BitSummitゲームジャム2025、東京会場で企画発表を実施!【イベントレポート】

2025年5月10日(土)、BitSummitゲームジャム2025の東京組による企画発表が、コナミクリエイティブセンターにて開催されました。

今年のテーマは『spooky and weird』『妖+妙』。各チームが個性豊かな企画を次々に発表しました!
本レポートでは、東京組 企画発表の模様をお届けします。

チームビルディングのヒントからスタート!

コナミデジタルエンタテインメント所属の安慶名さんによるセミナーが実施されました。
テーマは「チームビルディングについて」。短期間で成果を出すゲームジャムにおいて、定期的なコミュニケーションの重要性について語られました。

8チームの企画が次々と発表

セミナー後には、8チームによる企画発表が行われました。限られた時間の中で、各チームは発表を行い、メンター陣からのフィードバックにも真剣に耳を傾けていました。

 

ペライチの企画書については、完成度の高さが評価される一方で、「あくまで手段であり、目的ではない」という点が改めて強調されました。

発表後はチーム×メンターでミーティング

企画発表後は、チームごとにメンターとのミーティングタイムへ。企画内容をさらに深めるべく、真剣な議論が各所で交わされていました。

チームインタビュー

E-03チームインタビュー:新しい体験を届けたい―挑戦と熱い意気込み

E-03チームは「おもてなし」をテーマにした斬新なアイデアを追求中!

──ゲームジャムに参加してみていかがですか。


E-03 学生1
共通認識を揃えるのがめちゃくちゃ大変ですね。テーマも難しいです。

──確かに、企画を決めるところはどのチームも苦戦してますね。今は企画は固まりつつある感じですか。

E-03 学生2
まとめ中って感じですね(笑)。
今日は来場者がどういう流れでゲームをプレイするのか、その導線をみんなで考えています。

──今回のゲームジャムで成し遂げたいことや挑戦したいことがあれば教えてください。

E-03 学生3
ゲームジャムの歴史に残るような作品にしたいです!
「ゲームの概念を変えるもの」というか、今のゲームジャムって「ゲームらしいゲーム」に寄り過ぎてる気がしていて…。その流れを少しでも変えられるような作品にしたいです。

──他の皆さんはいかがですか。

E-03 学生4
そうですね。自分も共感していて、新しい体験を届けたいです。

──自分自身のチャレンジとして、何か意識してることはありますか。

E-03 学生4
僕はプログラマーとして参加していて、きちんとプランナーやビジュアルの担当がいるチームで開発するのは初めてなんです。だからこそ「ちゃんと動くゲーム」を作りたいなって。学校では「ゲームが面白くないのはプログラマーのせいだ」ってずっと言われてて…(苦笑)だから今回は絶対に面白く仕上げたいです。

──熱いですね! 他にも何か成し遂げたいことはありますか。

E-03 学生2
ちょっと俗っぽいんですが、会場で一番盛り上がる作品にしたいです!

E-04チームインタビュー:「“1画面勝負”で、さらに上を目指したい」

E-04チームはイカさまポーカーゲームを企画中!

──ゲームの方向性は固まってきていますか。

E-04 学生1
「企画発表で説明できるくらいまでは決めよう」と話していたので、大まかな方向性は決まっています。ただ、細かい部分はこれから詰めていく感じですね。
今日は中身の具体化と、今後の作業の洗い出しを進めていきます。

──チームの雰囲気はいかがですか。

E-04 学生1
そうですね、メンバー全員が今回のゲームジャムが初参加です。
E-04 学生2
学校内でチームを組むことが多いので、知らない人たちと一緒に作るのは新鮮です。
E-04 学生3
学校とは全然違って、いろんな背景を持つ人がいるのが面白いですね。

──今後の目標について教えてください。

E-04 学生1
最初は「とにかく完成させること」が目標でした。でも、いまのところ企画の評価もいいみたいなので、もっと上を目指したいと思っています。
E-04 学生3
他のチームがデバイスや仕掛けを使って変化球を投げてくる中で、私たちは“1画面勝負”でシンプルに挑んでいます。そこをどう魅せていくかが鍵ですね。

E-06チームインタビュー:走り出したら止まらない!快進撃と不安の狭間

E-06チームはパズルアクションゲームを企画中!

