『ゲームクリエイター甲子園』仕掛け人・宮田大介の思い「自信を持って作品を公開してほしい」

※この記事は2022年5月18日に公開したものです。

遂に学生インディーゲームの祭典『ゲームクリエイター甲子園 2022』が開幕しました。
ゲームクリエイターズギルド主催の宮田大介から、成長型コンテストを特徴とするゲームクリエイター甲子園への思い、参加を検討している学生の皆さんへのメッセージをお届けします。

 

宮田大介

ゲームクリエイター熱血道場道場主。
道場運営のかたわら、株式会社STAND代表取締役やオルトプラスのアライアンス事業執行役員のおしごとやクリエイターコミュニティのゲームクリエイターズギルドを主催。

過去にはゲーム開発者として、モバイルタイトルのディレクター、プロデューサーから、プランニング部門長、ゲーム事業部の事業部長や、韓国支社で日中韓の3拠点でのゲーム開発事業の責任者をしたりといろいろ。
いろんなクリエイターを応援して、愛のあるクソゲーからAAAタイトルまで多種多様なゲームが生まれ続ける環境を目指しています!

「仲間意識を持ちながら切磋琢磨してほしい」

ゲームクリエイターズギルド』では、ゲーム業界の将来を担う学生クリエイターをサポートし、ゲーム業界へと実際に繋げることを、業界の未来を創る重要なミッションとしています。

『ゲームクリエイター甲子園』の開催は2022年で3回目となりますが、もともと年に一度のお祭りとしてゲームクリエイターズギルドEXPOがあり、その一企画が学生向けのものでした。


▲2019年に開催したゲームクリエイターズギルドEXPOの様子

当時は学生クリエイターのことを深く知らなかったので、専門学校の発表会ではレベルの高さに驚かされてばかりでしたが、公開の予定を聞くと校内での発表で終わるものが大半でした。
これだけのクリエイターや作品が埋もれているのはもったいないと感じ、EXPOで学生クリエイターたちにブースを出してもらいました。そこで得た感触が非常に良かったことが『ゲームクリエイター甲子園』を作るきっかけになりました。

野球の甲子園は、選手の成長に大きく寄与します。大舞台で戦えることはもちろん、各地域の上手い選手が集まったチームが実際に対戦して「こんなすごいヤツがいるのか!」と刺激し合うことも大きいと思います。『ゲームクリエイター甲子園』でも、コンテストを通してクリエイターが成長することを僕はとても大事にしています。

他のコンテストでは期日に作品を出せば、あとは結果を待つだけですが、『ゲームクリエイター甲子園』は長い期間で行われるし、エントリー作品がすべて見れるようになっていて、現役で活躍するクリエイターがプロ目線で見てフィードバックをくれます。ただし、ウチはアドバイスは歓迎するけど、こき下ろすのはNG。たくさん褒めてほしいし、未来に向けたアドバイスをしてほしいとお願いしています。

プロのクリエイターの意見は参考になりますが、その意見は絶対ではなくユーザーとしては一つの意見でしかありません。イベントではよく「君たちクリエイターが中心なので、自信を持って作品を公開してほしい」と言います。

最初はモックアップでもいいから出す。そしていろんな作品を見て、ゲームを作っている学生が全国に1700人もいるんだと感じて、仲間意識を持ちながら切磋琢磨してほしい。高校生や中学生にもすごいクリエイターがたくさんいるので、そこからも刺激を得てほしいです。

「この時期に作品をいっぱい作るべきです」

『ゲームクリエイター甲子園』が就活に役立つのは事実だと思いますが、就職支援だけが目的ではありません。ゲームクリエイターの学生から「作った作品をたくさんの人に見てもらいたい」という声を多く聞きました。

就活でいうと、ゲームクリエイターも就活は一般の職種と同じフォーマットで行われることも多いです。履歴書や自己PRなどの書類選考があったり、中には学歴の足切りがあったり、自己をうまく表現できなくて上手くいかないクリエイター学生も多かったりします。クリエイターとしてプロになるので、その子が作った作品を見て評価してもらえる機会がもっと増えたら良いなと思っています。

クリエイターとして、若い時の時間ってすごく大事で、この時期に作品をいっぱい作るべきです。フレッシュな感性をもった10〜20代のうちにクリエイターとしてたくさん創作に向き合って欲しいです。その貴重な時間を就活の書類対策や面接対策だけに費やすのはもったいない。もっともっとゲーム作りに勤しんでほしいし、その結果としてのゲーム作品からプロへの道が開けると良いなと思っています。

ゲームを作る腕前が評価される場所、それが『ゲームクリエイター甲子園』だと思っています。そこに来るのは、野球と同じでスカウトです。自分が作った作品を見て企業が声を掛けてくれる場所を目指しています。

ゲーム作りを志す学生すべてが『ゲームクリエイター甲子園』に参加してほしいし、どんどん作ってアウトプットして夢に向かってほしい。そんな人を応援して、プロになっていく道筋を作りたいと思っています。

「ゲームクリエイター甲子園 2023」エントリー募集中!

2023年1月30日(月)より「ゲームクリエイター甲子園 2023」が開幕しました。自分の夢を叶えたい方、プロの添削を受けてみたい方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

▼応募作品の採点基準やエントリーの手順など詳細はこちら!

ゲームクリエイターの楽屋でまったり by Game Creators Guild

皆さん、お待たせしました!学生インディーゲームの祭典「ゲーム […]…

【ゲームクリエイター甲子園 2023 エントリー概要】

エントリー・作品応募開始:2023年1月30日(月)~
※作品がない状態のエントリーも可能です
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【応募資格】
年齢:小学生以上の学生 ※社会人は応募不可
制作人数:個人・チーム、人数不問
作品数:無制限
ゲームクリエイター甲子園は作品の完成・未完成問わず参加・展示が可能です

「ゲームクリエイター甲子園 2023」エントリーはこちら

 

ゲームクリエイターズギルドとは
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約3000人参加しています。(2021年12月現在)スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。

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