ゲームクリエイター甲子園 2023ゲーム作品を遊ぶ！プレイレポート：パズルゲーム編

ゲームクリエイターズギルドへのインターンシップに7人の学生が訪れました！

インターンシップでは、12月16日に控えるゲームクリエイターズギルドEXPOを盛り上げるため、学生たちはさまざまなミッションに挑みました。そのうちの1つ、楽屋でまったりにて、ゲームクリエイター甲子園 2023への応募作品のプレイレポートを作成することに挑戦しました。

どのようなレポートが完成したのか、さっそく見ていきましょう！

プランナー志望の学生が嫉妬したパズルゲーム10選

こんにちは。GCGのインターンに参加させていただいて、ゲームクリエイター甲子園の作品特集を作っているプランナー志望の学生です。

全国各地から中学生、高校生、大学生、専門学校生の学生クリエイターが一堂に会する、ゲームクリエイター甲子園2023の応募が締め切られました。
この記事を執筆した私は初めての甲子園参加で、全国各地から集まる素晴らしいゲーム作品に圧倒されました。

そこで今回、洗練されたシンプルなゲームを知るべく、プレイさせてもらったゲームの中から個人的に羨望の的となったパズルゲーム10選を紹介したいと思います。

ねじを回してタコを突き落せ！ 『スクリューダイブ』

深海遺跡をテーマにした３Ｄ「ネジ」パズルアクションゲームです。開発者が特に、ねじを最大限に活かした「ねじ」にこだわっただけでなく、ゲーム性、グラフィック、サウンド、ゲームとしての完成度全てにこだわった作品だそうです。

足場を外してタコを突き落とす！！

ネジを回してレンチでタコを吹っ飛ばす！！！

ステージのバリエーションの多さに圧倒されました！
全20ステージもあるのにそれぞれコンセプトがあり、攻略スタイル・ギミックは同じものが一つとしてありません。

新しいギミックに直面してもネジを填める・回すで完結されているおかげで、直感的に理解でき、シンプルながら奥深いゲームでした！
物凄く完成度の高いスクリューダイブ、ぜひ最深部の到達を目指してみて下さい！

秒という制限時間がスピード感をより強くしていて面白いと感じました。

テンポよく転がれ！ 『CoLoX』

パタパタとテンポよく転がる気持ちよさにこだわったゲームです。 このゲームでは、長方形と正方形を使い分けてステージ上を上手く転がりながら進みます。手数やタイマーが無くのんびり遊べてゲームが苦手な方でも楽しめます。

ゴールが見えるけど行けない！色を探さないと！

そんなぁ…目の前にゴールがあるのに！

この作品はシンプルな見た目とは裏腹に、今までにない複雑な”移動”を味わえる新感覚のゲームでした！！！

正方形で転がるのに物足りなさを感じて、長方形になったとき、高さや地形に引っかかるようになります。
ですが、大きくなった体がパタパタと回転して制御できない感覚は、上手く地形にフィットした移動が出来た時、疾走感と妙な達成感を味わえます！

あなたはブロックに突っかからずにいられるだろうか？ぜひ、プレイして転がって見てください！

整理して詰め込め！ 『BackPackLack』

ランゲーム✕パズルが組み合わさった新感覚パズルアクションです。開発者によるとリュックに詰め込んで数多く持ち帰りたい願望と、新しくアイテムが登場して獲得を悩むランゲームにより、整理整頓だけではなく取捨選択に気を配る忙しさにこだわった作品だそうです。

お宝を入手するところから始まるのか！詰め込めるだけ、詰め込みます！

RUNゲームが始まりました！
お宝を入手しつつ、バックパック内を操作すればよいのですね。
想像以上に目線と脳がぐちゃぐちゃになります！

アイテムの種類を覚えなくても、色や高額査定システムのおかげで、攻略しやすく設計されていると感じられました！マルチタスクが鍛えられる、究極のゲームです！

パソコンから抜け出せ！『Regulus』

パソコンの機能を駆使して手助けをする「オペレーター」が協力し脱出を目指すダブルロールパズル＆アクションゲームです。「パソコンの機能」にこだわった作品で、日常的に使うあんなソフトやこんな機能が詰め込まれています。

パソコンの中でパソコンを操作するのが楽しい！友人そっちのけで、色んな場所を弄って遊んじゃいました。

チャット内容を編集してウイルスから逃げてます！ウイルス怖ぇ！
チャット、Excel、ファイルでそれぞれの特徴がある遊びができます。

足場のチャット内容やウイルスの表現についつい目が行ってしまうほど、細かいとこまでこだわっているのが感じ取れます。本当に自分のパソコンを操作している気分になれました！

