3DCGを用いたエフェクトデザインをしたいが2Dアニメーションの経験しかない…
2Dで培った「動き・色・構図」の強みを3Dに応用する練習 このように、「2Dの強み+3Dの基本スキル」を見せられれば十分戦えます。
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美大生ならではの「2Dの強み+3Dの基本スキル」
アニメーションを学んでいる美大生です。
将来的には3DCGを用いたエフェクトデザインの仕事に就きたいと考えているのですが、これらの仕事で2Dアニメーションの経験・ポートフォリオを活かすことは出来るでしょうか?
過去にゲーム会社に内定を頂いた先輩もいましたがキャラクターデザイン分野での採用でした。
油画科などからのインターンや専門学校から入るルートの話ばかり入ってくるので、そもそも対象外なのではと思い相談させて頂きました。
自分でCGも扱っていますが、エフェクト専門の所ほどがっつり経験を積んでいるわけではないです。
やはりエフェクトデザイナーは専門卒などすぐに現場に行ける技術力が重視されているのでしょうか?
エフェクトは、単に「技術的につくる」だけでなく、動き・タイミング・メリハリ・見せ場の演出など、映像表現としてのセンスが重要です。
2Dアニメの経験は、この基礎力を大いに支える基礎力となります。
もちろん「すぐ現場で動ける技術力」は評価されますが、表現力+必要なツールスキルが揃えば有利です。
専門学校出身者が多いのは、UnityやUnreal Engine、Mayaなどでエフェクト制作経験を積みやすい環境があるためです。
ただし、美大出身だから対象外ということは全くありませんし、3Dは未経験で、入社後に覚えたらOKという会社も少なくありません。
その場合は、動きや色彩感覚など“表現の土台”を重視して採用されるケースもあります。
これからやっておくと良いことは、
・既存の2D作品に加えて、3DCGツールで作ったエフェクト作例を少しでもポートフォリオに入れる(3DCGに本気で取り組む意思が感じられる)
・2Dで培った「動き・色・構図」の強みを3Dに応用する練習
このように、「2Dの強み+3Dの基本スキル」を見せられれば十分戦えます。むしろ2D出身のエフェクトデザイナーは、独自の表現力を武器に活躍している方も多いですよ。
専門卒を評価する会社もありますが、そうではない会社も多いので、不安になりすぎなくても大丈夫です。
まずはご自身のアニメーションとしてつくりたいものに注力しつつ、3Dツールや3D表現に慣れていきましょう。
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