SRPG『マーセナリーズサーガ』シリーズのノウハウを活かして開発した『クロステイルズ』開発者インタビュー

『クロステイルズ』インタビュー

今回は、開発会社ライドオンジャパンのチームスタッフに『クロステイルズ』についてお聞きしました。『マーセナリーズサーガ』シリーズを手掛ける同社はどのように新作開発に取り組んでいったのか、見ていきましょう。

また、この場をお借りしまして、パブリッシャーのケムコ様にもインタビューをご快諾いただいたお礼を申し上げたいと思います。

 

『クロステイルズ』について

交差する物語、獣たちは何を見る
犬族の住まう『ランヴェルフルト王国』
猫族の集い『ヒディーク共和国』
そして数十年にも及ぶ両国の戦争

二人の主人公それぞれの視点から物語を追い、本当の真実を知ろう

仲間を育成し、ステージに挑み、自軍を勝利へと導く。
タクティカルシミュレーションのファンの期待に応える大長編SRPG

 

◆◇二人の主人公◇◆ ~獣達の瞳が映し出すものは~
犬族の若き隊長『フェリクス』
猫族の部族姫『シャイマー』

選んだ主人公によって異なる仲間達と共に戦うことになり、戦略性も変化する。

◆◇タクティクス◇◆ ~奥深い戦闘システムと戦術~

-俊敏とターン-
俊敏順で行動を行い、敵味方全キャラクターの行動が終了すると次ターンとなる。
的確な指揮で勝利を呼び込もう。

-地形と高低差-
高所からの攻撃はダメージが増え、弓は高低差で射程が変化。
位置取りを意識した行動につとめよう。

◆◇編成 & 育成◇◆ ~自由度の高いキャラビルド~

-ジョブチェンジ-
30種類以上にものぼるジョブの数々。
弓士で遠距離攻撃を重視するか、鉄壁の重騎士で守りを固めるかは君次第。

-スキルツリー-
ジョブ毎にスキルツリーが用意されており、解放や強化が可能だ。
ジョブとスキルの組み合わせで幅広い戦闘スタイルを楽しもう。

-雇用-
より戦闘を有利に進めるため汎用キャラクターの雇用が可能だ。
タイプの違いもステータスに影響するため、慎重な判断を行おう。

◆◇大ボリューム◇◆ ~数多のステージを攻略せよ~
イージーからマニアックまでの四段階の難易度選択。
二人の主人公の物語に加え、それぞれマルチエンドとなる長編ストーリー。
更には歯ごたえのあるやりこみステージ。

総プレイ時間60時間に及ぶ内容を遊びつくしましょう。

■開発について

●『クロステイルズ』開発のきっかけについておしえてください。
弊社にはクロステイルズと同様のSRPG「マーセナリーズサーガ」シリーズがありまして、こちらで培ったノウハウを生かして一段上に進化させた物が作りたくてケムコ様に企画ご提案させていただきました。

●開発で苦労されたところは?
今まで2Dメインで開発していてマップなど一部3Dを使用する程度でしたが、今作ではキャラもマップも全て3Dになりました。
3Dに不慣れな部分もあり、なかなか速度が出ないなど絵作りにおいてクオリティの調整が苦労しました。

●完成までどのくらいの期間を想定していましたか?
当初は1年を予定していました。

●実際にかかった期間はどうでしょう?
蓋を開けてみれば倍の2年が掛かっていました。

●ゲームエンジンは使っていますか?
Unityを使用しています。
今作のクロステイルズでは社内5人で作成していますが、正直ゲームエンジン無しではゲーム開発は考えられませんね。

■ゲームについて

●本作のおすすめのポイントを教えてください。
キャラビルドの面白さですね。
ジョブチェンジ、スキルツリー、パッシブスキル装備、装備品の改造など沢山カスタマイズできる要素は入れてあります。

●メンバーのみなさんが好きなキャラを教えてください。
私はランヴェルフルト王国編のヴェンデルが好きですね。
昔から主人公の相棒ポジションのキャラが好きになりやすいです。

プログラマーはヒディーク共和国編のアッバースが好きだそうです。
見た目もカッコいいおやじですが、何より使ってて強いですからね。

●ジョブとスキルの数はそれぞれどのくらいあるのでしょう?
ジョブはどのユニットも就ける汎用ジョブが24とプレイヤーキャラそれぞれに固有のジョブがあります。
スキルはプレイヤーが使えるもので500~600、敵専用の物も含めると700弱あります。

●本作の今後について教えてください。(セールやアップデートなどがあれば)
不具合修正などのアップデートは行っていく予定です。
引き続き新しいSRPGは開発していくと思いますので、お楽しみに!

■最後に

●この記事をご覧の開発者や学生の皆さんに一言お願いします。
ゲーム業界を目指す学生さんには学校の課題以外でもUnityやUnrealEngineなど個人、少人数でゲームが開発できる環境や情報が整っていますので、とにかくゲームを作ってみて貰いたいですね。
作ることで分かること、覚えることは物凄く沢山ありますから。

弊社は少人数でゲーム開発を行っています。
しかも恵まれたことに自社開発が多く、ゲームに自分の意見が反映されやすい環境だと思います。
まだまだ技術は拙いので業界の方で「しょうがない、力を貸してやろう」と思った方は是非ライドオンに来て一緒にゲームを作りましょう!

●ありがとうございました。

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