【Vol.6】『第一線で活躍し続けるプロデューサーの20代の過ごし方』【イベントレポ】

こんにちは! こばみです!

2019年5月23日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします!

Vol.5 はこちら

関連記事

こんにちは! こばみです!2019年5月23日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします!Vol. 4はこちら[si[…]


Game Creators Guild主催 U30クリエイター応援企画!
ep.2『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』

プロデューサーとしての下積み
#11 最初のプロデュース作品
#12 先輩の背中を見るためにイベントを自分で発生させる

登壇者
髙橋宏典氏
成沢理恵氏
モデレーター
小井戸洋氏

#11 最初のプロデュース作品

成沢氏

当時は最初は1本作るとププロデューサーとして入社し、数本きちんと先輩についてプロデュースのアシスタントをして、その後に自分だけで開発会社を探してきて、社内で予算認可を受けて、企画を立ち上げ、1本作るとプロデューサーになれました。
エンドネシアというゲームは私の最初のプロデューサー作品ですね。

ラブデリックというPlayStation用ゲームソフト「moon」という名作ゲームを作った会社さんが大好きでして、一般的なRPGって当然主人公の勇者が偉いじゃないですか。当時のRPGのオマージュでそれの逆なんです。勇者が普通に暮らしていたモンスターの世界にいきなり入ってきて、モンスターをいっぱい倒している、という話があるんです。

それが大好きでドラクエの会社がそれを出したら面白いなと思っていて、ずっとラブデリックに通い続けてました。本当にずーっと「ゲームが好き」って伝えて、その度に「他社さんの開発をしてるから、じゃあまた!」というのを繰り返していたんですけど、通い詰めて、足を使っての営業ですね。

(こばみの心の声)
めげずに通い続けられたんですね!

 

成沢氏
小さな会社さんだったんでラインが埋まっていて、全然駄目だったんですよ。ようやく2年越しくらいに「いいよ」って言ってもらって。
それで一緒に作らせていただいたのがPlayStation2用ゲームソフト「エンドネシア」というゲームで、それがプロデューサーとしての最初の作品でしたね。

『エンドネシア』
2001年5月にリリースされたPlayStation2用のゲームソフト。
エンドネシアという島を探索し、主人公のエモと呼ばれる能力を使って神様を助け出す。
エモはエモーション(気持ち)からとった言葉。寒がっている人がいたら「アツイ」エモを使い、悲しがっている人には「タノシイ」エモを送ってあげる…というように、主人公とエンドネシアに住むいろんな人や動物、そして植物と、エモを使って対話をし、そうすることでみんなが幸せになっていくRPG。

$B%2!<%`@=:n2q

#12 先輩の背中を見るためにイベントを自分で発生させる

成沢氏

今思うとプロデューサーとしてのコツは教えられても、プロデューサーって教えようがないんですよね。
なのでプロデューサーのなり方は誰も教えてくれませんでした。
とにかく背中を見るしかなくて、直属の上司の打ち合わせ以外にもいろんな先輩の打ち合わせについて行きました。私がアシスタントじゃないんですけど色んな人のスケジュールを盗み見て「この開発会社の打ち合わせついていってもいいですか」って言って、行く。行っても打ち合わせの内容自体は何も分からないですけど、とにかく見る。

高橋氏

「行きたい」と言えば「いいよ」という感じなんですか?

成沢氏

そうなんですよ。「行きたいです」というと、「いいよ」って言ってくれました。

高橋氏

それはいいですね。
普通会社って上司と部下が決まったら、「関係ないじゃん」ってなりますしね。

成沢氏

その辺はすごく柔軟だったんですよ。そこが良かったんですけど。
フラグがどこに立ちそうかというのも予測もつかないまま、毎日何か自分でイベントを発生させようと思ってました。

「ついて行く」と私が言うと「いいよ」って言ってもらえて、『○○さんと△△会社に行く』というイベントが発生する。そうやって色んな会社に行きましたね。

小井戸氏

先輩との飲みのお誘いがあれば積極的に行かれて、チャンスはとにかく行動力で何でも吸収するみたいな姿勢でやられていたのかな、と。

成沢氏

そうですね、当時初台のエニックスビル近くにゴールデン街がありまして、毎晩ゴールデン街で飲むんですよ、先輩が。

とにかく仕事して23時くらいからゴールデン街行って飲んで、会社戻ったら先輩達とオンラインゲームで遊んで、寝落ちして、朝は会社近くの吉野家の牛丼を食べて、そのまま出社するというのが毎日変わらず…(笑)

高橋氏

あの角にある吉野家に。

成沢氏

角にある吉野家に毎日(笑)
お話した通りで私は他の新人の2人に後れを取りまくってて、パソコン立ち上げられないし、じゃあ今の私が出来ることを決めようと思っていました。

その子たちのパソコンスキルはさらに上に行くから、どうやったって私は追いつかないじゃないですか。じゃあもうそこ捨てようと思って。
私がやることは何かというと、「これはゲームだ」と思って、このゲームをクリアするためには何が必要か、よし情報戦に出よう。情報はみんな新人で入ったから一緒だから、ひたすら情報を集めよう

