「見るまで確定しない!」学生が生んだシュレーディンガーの猫パズル『Hide for Cat – all for the best -』インタビュー

『Hide for Cat – all for the best -』インタビュー

今回は『Hide for Cat – all for the best -』インタビューをお届けします。床や壁を隠してクリアを目指すパズルゲームについて、えいとえいどさんにお聞きしました。

【能ある猫は”床や壁”を隠す】

このゲームは、床や壁を隠して見えなくすることで、その見える形そのままに地形が変化する世界でクリアを目指す、2Dパズルアクションゲームです。飼い主の元へたどり着くために、主人公の猫は一見クリア不可能なステージを、壁や床を隠して消すことで進んでいきます。

地形を変化させ、自身でゴールまでの道を切り開くのがこのゲームの魅力です。

【シンプルな操作方法】
基本的な移動とジャンプに加え、壁や床を隠す「ブラックボックス」を活用して攻略していきます。「ブラックボックス」はマウスをクリックしている間に出現し、それで地形を隠すことで、その場所の地形がないものとして扱われ通り抜けることが出来ます。この直感的な操作で様々なステージを攻略していきます。

【異なる二つのモード】
このゲームは、ひらめきとカジュアルな遊びのできる、「パズル」モードと、ギミックを駆使してゴールを目指す「アクション」モードの二つがあり、同じ”床や壁を隠す”要素でも違う楽しみが可能です。

【ステージ】
ステージは全部で57個!簡単なものから高難易度のもの、少し癖のあるものまで様々なステージがあなたを待ち受けます!

【ストーリー】
主人公である猫はある日失踪した飼い主を探すため、彼女の存在を追って攻略不可能な迷宮へと進みます。壁があったり、扉が埋まっていたり、攻略不可能にも思える迷宮を、彼女の研究である「存在を遮断し触ることすらできなくする力」を用いて進んでいきます。

【配信ガイドライン】

ゲーム配信・実況:個人・法人問わずOKです
ネタバレ:OKです
収益化:OKです
配信プラットフォーム:特に制限はありません

・配信、実況をしていただける場合は、以下を記載していただけると嬉しいです!
Steam URL

■開発チームについて

──チームの紹介をお願いします。

「えいとえいど」といいます。本作の企画―プログラミング―イラストをやってます。
基本的に開発は一人です、テストプレイとかは友人にやってもらったりしてます、

──チームは何人くらいですか。

一人でやってます。一人で無理な部分(音楽)などはネットでフリーのものを探してます。

──ゲーム業界の経験はありますか?

ないです。地方に住む情報系の学生です。学校ではAIとか組み込みの勉強をしてます。

■開発について

──『Hide for Cat – all for the best -』開発のきっかけについておしえてください。

学校祭でUnityを触って、自分でもなにか一本ゲームを作ろうと思って企画をメモしてました。その中の一つで「見るまで確定しない。シュレーディンガーの猫パズル!」というものがあり、それが原型です。
そこから、色々要素から連想して、隠したものが消えるパズルに行きつきました。
その熱量のまま初期版を1週間くらいで実装し、今に至ります。

──開発で苦労されたところは?

初期版を2週間くらいで作って友人にテストプレイしてもらったときですね。1時間後くらいに、大量のバグ報告と意見が送られてきたのを覚えてます。
動画取ってもらって見たり、実際に通話しながらやってもらったりしながら一つずつバグを修正したときが大変でした。面白くてそのバグは笑ってたんですけど、それ治すためには根本から修正が必要で、結局内部処理をほぼ書き換えたことを覚えてます。

──完成までどのくらいの期間を想定していましたか?

長期休み中かつモチベーションが持つうちに完成させようと思ったので1~2か月くらいですね。

──実際にかかった期間はどうでしょう?

実際の制作はそのくらいです。それからSteamへの対応とか修正に1か月くらいですね。形になって満足して放置してて、どうせならSteamで出そうと長期休みに頑張りました。
学生なので、どうしても長期休みに一気にやる形になってしまいますね。

──ゲームエンジンは使っていますか?

Unityを使ってます

■ゲームについて

──本作のおすすめのポイントを教えてください。

地形を隠すギミックを使うことで、「ズル」が出来るのがおすすめのポイントです!近道をしたり、ギミックを回避したり、難しすぎず優しいパズルが魅力です。

──床を隠すアイデアが面白いですね。

ありがとうございます!元々は操作側の猫がすり抜けるという設定だったんですが、「それじゃあ落下していかない?」「なんでもありになりすぎない?」と色々練り直して今の形に落ち着きました。
今思うと、もっと色々できたなぁと未熟な過去の自分に思います。

──猫かわいい。

プレイヤーが一番見るのは操作する猫なので、猫は可愛いと思ってもらえるように考えました。なので着せ替え機能などを実装して、猫に愛着を持ってもらえるようにしました。

──本作の今後について教えてください。(セールやアップデートなどがあれば)

Steamの大型セールで必ずセールしてるので、ぜひ良かったら購入お願いします!

■最後に

──この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。

このゲームは、僕が初めて完成させたゲームです。とりあえず自分の出来る範囲のパワーで作って公開してみましょう。人に遊んでもらってやっと完成だと思ってます。

──ありがとうございました。

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