箱型調理器を回して、丼を作れ！ 『回転DooooN!!』

箱型調理器を回転させて、丼を作るゲームです。箱を回転させて具材を動かすだけで、切るのも、煮るのも、焼くのも、すべてが料理できるようです。

箱を回して食材を操作できるようです！調理もうまくフライパンに乗せることで焼けます。

失敗すると、生肉丼になります！ちゃんと怒られています。ごめんなさい！

やってみると意外と難しくて、やりごたえがありましたね…
回転箱から色んなアイデアが生まれていて、新たなジャンルになるくらい、新鮮なゲーム体験でした！

畳の回転で道を開け！ 『回せ！ぺん忍道畳』

畳を回転させてステージクリアを目指すパズルゲームです。パズルが苦手な人でも続けられるよう、畳を回転するだけで楽しいゲームとなっています。

上下対称の畳をくるっと回転させると地形が変化します。ただ畳をくるっとさせるだけでも、気持ち良い！

気がついたら、パズルの解き方が解けていた！
ステージを進めていくと、回転パターンが増えていったり、ゴールを目指す以外の遊びが用意されていたりと、一つのアクションで色んな遊びが体験できるゲームです！

電気を付けろ！ 『Luminous Emission』

電気である特性を活かし、電球に光をつけるアクションパズルゲームです。開発者のアピールポイントは初心者や熟練者でも楽しめるよう、程よい難易度に設定したことだそうです。

スイッチとケーブルがありますね。電気でケーブルを伝って通り抜けられそうです！

ケーブルを通り抜けると、ロボットに鉢合わせになってしまいました！
なるほど、ボタンでロボットを隔離すれば行けそうです！

ゲームのプレイ時間は10分未満と面白さがギュッ！ と濃縮されたゲームでした！ 電気のわかりづらい表現を、電気になったスライムで見せることで理解しやすくしているのは凄いアイデアでした！

プレイしないゲーム？！ 『AI NEXUS』

AIの行動判断に対しフィードバックを返し、こちらが求める思考パターンを取るAIに成長させるゲームです。開発者はAIをゲームの補助的に活用するのではなくアソビのメインに組み込むよう、AIの成長要素とゲーム的なアソビの融合にこだわったそうです。

なるほど！ AIが白い点を全部集めたらクリアになるのか！

この子…言うことを聞かない……。11ターン掛けてやっとクリア！！！

長くプレイしていると、AIに人格を見出してきて、わざと褒めて伸ばしたり、逆にBADを選択し続けたりするなど、本来の遊びとは違ったプレイで新たな視点が生まれる実験的な作品でした！

『曲げてすすめ！レーザーダンジョン』

レーザーがはびこるダンジョンを進むパズルアクションゲームです。鮮やかなレーザーによる世界と、アクションとパズルの組み合わせになったギミックが魅力の作品となっています。

色の同じアンテナにレーザーを照射することで、先に進めます。
ミニマリストなマップのおかげで、把握しやすい！
画面端で変化があると映像で知らせてくれるのも、親切で分かりやすい！

少し進むと、本領発揮してきました！
私）　 えっと…緑と青でここを照射して…紫は赤と青で混ぜないとだから…

レーザー）ビュン！

私） ……。(´;ω;｀)

ゴールできた時の達成感はこの作品が一番でした！
分かってはいるけど、間違って押してしまう！ レーザーに当たってしまう！ など、ステージ設計が考え抜かれているのが伝わってくる作品です。

打ちつけろ！ロボノック

一打ちで一気に壊れる『うつ』の表現にこだわったアクションパズルゲームです。可愛らしく、ポップな世界観で表現されたシンプルかつ奥深いゲームシステムや、リアルタイム性を活かした打ち付けアクションとギミックの融合が見どころです。

右のメーターを見て、タイミング良く放すことで、『うつ』強さを調整できます。
強すぎて地上に穴が開くとゲームオーバーとなります。

ただ宝石まで穴を開ければ良いのではなく、水で溶岩を固めたり、宝石を水流で流すことで入手したりと、ノックするにも計画しないとゲームオーバーになります。

ブロックをノックして破壊する時のエフェクトや効果音、振動が本当にノックしているようで気持ちの良いゲームです！そのせいか、ついつい余計な場所すら破壊してしまうので、想像以上に難しく奥深いゲームです！

化けて化かせ！ 『コンポンかくれんぼ』

最後に、私が携わったオンラインゲームについて、紹介します！
狐は鍵を隠して、狸は鍵を見つけて脱出を目指す、ステルス対戦ゲームです。

狸にばれないように化けて見つからないように！

バレてしまったら化かして足止め！

1つのフィールドで4つの異なる環境で遊び、その環境に合わせたユニークな隠れ方を楽しむことができます。また、鍵を奪われた場合、狐の反乱ゾンビ戦法のように攻守が入れ替わり、わちゃわちゃとしたバトルが楽しめます！ぜひ、プレイしてみてください！

まとめ

シンプルで奥深いパズルゲームの10選をご紹介しました。パズルと聞くと、難解で楽しめない印象がありましたが、これらのゲームはシンプルながらも奥深く、楽しいものでした。同じゲーム開発者として、アイデアとロジカルな力の高さに嫉妬してしまうのと同時に、とても良い勉強になりました！ 機会があれば、次はパズルゲームに挑戦しようと思います！！！
最後まで記事を読んでいただいて、ありがとうございました！

それぞれのゲームをしっかり遊び込んだレポートでしたね。

7人のインターンシップ参加者が、それぞれ異なるジャンルに焦点を当てて特集記事を作成してくれています。作品の魅力を伝えることへの理解を深める機会となっていると嬉しいです。どのような特集になるのか楽しみですね！

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