2019年11月30日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします!
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遊び方が変わるかも? 早くチャレンジ!
スクウェア・エニックスさんから退職して次に行こうと思ったきっかけとかあったんですか。
スクウェア・エニックスの後半、私はLuminous Studioというゲームエンジンを作る部署にいました。
その前は新規事業を担当しており、その頃に初期アプリしかないiPhoneの初代が出たんですね。それを見たときにこれは時代が変わるんだなっていうのを思いました。
その前は新規事業を担当しており、その頃に初期アプリしかないiPhoneの初代が出たんですね。それを見たときにこれは時代が変わるんだなっていうのを思いました。
『初代iPhone』
2007年1月発売。AppStoreはまだない。
ソーシャルゲームのオープン化の波が来ていた頃、DeNAに転職した元同僚とランチをするとソシャゲの話題になるんです。
それでスクウェア・エニックスだとそういうサービスはまだなくて、でもこういう風にゲームって変わっていくんだろうなというのを感じて、自分も何かソーシャルゲームやその後出てくるスマートフォンでゲーム開発をしてみたいなと思ってグリーへ転職することになりました。
それでスクウェア・エニックスだとそういうサービスはまだなくて、でもこういう風にゲームって変わっていくんだろうなというのを感じて、自分も何かソーシャルゲームやその後出てくるスマートフォンでゲーム開発をしてみたいなと思ってグリーへ転職することになりました。
周りから止められませんでした(笑)?
折角スクウェア・エニックスにいるのにって。
折角スクウェア・エニックスにいるのにって。
それは私より先に江本さんはグリーに入社されていましたど、よくそんなことを(笑)
僕はNECの後コンサルを挟んでいるんで違和感がないですけど、ソーシャルゲーム出たときにコンソールの人に言われたじゃないですか。
言われましたね。
「ゲームじゃないものを作って、何をやっているんだ?」って。そういうところに行ったわけですよね。
でもそういうのがゲームの歴史の中に繰り返しあるので、私の一番初めのゲーム体験はスペースインベーダーでゲームセンターです。当時ゲームはゲームセンターで遊ぶものだったけど、その後家庭用ができました。
全然違う遊び方が提供されるときに、ゲームが大きく変化したので、もしかしてスマートフォンっていうのは、ゲームの遊び方が変わるんじゃないかなと思って、そういうのは早くチャレンジしたいなと。
全然違う遊び方が提供されるときに、ゲームが大きく変化したので、もしかしてスマートフォンっていうのは、ゲームの遊び方が変わるんじゃないかなと思って、そういうのは早くチャレンジしたいなと。
先ほどネットで検索して出てくるものにあまり価値がないと言ったのは、こういうときに活かされてきます。早く行って自分から吸収した方が、自分のキャリアにとって良いというのは迷いがありません。周りは色々言いましたけど、私は迷いがなかったですね。
この頃はクリエイターとしてというよりもうマネジメントとかされていたんですか。
そうですね。先ほどのPlayOnlineのときから社内でUIチームのリードになっていたのでマネジメントも含まれていました。
段々マネジメント寄りになっていました。
現在も部署のマネジメントはしておりますが、自分で担当しているタイトルもありますので、再びプレイングマネージャー的なところをやっています。
段々マネジメント寄りになっていました。
現在も部署のマネジメントはしておりますが、自分で担当しているタイトルもありますので、再びプレイングマネージャー的なところをやっています。
自分で作ったゲームを楽しむことって?
学生質問
「自分で作ったゲームをユーザー視点で楽しむことはありますか」
「自分で作ったゲームをユーザー視点で楽しむことはありますか」
デバッグでだいぶ遊び尽くしてしまうんですよね。
サガ フロンティア2を作っているときはストーリーも仕様も見ているんでどうやって遊べばいいか分かっちゃうし、次の日になると大きい改修が入っていてセーブデータがもう一回始めからにしてくださいって言われることもあったんで「また始めからか」って(笑)
ユーザーになったときに純粋に楽しめないっていうのは起きちゃいますね。
サガ フロンティア2を作っているときはストーリーも仕様も見ているんでどうやって遊べばいいか分かっちゃうし、次の日になると大きい改修が入っていてセーブデータがもう一回始めからにしてくださいって言われることもあったんで「また始めからか」って(笑)
ユーザーになったときに純粋に楽しめないっていうのは起きちゃいますね。
リリースした後はユーザーとして遊べますが作っている最中は中々難しいですよね。
次回は「強くてニューゲーム」
つづく…!
登壇者ご紹介♪
■今井 仁(いまい ひとし)
1997年スクウェア(現スクウェア・エニックス)入社。コンソールゲーム、デジタル家電アプリの開発、R&Dに携わる。2012年グリー入社。アート部門マネージャー、シニアマネージャーとしてスマホゲームの運用、新規開発、開発スタジオの副部長、部長としてスマホゲーム、コンソールゲームの運用、新規開発に携わる。2019年よりディライトワークスのアート部の副ジェネラルマネージャーとして主に組織運営を担当中。
■江本 真一(えもと しんいち)
NEC社にてシステムエンジニア、新規ソリューション企画を担当。コンサル会社を経て、2011年グリー社へ。SNS事業およびクリエイティブセンターを統括、またVR事業、VTuber事業といった新規事業を推進。
現在、ミクシィ社のデジタルエンターテイント事業本部にて、ゲーム開発、M&A/PMI、エンタメ事業全般を推進。
■小林 陽介(こばやし ようすけ)
2011年3月にグリーに入社。JapanGame事業 本部でゲームデベロッパーとのアライアンス事業を担当し 、オルトプラス社やGMOインターネットグループ、サイ バーエージェントグループ、グラニ社等との業務提携を推 進し、数多くのヒットタイトルを担当する。
2016年4月よりグリー100%子会社であるファンプ レックスを立ち上げ、執行役員副社長に就任、ゲーム事業 のM&Aを推進し年間取扱高100億を達成した。
現在、事業開発ギルドBizconcierを創業、複数 企業の顧問を務める。
ゲームクリエイターが生涯現役でいられる世界を目指して、
ノウハウ還流の場やクリエイター同士のコミュニケーション機会など、
クリエイターの生涯活躍を支援する活動をしています。
会社の垣根を越えて、業界全体が協力してクリエイター育成が出来る
仕組みづくりを日々模索しています。
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