ゲーム業界を目指す学生、現役クリエイターのキャリアデザインを応援するゲームクリエイターズギルド。Twitterでは、就活やスキルアップ、キャリア設計に役立つ情報を発信しています。
中でも #マシュマロを投げ合おう では、就活に関連する質問に答えています。
ここでは、送られた質問とその回答を掲載するとともに、もう一歩踏み込んだアドバイスや役に立つ情報をお届けします。就活生は必見!
コンソール・モバイル・ソシャゲと3社でゲーム業界歴16年の人事。ゲームプログラマ経験もあり。IT・Web会社での経験もあり、広くデジタル系就活を知る国家資格キャリアコンサルタント。
プランナーとプログラマー、新卒はどちらを目指すべき?
ゲーム業界を志望している大学生です。プランナーとプログラマどちらを目指すか迷っています。入社時にプログラマでキャリアの途中から企画職に軌道修正することはできるのでしょうか? また、最初からプランナーをやっている人との違いもお聞きしたいです。
プログラマー出身のプランナーは現場で歓迎されます
ご自身のやりたいことを選ぶのが一番ですが、迷っているのであれば、プログラマーをお勧めします。プランナーもさまざまな役割がありますが、企画・仕様の作成や、社内外折衝などが多く、実際の開発はデザイナーやプログラマーが担当し、ゲーム開発作業自体に触れないことも多い仕事です。そのため、開発経験を積んで、システム仕様を理解したり、技術面から企画立案できるのは強みになります。
ゲーム開発はシステム開発。プログラミングはロジックで組み立てられ、キャラクターの挙ひとつを取ってみても、座標をを一つひとつ組み合わせて積み上げることでゲームの面白さにつなげていきます。プログラマーであれば、プランナーに求められる地道な積み上げを自然にやることになります。
ゲーム開発の現場を見てもプログラマー出身者は多く、また現場の開発スタッフからも歓迎されがちです。「現場のことを分かっているプランナー」と「現場のことが分からないプランナー」では大違いで、プログラマー出身であれば仕様や開発工数を理解した上で発言できるため歓迎されます。
また、一般的にプログラマーの方が採用されやすいです。プランナーよりプログラマーの方がチームに人数が必要なため、採用数が多いのです。またゲーム開発以外のIT企業への転職が可能です。一方でプランナーはゲーム業界以外に同じような仕事が少なく、転職でスキルやキャリアが途切れてしまう難しさもあります。一生ゲーム業界で頑張る強い意志、大事。
それでもシナリオを作りたい、ストーリーや世界観を作りたいのであれば、最初からプランナーを目指すのが近道です。やはり一番大事なのは「自分が何をやりたいか」なので、無理をしてプログラマーを目指すのはお勧めしません。プランナーも仕事内容によって求められるものが異なります。例えばソーシャルゲームのプランナーはKPIを追うために数字の知識を求められるので、経済やビジネスを専攻している学生が優遇されます。学生のうちから目指すプランナーに必要な能力を今から磨いておきましょう。
合わせて読みたい記事
▼「採用倍率の高い大手ゲーム会社、諦めた方が良い?」
倍率が高かったら諦めます?それとも負けん気おこして頑張れそう […]…
▼ゲーム業界の就活スケジュールや選考内容は?
ごきげんよう、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観賞、開 […]…
▼マシュマロを投げたい方はこちらから!
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約5500人参加しています。(2022年12月現在)
スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/
▼学生向けLINEの登録はこちらから!
▼社会人向けLINE登録はこちらから!
GCG会員になると開催予定のスケジュールの確認やWEB会員証をゲットできます。