ごきげんよう、毛玉です。連日PUI PUI してます。
拝見します。
私はこれまで多くのゲームをプレイしてきて、それによってつらいときもやり過ごすことができたので、ゲームに恩返しをしたいと思っています。
御社であればその夢が叶えられるため志望しました。
※エントリーシートの話はこちらも参照してください!
ごきげんよう、毛玉です。最近アップルパイにはまっています。痩 […]…
自分らしさがそこにあるか
さきほどの文章を見てみましょう。
この志望理由がダメなわけではありません。ただ、誰が書いても違和感ない文章に見えませんか?
その人がどんなことが好きで、どんな経験をしてきて、何がやりたいたのか。
同じゲーム業界を目指す人でも、その人ひとりひとり、みんな違うはずです。
ですので、エントリーシートからはその人らしさが伝わってくるはずなのです。
そのためにはもう少し掘り下げてその人らしい言葉で表現することが大切です。
一緒に文章を掘り下げてみよう
「掘り下げができないんです!」という声にお答えして、一緒に見ていきましょう!
私はこれまで多くのゲームをプレイしてきて、それによって②つらいときもやり過ごすことができたので、③ゲームに恩返しをしたいと思っています。
④御社であればその夢が叶えられるため志望しました。
もっと掘り下げられる部分に番号を振り、赤字にしました。
この部分を読んで気づくことはありませんか?そうなんです、ちょっと抽象的なんです。
抽象的な部分を自分の言葉で説明できるように考えること、それが掘り下げると言うことなんです
早速解説していきます。
①おもしろいゲーム
普段の生活で何気なく使いますよね。友達との会話で「あのゲームおもしろいよね」と言ったらだいたい伝わります。
それは、友達になる人たちとはそもそも好みが似ていたり、自分がおもしろいと思うものを友達が知っていたりして、「おもしろさ」の前提が同じだから伝わるのです。
実際の「おもしろさ」は多種多様。人によって感じ方も全然違います。
例えばFPSの敵を倒す爽快感が大好きな人と、野球ゲームで勝敗を決めるチーム編成を考えるのが大好きな人。それぞれが感じる「おもしろさ」は違いますよね。
エントリーシートは会ったこともない全く知らない企業の中の人に文章だけで伝える必要があります。単純に「おもしろい」と書いてもあなたのことを知らないので、どういうことがおもしろいのか伝わらないのです。
もっと丁寧に具体的に書いていきましょう。
- それはどんなおもしろさでしょう?
- 自分がおもしろいと思うゲームはどんなジャンル、タイトルでしょう?
- それらのどこがおもしろいと感じるのでしょう?
自分に質問を重ねてみてください。
②つらいときもやり過ごすことができた
この「つらい」も人によっていろいろなつらさがあると思います。つらい経験をすべて正直に話すのは抵抗があるかもしれません。話してもいい範囲でどんな経験をしたのか具体的な話を書いてもらえるとあなたという人を理解することができると思います。
つらいこと、楽しいことなんでも心に残った思い出がクリエイティブのきっかけになることはたくさんあります。
そのとき、どんな風に感じたのか、マイナスの出来事の場合はどのように乗り越えたのか、プラスの思い出であればそこから何につながったのか、いろいろ考えることができると思います。
自分の過去に向き合うことは自分自身に向き合うことでもあります。人間は過去に経験したことから自分の価値観をつくっていくのです。
そしてクリエイターは自分に向き合い続ける必要があります。自分の思考や感性からモノを生み出していくのですから避けて通れません。
今から向き合い、掘り下げ、自分を理解する練習をしておきましょう。
③ゲームに恩返しをしたい
ゲームに恩返しをする。それはゲーム開発を仕事にする必要があるのでしょうか?
例えばユーザーとしてゲームを購入し、楽しみ、作り手におもしろい!と伝え、周りの人に宣伝してさらに買ってもらう。これでも十分に恩返しだと思います。ユーザーの皆様、本当にありがとうございます。
あなたが働くことと恩返しの内容が不明なので、その因果関係がこちらからは見えづらいのです。
何をしたらゲームに恩返しができると考えているのか、書き出してみましょう。
ここでポイントですが「正しい答えを書かないといけない」と思い込んでないですか?
エントリーシートはペーパーテストと違って正解が決まっていません。
自分の考えを相手に伝えるのが目的なのです。
正しい未来は存在しないので、少なくても今の自分が考えることを記載しましょう。
何をしたいのか、どんな仕事があるのか全然わからないのであれば業界・企業研究をしてみましょう。
そこがわかればもう少し具体的に書けると思いますよ。
④御社であればその夢が叶えられるため
ここの「その夢」は③ゲームに恩返しをしたいで説明できました。次に伝わらないのが「御社であれば」です。
もちろん、企業の担当者は自分の会社のビジョン、仕事や特徴を知っています。選考の際はこれらと応募者の方のやりたいこと、できること、考えなどがマッチしているのかを見ていきます。
自分の会社のことはわかっていても、応募者がどう思っているかはわかりません。
新卒採用を積極的に行っている会社であれば、就活ナビサイトや自社採用ページ、求人票で自分たちの紹介を詳しく行っています。
これは、自社のことを知ってもらい、自社に合うと感じた応募者に来て欲しいからです。そうなると、その会社のことを理解できているかどうかは選考の中で重要なポイントになります。
自分が調べて、やりたいことができると思った理由を丁寧に書く必要があるのです。その会社がどうだから夢が叶えられるのかを考えてみましょう。
その会社で何ができるのかよくわからない場合、やはり業界・企業研究が足りていません。
まずそちらを先にやってみてください。
※業界・企業研究の仕方はこれらの記事を参考にしてみてください。
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私はこれまで多くのゲームをプレイしてきて、それによって転勤族で友達ができてもすぐに離れ離れになってしまい、つらい思いをしていましたがゲームでつながることができ、さみしさを乗り越えることができたので、同じような思いをしている人たちに喜ばれ、たくさん遊んでもらえるゲームを開発したいと思っています。
ネットワークゲームに強みのある御社であればコミュニケーションを生むゲーム開発に携われるのではないかと志望しました。
なるほど、人とのつながりを大事に思ってるんですねえ。
まとめ
②なぜ?と聞かれて説明できないことは書かない
③「正しい答え」を探さず、自分の考えを突き詰める
自分は丁寧に書いたつもりでも他の人から見たら伝わらないことも多々あります。
ちょっと恥ずかしいですが自分のアウトプットを人に見てもらい、フィードバックをもらうのもプロクリエイターなら当たり前のこと。
就活だけでなく、その先にある長いゲームクリエイターのキャリアに生かせるよう、取り組んでみてくださいね!
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