皐月賞ってどんなレース?ウマ娘の視点からGⅠを徹底解説!
先週の桜花賞は、2番人気ソダシが先行押し切りの横綱相撲で見事勝利!
白毛馬でクラシック制覇という偉業を成し遂げました!
真っ白な馬体がターフに映えますね!
2着も1番人気サトノレイナスと、馬券を的中した方も多いのではないでしょうか?
3番人気のメイケイエールはまさかの18着。
ミニーアイルに体当たり、ソングラインにかみつこうとするなどじゃじゃ馬っぷりを発揮し、平地調教再審査が課されました…
ゲート不良や、大きく逸走した馬に課され、審査に合格しないとレースに出走できなくなる。
オルフェーヴルの阪神大賞典(2012年)、ゴールドシップの宝塚記念(2015年)が有名。
メイケイエールはハミ受け不良(騎手の指示に大きく背いた)により再審査。
ウマ娘でも目標になることの多いレースですが、実際はどんなレースかわからない方も多いのでは?
皐月賞とは?
皐月賞は牡馬クラシック三冠の一戦目のレースで、中山競馬場の芝2000mで行われます。
目次 1 桜花賞ってどんなレース?ウマ娘の視点からGⅠを徹底 […]…
前哨戦の弥生賞やスプリングステークスでは、道中緩んだペースになりがちです。
しかし、本番の皐月賞は前哨戦に比べて締まったペースでレースが流れます。このため、2000mより短い距離の締まった展開のレースを経験した馬がよく上位に食い込みます。
共同通信杯(GⅢ) 東京1800m
弥生賞(GⅡ) 中山2000m
スプリングステークス(GⅡ) 中山1800m
これも競馬の面白さのひとつですね!
ウマ娘に登場した馬で見る皐月賞
ウマ娘に登場する馬は、皐月賞を勝っている馬がめちゃ多いです。
そのため、今回はクラシック三冠を達成していない馬を前哨戦ごとに紹介します!
【1992年】ミホノブルボン、血統の壁を越え1冠目制覇
ウマ娘でも描かれている通り、もとは短距離血統のミホノブルボン。
デビュー戦は1000m、2戦目は1600mのレースを連勝。次走で2歳チャンピオンを決めるマイル戦、朝日杯3歳ステークス(現・朝日杯フューチュリティステークス)に勝利し初GⅠ制覇を遂げます。
年明け初戦は1800m戦のスプリングステークス。調教師の「距離が持たなければスプリント路線へ」との言葉をよそに、2着に7馬身差をつける圧勝劇で皐月賞へ乗り込みます。
単勝1.4倍の圧倒的人気に推された皐月賞は、ハナを切るとよどみないペースで逃げ、直線でもリードを保ち2馬身半差の快勝。前哨戦からさらに距離延長となったものの、血統の壁を見事打ち破りました。
【2001年】アグネスタキオン、三冠馬への第一歩も…
幻の三冠馬とも呼ばれるアグネスタキオン。
デビュー2戦目のラジオたんぱ杯3歳ステークス(現・ホープフルステークス)で、ジャングルポケットやクロフネといった強豪に快勝。(この2頭は共にのちにGⅠ2勝)
早くも大物感を漂わせていたタキオンは、年明け初戦の弥生賞でも5馬身差圧勝。
迎えた皐月賞では、先行した馬が崩れる展開を5番手から抜け出し完勝。
誰もが無敗の三冠馬誕生を期待する中、レース後2週間ほどで故障が判明し、そのまま引退。
“超光速の粒子”の名前通り、光の速さでターフを去りました。
有名な産駒には、ウマ娘でもおなじみのダイワスカーレットがいるよ!
【2012年】ゴールドシップ、伝説の「ワープ」で初GⅠ制覇
ウマ娘というコンテンツで最も名が知れ渡ったであろう馬、ゴールドシップ。
GⅠを6勝したゴルシの初GⅠ制覇がこの皐月賞でした。
4戦2勝というまずまずの成績で2歳シーズンを終えたゴルシ。
年明け初戦に共同通信杯を選択すると、先行して3番手につけ、のちのダービー馬ディープブリランテを交わし重賞初制覇。
迎えた皐月賞、前日の雨により内ラチ沿いの馬場はぐちゃぐちゃで、ほとんどの馬が大外を回すようなコンディションでした。
前走で先行したゴルシもこの日は最後方。(この時期からスタートしても全く行き脚がつかなくなる)
そのまま3コーナーに差し掛かると、誰も通らない内よりの進路どりを敢行。4コーナーでいつの間に6番手まで位置を上げると、直線ではメンバー最速の末脚で快勝。持ち前のタフさを存分に発揮してGⅠを制しました。
いまは種牡馬として頑張っているので、いつかゴルシの子がGⅠを制する日も来るかもしれません!
今年の皐月賞の有力馬は?
エフフォーリア
前走の共同通信杯を2馬身半差の快勝。このレースの2着ヴィクティファルスはスプリングステークスを制し、3着シャフリヤールは毎日杯をレコード勝ち。
ハイレベルなメンバーを蹴散らし、3戦負けなしで満を持して皐月賞に参戦します。
騎乗するのは22歳の若武者、横山武史騎手。
父・典弘騎手は、同じ22歳で迎えた皐月賞でメジロライアンに騎乗。3着に敗れますが、ライアンの主戦を任されてから関東のトップジョッキーへと成長しました。
武史騎手も偉大な父に続けるか注目です!
ダノンザキッド
昨年末のホープフルステークスを制した、メンバー唯一のGⅠ馬。
管理する安田隆行厩舎は、ロードカナロアやカレンチャンなど名だたるスプリンターを手掛けてきたものの、クラシックは未勝利。
安田調教師の弟子の川田将雅騎手で、指定コンビでの初のクラシック制覇に挑みます!
ダノンザキッドが勝てば騎手と調教師で皐月賞ダブル制覇!
ちなみに、ダノンザキッドの父はジャスタウェイ。
オーナーは銀魂などの脚本を進めた大和屋 暁氏で、「ジャスタウェイ」の名前の由来も銀魂から取ったそう。
ゴルシが心を開いた数少ない馬としても有名。
ラーゴム
しぶとい競馬が持ち味のオルフェーヴル産駒。
前走のきさらぎ賞(GⅢ)をかかりながらも先行して押し切り勝ち。
オルフェーヴルは父ステイゴールド、母父メジロマックイーンとタフなレースに強い血統。
週末の雨予報を味方につけ、勢いそのままに一気にGⅠと奪取なるか?
まとめ
例年に増して混戦模様の皐月賞。
上位人気から人気薄までどの馬にもチャンスがあるので、予想は難しいですがどんな馬券を買っても配当のうまみはありそうです。
みなさんも馬券を買って、気になる馬を応援しよう!
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