ゲームクリエイター甲子園 熱血道場に麻野氏が現る!
第15回目となる「ゲームクリエイター熱血道場2022」のゲスト審査員として、『不思議のダンジョン』シリーズ創出者の麻野 一哉さんをお迎えします!
どうぞお楽しみに!
麻野 一哉さんを知りたい!
麻野 一哉(あさの かずや)さん
― 当時はまだ「ゲーム業界」という言葉も存在しない時代。どのようにしてゲーム業界に飛び込まれたのでしょうか。
ゲームソフトの箱の裏や雑誌からゲーム会社の住所を突き止めて、直接電話で連絡を取りました。当時は学生だったので、本当に緊張しましたね。
関西に住んでいたので「プログラミングを勉強できて、就活は大阪で、尚且つ東京転勤も可能性のある企業」に絞って就活をした結果、狙い通り転勤で東京配属になりました。
― 『ドラクエ』の開発から一転、会社初のオリジナルタイトルに臨まれたとのことですが、どのようなゲームを作られたのでしょうか。
当時はファミコンからスーパーファミコンにデバイスが変わった時代で、クリエイターたちはこぞって映像技術の進化に着目していました。ですが、取締役の中村光一さんは「音の進化」に着目していて。ある日飲み屋で「音に特化したテキストアドベンチャーを作りたい」と仰ったんです。
この構想を聞いたとき、高校時代読んでいた『GORO』という、今でいう『プレイボーイ』のような雑誌で筒井康隆さんが連載していた「美藝公」という小説を思い出しました。その時、たまたまページの端に、併せて「聞いてほしい曲」が記されていたのが印象的で。
本を読みながら音楽や効果音をシームレスに聴くことができたら良いだろうな、という考えが芽生えて、その結果生まれたのが『弟切草』です。
― 『不思議のダンジョン』や『テクテクライフ』など新しいジャンルのゲームを開発する際、どのようにして閃きを得ていますか?
「不思議のダンジョン」は、新しい閃き、というのではなく、チュンソフトの同僚に『Rogue』のことを教えられたんです、おでんの屋台で(笑)。
テクテクに関しては、関西から上京した時にせっかくなら東京中全部回りたい!と思ったんですが、何を持っていったことにするのか、ルール決めが難しいことに気付いたんです。
駅降りただけだと点だし、全ての道を歩くのは不可能。困っていた時に、『Ingress』というゲームに出会った。その街の有名なポイントがポータルとして全て登録されているので、そこに行ったら、その街に行ったことができる!と定めて歩き出しました。
ただ、当時はポータルに行った記録が残らなかったので、しょうがなく行った後に該当エリアを地図で塗りつぶしたりしていたのですが、その過程が楽しくて、ゲームにならないかな、と考えたまでです。
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ゲームクリエイター熱血道場とは
豪華ゲストが作品を見てアドバイスを送るYouTube番組『熱血道場』。
「ゲームクリエイター甲子園 2022」に応募された作品に対して、プロからの講評や月間MVPの発表などお届けする甲子園サポート番組です。
熱血道場 出演者ご紹介
道場主:宮田 大介
副道場主:いそぴー
GCG公式VTuber:椎名木 るか
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※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
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