『チームHOT』COCOさんに インタビュー
ゲームクリエイター甲子園2021の受賞作品を、受賞者の取材を通じて振り返ります。
『マグネクション磁』は物体と自分の磁力を操ってステージを攻略する磁力操作系3Dアクションゲーム。磁石のN極を表す『赤』とS極の『青』を使い、引き合う力と反発を様々に活用することで課題をクリアします。分かりやすいアイデアをゲームに上手く落とし込むことで、としまテレビ賞と2021年8月の月間話題賞、ユーザー大賞で第2位となる人気作品となりました。
磁力を駆使してゴールを目指せ!
PC向け3Dアクションゲーム「マグネクション磁」です!
チームHOTが贈る完全新作磁力操作系3Dアクションゲーム。
放つ!浮く!引っ付く!
磁力を使った新感覚のギミックが満載です!
このゲームは、磁力をステージ上のオブジェクトに与えたり、自身が磁力をまとったりすることで、N極とS極の反発力や引力を利用してステージを攻略していくものとなっています。
現在Steamでも配信中です!ぜひ遊んでみてください。
「引っ付いたり反発したり、応用が利きそうだ」
──ゲーム制作を始めたきっかけは何でしたか?
「学んでみようかな」という感じでUnityを試しにさわりながら作ったのですが、最初は人に見せられるものではありませんでした。ステージが進んでいくにつれて画面がカクカクになり、キャラの動くスピードがどんどん遅くなって、効果音もよく分からないところで鳴る。チュートリアルもなくて、あくまで実験的な制作でした。
その失敗から「こうすれば良かった」という部分をどんどん直していって完成しました。この1年でだいぶUnityと仲良くなれました。
──磁力というギミックはどのように思いつきましたか?
『ワールドトリガー』という漫画に、磁力のような力を使うキャラがいたのがきっかけです。それから何を作ろうかと考えた時に「磁力は面白そうだ」、「磁力をメインに据えたゲームって見たことがないな」、「引っ付いたり反発したり、応用が利きそうだ」と考えました。
──今回のゲーム制作を振り返って学んだこと、得たことを教えてください。
ゲームをしっかり完成させたのは今回が初めてで、これまで作ってきたものがいかに自己満足だったかを痛感しました。
例えばチュートリアルを作ったのも今回が初めてです。最初は掲示板を用意して、そこに操作方法を書いていたのですが、友人にテストプレイしてもらうと一切読まずに素通りされて、特定の操作ができないと詰む場所で詰んでいました。なぜ読まないのか不思議だったんですけど、「文字を読むより、早くゲームを進めたい」と言われて、そういう考えもあるのかと気づきました。
作っている自分はどんどん上手くなるので、必然的にめちゃくちゃ難しいステージが出来上がってしまいます。それで初期版は難易度がえげつないことになっている失敗もありました。自分でプレイした感想はあまり信じないことにして、誰かにプレイしてもらうのはリリース前の必須項目です。そこで協力してくれる人がいるのは、すごくありがたいですね。
──ユーザー大賞の2位になりましたが、手応えはありましたか?
何かしら賞をいただけたら、これからのゲーム制作のモチベーションに繋がると思っていたんですけど、正直そんなに応援してもらえるとは思っていませんでした。1位は逃しましたが、単純にうれしかったです。それだけ多くの人に応援してもらえたということなので感謝しています。
『ゲームクリエイター甲子園 2021』は参加人数が約1500人、参加作品数は約700となり、65の企業にスカウト・サポートをいただきました。 表彰結果、クリエイターインタビューをご覧ください。 作品紹介ページから作品をダウンロードして遊[…]
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
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