情報をどう集めるか、人の打ち合わせにいっぱいついていくということと、飲みですね、飲みニケーション
飲めない人もいらっしゃると思うので無理にとは言いませんが飲みの場って本当にね、ぽろぽろぽろりするんですよ。完全にぽろりしているんですよ、結構開発会社さんとガチで営業するより、先輩からのポロリをまっている方が早いんですよ。飲みながら「こういう会社あるんだよねぇ」「そうなんだ!一緒に行かせてください!」って。
飲みの誘いを2年間断ったことがないです
その代わり、リアルの同世代の友達が減りました(笑)

高橋氏

当時って会社のホームページとかがないから、開発会社がどういうのがあるか分からない。

成沢氏

そうなんですよ、知らないんです。全然。
は便利ですよね、検索すれば出ますけど。当時はタウンページしかなかったんです。タウンページで丸をつけるというのをやっていました。誰よりも知ることに力を入れました。

酔いつぶれたら情報が取れないじゃないですか、この2年間でお酒がめちゃくちゃ強くなりました。先輩を酔い潰す、先輩より起きてなきゃいけないゲームじゃないですか。そこで2回に1回は飲まし返すって技をくり出すんです。
新人だからお金がないわけですよ。そーっと…ピー(笑)

小井戸氏

(笑)

成沢氏

今人の名前を言いそうになったんですけど(笑)
「成沢、財布からお金なくなってんだけど、俺払った?」って言われても、「知りません」っていうのを毎晩繰り返しました。
寝ちゃってたから、代わりに払って、おごっていただいたということです(笑)
先輩も分かっているので、何も言わないし、まだ同じように飲みに行って、寝て、また払ってを繰り返す。

小井戸氏

まあ、おかげでおごっていただいたということですね。

 
高橋氏
先輩はおごらないといけないからね。
成沢氏

起きてたら先輩もおごりたかったと思うんですよ、きっとね。

小井戸氏

そうですね(笑)

次回は「プロデューサーとしての活躍
つづく…!

関連記事

こんにちは! こばみです!2019年5月23日に開催されたGame Creators Guild主催のトークイベント『第一線で活躍し続けるゲームプロデューサーの20代の過ごし方』のイベントレポをお届けします!Vol.6 はこちら[si[…]


 

登壇者ご紹介♪


■高橋宏典(たかはし ひろみち)
テクモ(現コーエーテクモゲームス)、ソニー・コンピュ ータエンタテインメント、キューエンタテインメントなど 、国内ゲーム会社4社、韓国ゲーム会社2社でプランナー 、ディレクター、プロデューサーとして活躍。アーケード 、家庭用、PCオンライン、モバイル、VRなど幅広いプラットフォームでの開発を経験。ソニー・コンピュータエンタテインメント在籍時代にディレクターを担当した「ど こでもいっしょ」はマルチメディアグランプリ1999通 商産業大臣賞(グランプリ)、第4回日本ゲーム大賞など 、多数の賞を受賞。シリーズ累計200万枚を超え、10 年を経た今も続編が発表され続けるロングヒットシリーズ となった。
現在、あまた 代表としてゲームを軸にした幅広いエンタテイメント制作に挑戦。最新作はVR脱出ADV「Last Labyrinth(ラストラビリンス)」。

 


■成沢理恵(なるさわ りえ)
国際基督教大学卒業後、旧エニックス(現スクウェア・エ ニックス)入社。以来、15年に渡り、コンシューマー・ PC・モバイルなどプラットフォームに縛られない幅広い分野でプロデューサーとして活躍し、スクウェア・エニックスではPlayStation 2用「エンドネシア」やスマホ版「ファイナルファンタジ ー」Ⅳ、Ⅴ、Ⅵなどを手がける。その後もゲームの最前線 でプロデューサー職に従事し、最新作は270万ダウンロ ードを超える大ヒットアプリ「おそ松さんのへそくりウォーズ~ニートの攻防~」。
現在、モノビット・モリカトロンホールディングス(東京 )、モリカトロン(東京)、モバイルファクトリー(東京 )、RingZero(東京)、ちゅらっぷす(沖縄)、 ArAtA(福岡)など、全国のゲーム会社の役員および 顧問を務める。

 


■小井戸洋(こいど ひろし)
2011年3月にグリーに入社。JapanGame事業 本部でゲームデベロッパーとのアライアンス事業を担当し 、オルトプラス社やGMOインターネットグループ、サイ バーエージェントグループ、グラニ社等との業務提携を推 進し、数多くのヒットタイトルを担当する。
2016年4月よりグリー100%子会社であるファンプ レックスを立ち上げ、執行役員副社長に就任、ゲーム事業 のM&Aを推進し年間取扱高100億を達成した。
現在、事業開発ギルドBizconcierを創業、複数 企業の顧問を務める。

 

Game Creators Guildとは
ゲームクリエイターが生涯現役でいられる世界を目指して、
ノウハウ還流の場やクリエイター同士のコミュニケーション機会など、
クリエイターの生涯活躍を支援する活動をしています。
会社の垣根を越えて、業界全体が協力してクリエイター育成が出来る
仕組みづくりを日々模索しています。
Game Creators Guild Facebookはこちらから

\“いいね”“フォロー”で応援お願いいたします!/