしました。様々なゲーム開発を行っているKoji Satoさんがどのように開発を続けているのか、見てみましょう。
『パズ銭』について
1円を5つなぞって5円に両替、そんな感じで遊べるパズルゲーム。なのに千円までたどり着くのは難しく、戦略性が必要です。
触って5秒でルールが分かるので、とりあえず遊んでみてください。5分もすれば難しいと思えるので直ぐには飽きないですよ。
単純だけど奥が深くて、何度やっても面白い。中毒性が高いのでハマりすぎ注意!
■会社(開発チーム)について
●チームの紹介をお願いします。
アプリで飯を食うを目標にスマートフォン向けゲームの開発しているKoji Satoです。
●チームは何人くらいですか。
企画、開発、広報などありとあらゆる事をワタクシ一人で賄っております。
●また、どのようにして集まったのでしょうか。
技術者なので絵が描けず曲も作れないのでそういうメンバーを集めたいですけど・・・
一人だからこそ自由にやれるという面もあるのでチームを組む予定は無いです。
■開発について
●『パズ銭』開発のきっかけについておしえてください。
私はプログラムは書けるのですがゲームのアイデアを考える、0から1を生み出すのが苦手です。
とりあえずどこかで見たようなパズルゲームをいくつか作ってみたのですがイマイチで・・・
なので参考になるゲームを色々とプレイしている時に、お金を使ったモノを見かけたときに閃きました。
直ぐに今まで作ったパズルゲームにお金の両替を組み合わせてみたら「イケる」って確信しました。
●開発で苦労されたところは?
絵を描くのが苦手でデザインのセンスも無いのでイケてるゲームって感じの見た目にできなくて苦労しました。
●完成までどのくらいの期間を想定していましたか?
ベースとなる過去作があったので一ヶ月もあればできるのではと踏んでいました。
●実際にかかった期間はどうでしょう?
前述のようにデザインに苦戦したのと難易度調整に時間がかかったので三ヶ月程かかりました。
●ゲームエンジンは使っていますか?
今や誰もつかっていない古のゲームエンジンCococs2d-xです。
昔はUnityと並べて紹介される位のモノだったんですけどねえ・・・
■ゲームについて
●本作のおすすめのポイントを教えてください。
このゲームは上から落ちてくるお金をなぞって両替するパズルゲームです。
上まで積み上がってしまうとゲームオーバーになる落ち物パズルってヤツですね。
1円を5つなぞって5円に両替、5円を2つで10円に・・・という単純なルールです。
それなのに意外と戦略性が高く何度もやりたくなる中毒性がありめっちゃハマりますよ。
●今までの最高得点はいくらですか?
得点は覚えていないのですが五千円までは作ることができました。
開発者としては壱万円まで作れる人はいないんじゃないかと思ったのですが、スコアボードを見ると十万円までいってるツワモノいてビックリです。
●攻略のヒントを教えてください
このゲームはどうしても端っこにお金が積み上がってしまいます。
なので端っこのお金を内側に両替して行くといい感じに進められます。
●本作の今後について教えてください。(セールやアップデートなどがあれば)
「パズ銭」自体は今後も新しいOSで遊べるように随時対応して行くくらいですね。
ただ「パズ銭」に似た感じの何度も遊びたくなる中毒性の高いゲームを新作でリリースしています。
「1or3」というゲームなのでこちらも遊んでみてください。
■講談社ゲームクリエイターズラボについて
●応募したきっかけを教えてください。
私が応募したのは「あなプレ」という、あなたのゲームをプレイしてその様子をYoutubeのチャンネルで紹介してもらうという企画です。
個人開発者は自分の作ったモノをプロモーションするのがとても難しくて、面白いと思うゲームでもなかなか認知してもらえないというのが現実です。
少しでも多くの人に自分の作ったゲームを遊んでもらえるようになればと藁にもすがる様な思いで申し込みました。
●当選してから開発は変わりましたか?
私のゲームをアイドルの方がプレイしてくれたので、そのファンの方何名かが遊んでくれたようです。
ただ、動画の再生数はそれほど多くは無かったのでプロモーションとしての効果はほとんどありませんでした。
●支援の中で助かったものをおしえてください。
「あなプレ」以外の支援は全く受けていません。
今まで自分独りで好き勝手にゲームを作っているので、支援としてお金を貰ってもそれで何をすれば良いのか分からないです。
■最後に
●この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。
ゲーム開発には夢があります。
沢山の人に自分の作った作品を遊んでもらえたりメチャクチャ儲かるかも知れません。
ただ、そのためには開発しているモノを完成させなければなりません。
何かを作っている方はとにかくそれを形にしてください。
モノさえあれば他の人に評価してもらうことや販売することもできます。
逆に完成させなければ夢はいつまでたっても夢のままに終わります。
夢への第一歩としてまずは開発を最後までやり遂げましょう!
●ありがとうございました。
Apps…
こちらの記事もチェック!
悪人の頭の中をお花畑に変えるテキストアドベンチャーゲーム『MINDHACK』インタビュー
『Death the Guitar』開発者インタビュー|ギター未経験者がギターモチーフの作品で最優秀賞を獲得できた理由とは
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/
▼学生向けLINEの登録はこちらから!
▼社会人向けLINE登録はこちらから!
GCG会員になると開催予定のスケジュールの確認やWEB会員証をゲットできます。