大阪杯ってどんなレース?ウマ娘の視点からGⅠを徹底解説!
2021年も早いものでもう4月。
いよいよ競馬も春のGⅠシーズンを迎えました!
直近で開催されるGⅠレースが、4月4日(日)に阪神競馬場で行われる 大阪杯 です。
ウマ娘での「春シニア三冠」の1冠目にあたるレースですが、「ゲームではなんとなく出走させてるけど、どんな特徴のレースかわからない」という方も多いのでは?
そこで今回は、ウマ娘のゲーム、リアルの競馬の両方の視点から、大阪杯を徹底解説します!
大阪杯とは?
実はGⅠに昇格して今年で5年目と、GⅠとしての歴史は比較的浅いレースです。
春先に中距離馬の目標となるレースが少ないことを受け、2017年にGⅡから昇格しました。
GⅡ時代は、古馬(4歳以上の馬のこと。ウマ娘でいえばシニア級)たちのシーズン始動戦、または阪神大賞典と並ぶ天皇賞春の前哨戦という意味合いが強く、大阪杯自体が目標レースというわけではありませんでした。
しかし、GⅠ昇格後の現在は、2000mという距離設定からマイル路線と中距離路線の馬が一堂に会するため、GⅠの中でも出走馬のレベルが高くなりやすいレースになりました。
コースとしては、阪神競馬場の内回りを使用するため、最後の直線がやや短いことが特徴です。
ウマ娘だと、長距離ウマ娘でスピードが足りないと追走できない、パワーが足りずウマ込みを抜けられないため短い直線で差しきれないなどの取りこぼしが発生しやすいです。
直線も短いので、コーナーで加速するか、前めのポジションにつけると有利!
現実の競馬でも、小回りのコースで好走できる馬が上位に来やすいレースになっています!
ウマ娘に登場した馬で見る大阪杯
GⅡ時代
トウカイテイオー、ダービー後の無念の故障から復帰V
1992年には、前年の日本ダービー以来のレースとなるトウカイテイオーが出走。
10ヶ月ぶりと間隔は開いたものの、テイオーと同期で菊花賞2着のイブキマイカグラ、前年の有馬記念を制したダイユウサクらをまったく寄せつけず圧勝。
デビューから無敗のまま、王者・メジロマックイーンの待つ天皇賞春へと向かうのでした。
テイオーのいない菊花賞で、ナイスネイチャらと激しいデッドヒートを繰り広げました。(名前以外は史実どおり)
メジロマックイーン、骨折からの復帰戦でコースレコードV
テイオーの翌年、1993年にはメジロマックイーンが出走。
前年の天皇賞春をテイオーを下して制したものの、宝塚記念に向けての調教中に骨折が判明。
約1年の休養を経て、この大阪杯で復帰戦を迎えます。
レースでは、長期のブランクをものともしない走りで2着のナイスネイチャ以下を圧倒。
レコードタイムを引っさげて、前人未到の3連覇をかけて天皇賞春を目指すのでした。
ダイワスカーレット、強豪牡馬を蹴散らし逃げ切りV
3歳(ウマ娘でいえばクラシック級)にして3つのGⅠタイトルを獲得したダイワスカーレット。
古馬になっての初戦の大阪杯では、皐月賞とダービーの二冠馬メイショウサムソンや同期の菊花賞馬アサクサキングスらを抑えて牝馬ながら1番人気に支持されました。
レースでは、スタートからハナにたつと後続を完封し見事な逃げ切り勝ち。
この年の秋の大活躍を予感させる勝利となりました。
GⅠ昇格後
キタサンブラック、横綱相撲で押し切り「初代王者」に
前年の有馬記念で、わずかにサトノダイヤモンドに差し切られての2着に終わったキタサンブラック。
古馬王道路線の主役であることを示すべく、5歳シーズンの初戦として大阪杯を選択。
レースでは3番手追走から直線で抜け出し貫禄勝ち。
次走では有馬記念でのリベンジを果たすべく、サトノダイヤモンドの待つ天皇賞春へと向かいます。
今年の大阪杯の有力馬は?
さて今年の大阪杯ですが、GⅠ昇格後もっともハイレベルといっても過言ではない好メンバーが集まりました!
コントレイル
昨年のクラシック三冠馬で、無敗での達成は父・ディープインパクト以来史上3頭目の快挙。
さらに父子での無敗の三冠馬は史上初めて(※)と、これからの日本の競馬界をも背負って立つ存在。
先行してよし差してよし、どの競馬場でも力を発揮できる「最強のオールラウンダー」
※過去にはシンボリルドルフとトウカイテイオーが父子での無敗三冠に近づいたが、ダービー後のテイオーの故障離脱で達成ならず
グランアレグリア
昨年の春秋マイル制覇に加え、高松宮記念2着、スプリンターズステークス1着と、スプリント路線も完全制覇しかけた怪物牝馬。
今年は中距離路線に舵を切り、大阪杯が初の2000mのレース。
1200m、1600m、2000mのGⅠを制覇すれば史上初の快挙だが、果たして未知の距離を克服して偉業を達成できるのか…?
ちなみにグランアレグリアのトレーナー・藤沢和雄調教師は、過去にあのタイキシャトルも管理。
マイル~スプリント路線を制圧したタイキシャトルだが、本当は天皇賞秋へ出走させたかったそう。(※)
※当時は外国産馬に天皇賞の出走権利がなく、アメリカ生まれのシャトルも出走は認められなかった
サリオス
デビューから3戦無敗で朝日杯フューチュリティステークスを制し、昨年の皐月賞でコントレイルとの無敗対決に挑むもわずかに惜敗。
その後の日本ダービーでもコントレイルに完敗の2着。
秋は菊花賞をパスし、走りなれたマイル路線に戻すもマイルチャンピオンシップは出遅れが響いて5着敗退。
ナイスネイチャには及ばないが、実力はありながらもGⅠでは相手が悪くいまいち勝ちきれないタイプ。
今回もコントレイル、グランアレグリアとの対決だが一矢報いることはできるのか……?
レイパパレ
前走で大阪杯と同条件のチャレンジカップ(GⅢ)を制し、デビューから5戦5勝でついにGⅠ初挑戦。
昨年の秋華賞は抽選で除外されるも、秋華賞と同日の1つ前のレースに出走。
1800m戦で1:46.3(※)を記録。驚異のタイムで注目を集めた。
※三冠牝馬・デアリングタクトの秋華賞での1800m時点で1:48.5
なんと2.2秒も早い…!
まとめ
ゲームではあっさり通り過ぎがちな大阪杯ですが、リアルではGⅠになる前から名レースが繰り広げられてきました。
今年もかなりの好メンバーがそろったので、記録よりも記憶に残るようなレースになるか注目したいですね!
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