敵の体のパーツを奪え、地獄の沙汰も貴方次第!
『獄落道中』は、地獄へ落ちた主人公が天国を目指すローグライクRPG。自動生成されたダンジョンを探索しつつ、敵の身体パーツをもぎ取って自分の身体にするシステム、独特な世界観を表現したグラフィックが強烈な印象を残す作品です。
すべての制作を一人で担当した『KSG制作所』の柴田大樹さんに制作を振り返ってもらいました。
地獄へ落ちた主人公が天国を目指すため力づくで登り詰めるゲーム。ランダムに生成されたダンジョンを探索し、扉を目指しましょう。
道中で出会う敵を「バラバラ」にし、敵の体のパーツを自分の体にくっつけることで自分の体をカスタマイズすることができます。
【地獄の沙汰も貴方次第】
『ゲームクリエイター甲子園 2022』が開催!!
1年を通して作品とクリエイターが共に成長することを目的にした成長型ゲームコンテスト!
公式HPはこちらから
派手にする部分にこだわりました
──前年の『ゲームクリエイター甲子園 2020』にも、唐揚げの頭を投げて敵を攻撃するゲームで参加していました。『獄落道中』もインパクトの強いゲームですね。
『獄落道中』の前に甲子園に出したRPGにインパクトがなかったので、個人でゲームを作るにはインパクトが大事だと思いました。そのために敵の体をグシャっと壊すような感じにして、できるだけバカゲーすぎないように、RPGの面白さも意識しました。
──受賞した時の気持ちはどんなものでしたか?
もちろんうれしかったです。モラルがあまりにも低くて企業賞は絶対に取れないと思っていて、応援してくださる人がいるだけでうれしかったんですけど、価値ある賞を受賞して「まさか」と思いました。
──制作をする上で印象に残っていることは何ですか?
企画を立てるまでが大変でした。前に出したゲームがインパクト不足で甲子園ではクオリティの高いゲームの中に埋もれてしまって、どうにかしてインパクトを付けようと考えました。最初は福笑いのゲームを作ろうと思ったんですよ。福笑いは顔のパーツを配置しますが、それを体に置き替えて、ぐちゃぐちゃになったパーツをくっつける自分だけの体験、というものです。『マインクラフト』もそうですけど、自分で組み立てて自分だけのプレイスタイルで遊んでもらおうと、この企画になりました。
制作期間は5カ月ほどです。敵の体が弾け飛ぶエフェクトにはこだわったので、見てほしいです。敵を倒すと体が弾け飛ぶんですけど、血しぶきだったり、ヒットストップといって倒した瞬間だけスローになったり、グシャっという音など、派手にする部分にこだわりました。
──独特の企画なので、どういう経緯で思いついているのかが不思議でした。
インディーゲームとかフリーゲームのトガった感じが好きなので、そういったゲームはすごく参考にしています。フリーゲームの『LIGHT TOWER』は、倒した敵を仲間に引き入れることができて、4人パーティーの仕組みだったり、死んだ仲間は消えてしまってまた新しい仲間を引き入れるところが『獄落道中』と似通っています。
──『獄落道中』の今後について教えてください。
『BitSummit』というインディーゲームの祭典に『獄落道中』を出そうと思います。UIや見づらい部分を直しつつ、ゲームバランスを調整する感じでやっていこうと思います。
ゲームクリエイター甲子園2021のサポート番組「熱血道場」でもピックアップ
ゲームクリエイター熱血道場は 毎回豪華ゲストをお呼びして、学生インディーゲーム最大の祭典「ゲームクリエイター甲子園 2021」に応募された作品に対してプロからの講評や月間MVPの発表などお届けするサポート番組です!
『ゲームクリエイター甲子園 2021』は参加人数が約1500人、参加作品数は約700となり、65の企業にスカウト・サポートをいただきました。表彰結果、クリエイターインタビューをご覧ください。作品紹介ページから作品をダウンロードして遊[…]
GCGではゲームクリエイター甲子園の他にも、FB会などの甲子園関連コンテンツ、ゲームクリエイターを招いたトークイベント、企画書講座、就活相談など様々な活動をしています!
ゲーム業界に関する様々なことをLINEやディスコードで発信しているので、気になった方はご登録ください!
ゲームクリエイターが生涯現役でいられる世界を目指して、
ノウハウ還流の場やクリエイター同士のコミュニケーション機会など、
クリエイターの生涯活躍を支援する活動をしています。
会社の垣根を越えて、業界全体が協力してクリエイター育成が出来る
仕組みづくりを日々模索しています。
Game Creators Guild 公式サイトはこちらから