受賞者インタビュー ~『Gravarior』~ 【ゲームクリエイター甲子園】

1 ゲームクリエイター甲子園　受賞者インタビュー~『GRAVARIOR』~
- 1.1 突撃インタビュー！
- 1.2 『GRAVARIOR』のチーム、御伽珈琲店

ゲームクリエイター甲子園　受賞者インタビュー
~『GRAVARIOR』~

ありっさ

最近記事をどんどんアップしすぎて、ここの冒頭のご挨拶に何を書こうか迷っています。最近周りで日本酒にいきなり目覚めた人が多いです、とか？

「受賞者インタビュー」シリーズは、ゲームクリエイター甲子園2021で、私が受賞者達に聞いた話と、受賞作品を紹介していく記事群となります！

尚、選別理由は特にありません。はい。受賞授与順に、お話を聞けそうな人を捕獲していった感じです。我こそ語れるよ！という方は是非、お話聞きたいのでご連絡ください〜。

突撃インタビュー！

チャット形式での掲載となります。アイコンは各自、そのゲームの要素を含んだイラストを独断と偏見で選ばせていただきました。

『GRAVARIOR』のチーム、御伽珈琲店

ハイテンションガイジン賞、バンダイナムコスタジオ賞、総合大賞第3位

「重力は君のもの」
まさかの重力に左右されない主人公を操作しながら、それ以外の重力を操ってクリアを目指すゲーム。全体的にレトロな雰囲気で、一昔前のエイリアンたちが緩やかに襲ってくる中、同じ位ゆるやかに、でも残酷に倒しながらゴールを目指すゲーム。ストーリーは明かされていないのですが、帰還を目指しているのでしょうか？それこそ、サイレントアニメーションなどがあったら雰囲気ともマッチして、状況把握もできそうです。

6人チームなんですが、インタビュー時に5人も集まってくれました！いきなりの招集だったのに、どんどん集まってきてくれて微笑ましいと同時に嬉しかったです。インタビュー前に諸事情で少し待たせてしまったのですが、皆さん和気藹々とお話しされていてとても和やかな雰囲気でした。

作品についてはこちらから（ダウンロードして遊ぶこともできます！）

▲ 熱血道場でもプレイされていました！内容をプチ紹介しています。

文字が少ない事により、ローカライズでも扱いやすい作品のため、海外展開しやすそうですね。

お話聞いていきましょう！
（今回はメンバー全員が少しずつ喋ってくれたため、名前表記ではなく、チーム名表記です）

皆さん集まっていただきありがとうございます〜！6人、と比較的小さいチームですが、サウンド担当もいて充実した編成となっていますね。

このメンバーは自由にチームを組んで良いよ、と言われた時に余ったもの同士で結成したチームなんで、意図していた訳ではないのですが、結果的に良かったですね。
因みに制作は授業含め全てオンラインで実施したため、お互いの顔を初めて見るメンバーもいます。笑

音声だけでゲームが作れてしまう時代。結構他のチームでも初対面はありますよ。毎回ちょっと反応を見るのが楽しいです。
オンラインだから制作も少し大変だったのではないでしょうか？

企画確定に時間が掛かったり、と最初は結構躓きましたね。元々知り合いという訳でもなかったので…。一年間の授業だったんですが、半年以上企画が定まらなかったので実際の制作期間は約4ヶ月程度しかありませんでした。

お互いについても探り探りな状態の中、何かを一緒に作るって大変ですよね…。企画決めが難航したのには何か理由があったんですか？

東京ゲームショウに出展したくて制作を始めたのですが、せっかく出すならこだわりたいという思いが強く、話し合いを重ねていたものの、上手くやりたいことを纏められなかったり、伝えられなかったり…。流石に半年過ぎた辺り位から決めないと、もう何も間に合わない！とみんな覚悟を決めてからは自然と纏まってくるようになりました。
時間制約が厳しかったので、制作を進めながら、仲間内で何度もMTGを重ねて、相互理解を擦り合わせました。最終的にはデザイン担当の人にもUnityを触って実装に関わってもらったりもしていました。大変だったな、とみんな思っているので受賞できたことにより達成感と嬉しさで感無量です。こんな感じの制作だったので、受賞できたことが意外だけど、やっぱり素直に嬉しいです。

想定の何倍も難航していた。文字通り、総力戦で作品を仕上げたんですね。
試行錯誤した結果、この宇宙飛行士のテーマに落ち着いたきっかけはありますか？

企画決めから半年が過ぎ、「もう次で決める！それ以上の方向転換は不可能！」とみんなの覚悟が決まってから、全員で注力して面白さについて考え直しました。チーム全員で企画を出し合って、最終的に残った3つの企画のうち一番面白いと感じたものに決めた結果、現在のゲームの方向性に落ち着きました。

なるほど、火事場の馬鹿力とはこのことですね！
宇宙飛行士がテーマで、「GRAVARIOR」というタイトルにはどんな意味があるのでしょうか？

「GRAVARIOR」はGravityとWarriorを合わせた造語です。コンセプトである重力操作から「Gravity」、一攫千金を狙い廃宇宙船を渡り歩くグラバーを表した「Warrior」を取ってタイトルを付けました。

この宇宙飛行士はお金持ちになろうとしていたのか…。そして、テーマにぴったりな造語を思いつかれたんですね。
沢山の思いがこもった「GRAVARIOR」ですが、こだわった点や、注目してほしい点は何かありますか？

周囲の重力を操る重力操作の体験を、ゲームに落とし込むことにこだわりました。特に、グラバーの放つエネルギー弾を重力で操ると、自在に重力を扱っているような感覚を味わうことができると思います！

マウスで重力を操る仕様なんですけど、プレイした人には面白がられていましたね！熱血道場内でもちょうど良い難易度、と触れられていましたが、この辺りは何かを参考にしたのですか？

レベルデザインは任天堂さんの昔のゲームを沢山やり込んで、参考にしました。主にカービィやゼルダがメインですね。

最初簡単、慣れてくると徐々に難易度が上がる…という感じですね。
最後に、この記事を読んでいる方に伝えたいことはありますか？

重力操作の体験にはこだわったので是非遊んで頂きたいです！

たしかに、不思議な操作感がクセになりますよね！
お話聞かせて頂きありがとうございました〜！

インタビュー中に流れていた雰囲気からは想像も付かないほどの大変な経験をしてきた皆さん…！急ピッチで作り上げた作品ですが、こだわりもきちんと息づいていたようで、3つの賞の受賞おめでとうございました〜。

ありっさ

可愛い感じと、荒廃的な雰囲気、どちらも流れている本作です。　なんでか、と言われたらちょっと説明しづらいけど…レトロ調が可愛いけど、宇宙という未知なる世界が舞台だからですかね？

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