──BitSummitゲームジャムに参加してみていかがですか。

E-06 学生1
初参加ですが楽しいです! 進みも早くて驚いています。
E-06 学生2
今まで所属していたチームは、企画が途中でなくなったりしたことも多かったんです。でも今回はちゃんと最後までやれそうで、すごく嬉しいです。
E-06 学生3
めちゃくちゃ雰囲気が良くて、作業がどんどん進みます。

──ちなみにリーダーさん、雰囲気の良さの秘訣って何だと思いますか。

E-06 学生2
やっぱり……人の意見をちゃんと聞き入れることかなって思います。

──なるほど。それは確かに大事なことですね。では、今日のチームビルディングセミナーを聞いてどう感じましたか。

E-06 学生2
去年の経験もあって、すごく身に沁みて理解できた部分が多かったです。

──今かなり順調に進んでいると伺いましたが、逆に不安になることはありますか。

E-06 学生1

実は、あまりにもスムーズすぎて、ちょっと怖いです。どこかで一度ぶつかっておいた方がいいんじゃないか、って思ったりして(笑)。

E-06 学生2
ぶつからなさすぎて逆に不安ですね。何も起きなさすぎると、崩れたときの対応が怖いなって思います。でも、みんな割とちゃんと言いたいことを言い合えてるんで、大丈夫かなとも感じています。

──では、このゲームジャムで個人として達成したいこと、挑戦したいことはありますか。

E-06 学生2
最後まで仲良く、ギスギスせずにクオリティの高い作品を作って、いろんな場所に出せるような、もはやリリースできるくらいのゲームを完成させたいです!

──熱量が高いですね。

E-06 学生1
私は大学生で、周りには専門学校や美大の人が多いので、正直コンプレックスがあります。でも、だからこそクオリティでは負けたくないです!

──その気持ち、すごく伝わってきます!

E-06 学生2

1週間でデザインが仕上がらないのが当たり前のような環境の中で、彼女は本当に手が早いです。しかもめっちゃ可愛いんですよ!

E-06 学生3
“電車とかクオリティじゃないでしょ”って声もありました(笑)。

──進みがとてもいいんですね。だからこそ、一度ちゃんと振り返る時間が必要なんですね。

E-06 学生2
はい。一気に突っ走ってきたので、一度しっかり立ち止まって振り返りたいです!

E-07チームインタビュー:協力とバランスの重要性――成長の先に見えるもの

E-07チームはステルスゲームを企画中!

──BitSummitゲームジャムに参加していかがですか。

E-07 学生1
企画をまとめるのがすごく難しいです。みんなが納得するアイデアを出すって、本当に難しいなと思いました。
E-07 学生2
でも、うちのチームはプログラマーの方がすごく積極的に意見を出してくれているチームだと思います。

──今日、チームビルディングのセミナーを聞いてどうでしたか。

E-07 学生1
黄色信号の関係になった時にどう対応するかなど、チーム内を円滑にしたいという意識が強くなりました。
E-07 学生3
ぶつかり合いから何か生まれることもありますけど、やりすぎると関係が悪化するだけなので、バランスが大事だと思います。

──今回のゲームジャムで挑戦したいことや個人の目標について教えてください。

E-07 学生1
自分たちの制作もですが、他のチームの開発の仕方を観察しながら、自分たちに足りなかったことや良かったことを客観的に見て、学びたいです。
チームでやる以上、協調性って本当に大事だなと思います。今チームリーダーをしているんですが、雰囲気をよく保つためにどうするかを学びたいです。
E-07 学生2
人のアイデアを大切にして、それをゲームとして形にするっていうのを意識してやっていきたいです。

E-08チームインタビュー:「初参加でも、本気で挑む」

E-08チームはディフェンスゲームを企画中!

──BitSummitゲームジャムに参加して、これまでどんなことを感じてきましたか。

E-08 学生1
視点が広がりますね。実際にやってみると、プロジェクトマネジメントの大切さや、「あ、こういうこともやらなきゃいけないんだ」っていう気づきがあります。普段は身内だけで作ることが多いので、他タイプのプランナーと関われるのも新鮮です。

──ゲームジャム期間中、特に印象に残っていることはありますか

E-08 学生1
授業中でもふと「ゲームジャムのことやんなきゃ」って思い出すくらい、常に頭の片隅にあります(笑)。
プランナー同士が意見をぶつけ合っているのを見ると、「あ、こういう議論もあるんだな」と気づかされます。自分だけで完結してたら見えなかった部分ですね。
E-08 学生2
他の人のレベルの高さを見て、「負けられない!」って思うことが多いですね。

──今後、個人としてチャレンジしたいことや目標はありますか。

E-08 学生3
やるからには、しっかり結果も出したい。最終的にはこの経験を活かして、就職にもつなげたいと思っています。
E-08 学生1
僕は今回が初めてのチーム制作なので、「完成させること」が目標です。まずは見て、学んで、作りきりたいです。
E-08 学生4
「挑戦」というよりは、終わったあとに「また一緒に作りたい」って思えるような制作にしたいです。「もうやりたくない」ってならないように(笑)。
気持ちよく終わらせたいですね。

次回はオンライン!

次回は5月17日(土)、オンラインで複数のセミナーが開催されます。
参加者の皆さんが座学で学んだことを、今後のゲーム制作に生かしていけることを楽しみにしています!
次回のイベントも楽しみですね。

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