2/22 開催!VR DOJO – Session & Meetup For Creators- イベントレポート!
2022年2月22日「VR DOJO#3」が開催されました!
今回は株式会社ambrがゲストとして登壇、プラットフォーム構築に携わった『TOKYO GAME SHOW VR 2021』と『マジック:ザ・ギャザリング バーチャルアート展』、この2つのイベントについてお話ししていただきました。
VR DOJOとは?
GCG 主催の『VR DOJO』は“何かしらのモノづくり”をしている方を対象に、毎回VR にまつわるゲストをお招きして、開発の裏話や現在提供しているサービスの紹介などを聞く講座系イベントとなっています。 講座終了後には人事の方と交流できるミートアップも並行して開催しています!
それでは、早速「VR DOJO #3」のレポに進みましょう!セクション毎に分けてレポしていきます。
#1 ambrが「TOKYO GAME SHOW VR 2021」のオンライン会場設計を担当
毎年開催されている国内最大級ゲームイベントの「TOKYO GAME SHOW」(TGS)ですが、ここ数年はコロナ禍ということもあり、オンライン化が余儀なくされました。2021年度はambr がオンライン会場、「TOKYO GAME SHOW VR 2021」(TGSVR2021)を自社のメタバース構築プラットフォーム、「xambr」を用いて設計しました。また、TGS史上初のVR会場になりました。
エンドユーザーにフォーカスしたユーザーファーストの体験設計
「TGSVR2021」のイベントコンセプトは「つながり」。TGSは元来、ブース出展者が提供したい新作情報や試遊体験、そして来場者のゲーム愛の表現や、イベント参加から生まれる楽しさ、双方を後押しする複合的なイベントです。どんな立場の人でも、ゲーマーで、ゲームを愛していれば楽しめるようなイベント、それがTGSです。
その思いを大事にするため、ambrはエンドユーザーである「来場者」が楽しめる空間を作ることを念頭においてVR会場を設計、「つながりのかけら」と名称されたアチーブメントが生まれました。
裏テーマは「TOKYO GAME SHOWがゲームになる」
「つながりのかけら」とは要するに企業が出した自社ゲームに関するテキストやイラストです。それらをRPG風の樽や宝箱に隠して、会場中に設置し、ユーザーが会場を回遊しながらこれらを収集できる体験を設計しました。素材は集めて楽しめるうえに、VRアバターのTシャツプリントとして反映させることも出来るので、ゲームを自己表現やコミュニケーションの一端として使えるよう工夫しました。
また、「つながりのかけら」は発見すればその都度、会場中央に飾られていた「つながりの結晶」の成長に貢献したり、シークレットエリア出現を促したり、ユーザーの行動が会場に直接影響があるよう、ゲームの様な楽しい体験ができるよう配慮しました。
会期中は21万人以上の来場者を記録し、20社以上の有名企業がVR空間にブースを出展しました。VRを用いなくても参加可能ではあったものの、参加者の内66.7%がVRヘッドセットでの参加を選択したため、日本のVR普及率の拡大を感じました。
#2 VRで新しい体験や世界観を提供「マジック:ザ・ギャザリング バーチャルアート展」
世界中で2千万人を超えるユーザーを抱える世界最高峰のカードゲーム、『マジック:ザ・ギャザリング』(MTG)。膨大な数のストーリーラインや世界観を内包する、世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)で、現在もコンテンツが更新され続けています。
「これからのambrとしてのスタンダードを作る気持ちで制作しました」
MTG新セットの『神河:輝ける世界』を扱うこと以外はイベント内容が決まっていなかったため、企画段階からambrも参加しました。より良いユーザー体験を作るために試行錯誤を繰り返して、最終形態に辿り着きました。
通常のアート展の場合、作品を至近距離でじっくりと鑑賞することは様々な制約があり難しいですよね。VR上でのアート展に制約はありません!ゼロ距離から好きな作品を満足いくまで眺めることができます。作者の感想や、Twitterもすぐに見ることができるので、好みの絵師さんを見つけることもできます!
「VRは視覚と聴覚で楽しむもの」
見た目だけでなく、音にもこだわって制作。意識としては[視覚:聴覚]が対になるように。
VRにおいて「音」の分野はまだあまり開拓されていないので、挑戦しがいがある分野です。実際に体験してみると、音楽とナレーションが綺麗に聞こえて、世界観への没入感が格段に上がりました。特に、展示の目玉でもあった「ドラゴン・スピリットの召喚」は音が合わさったことにより、本当にドラゴン・スピリットを呼び出している感覚を味わえました。
また、用意されていた交流の場、「八角堂」でもambrのプランナー、サックーさんの実際の使用デッキが展示されていたりと、ユーザー同士のコミュニケーションを促す様々な工夫がされていました。やはりコロナ禍でファンミーティングや交流の場は減ってしまったため、VR上の空間でも、交流の場を持てるのは嬉しいようで、大いに盛り上がっていました。
#3 ambrでは一緒に働く仲間を募集中!
数々のVRイベントを手掛けてきたambrですが、現在積極採用をしています!
現在は少数精鋭、20人チーム。採用のポイントは会社のvalueを体現できるか。
・すべてをたのしむ
・チームでつくる、チームをつくる
・プロとして、高みを目指す
以上3つがambrの掲げるvalueとなります!
まだ国内ではVRやメタバースにおける成功例が少ないため、ユーザーのことを考え、楽しんでモノ作りに挑戦できる方が合うかもしれませんね。
現在はコロナ対策も兼ねてフルリモートになっているようですが、プログラミングはDiscord上で常にフィードバックできる環境を整備、キャッチボールを通してチーム全体で開発をしています。
● ハイエンドを開発機器が使える
エンジニア対象で約20万円相当のハイスペックな機器を貸与。エンジニア以外にも入社時点でMeta Questを1台貸与します。 仕事以外での利用も可能です。
●VR機器、ソフト購入の支援
入社後、最初に購入するVR機器は会社が半額支援。最新機種に対しても使用可能です。その他、月3000円上限でソフトやアバター購入も支援してくれます。
VR業界への転職を目指す方、ご相談ください!
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百人組手と称して、今回ゲスト出演してくれたambrの採用責任者、大柳さんとGCGでVR業界に精通している本間がアドバイザーとしてキャリア面談を実施しています!今後のキャリアについて漠然とでも相談したい方や、VR、ゲーム業界についての展望などの情報を仕入れたい方は奮ってご参加ください!
期間は2月23日から3月31日まで。参加は無料、オンラインでの面談となるので、気軽にご参加ください!
VRDOJOは5月に次回開催予定です!VRに興味のある方はそちらも続報をお待ちください!
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
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