ゲームクリエイター甲子園 2024ゲーム作品を遊ぶ！プレイレポート：カード、ノベル、バカゲー、パズルゲーム編

ゲームクリエイターズギルドのインターンシップに7人の学生が参加しました！

インターンシップでは、学生たちがさまざまなミッションに挑戦。そのひとつ、「楽屋でまったり」では、ゲームクリエイター甲子園 2024の応募作品についてプレイレポートを作成しました。

果たして、どのようなレポートが完成したのでしょうか？さっそく見てみましょう！

皆さん初めまして、インターンシップでゲームクリエイターズギルドに潜入中の「フジサキ」です。

今回は、ゲームクリエイター甲子園 2024に応募されている作品の中で、カード、ノベル、バカゲー、パズルにジャンル分けされる作品をいくつか紹介させてもらう機会があったので、特集を組んでみたいと思います。

最後には今回のインターンで制作した作品を少しだけ紹介させていただきます。

作品一覧
「カードゲーム編」「ノベルゲーム編」「その他」

WORLDAGAIN
マジックナンバーズ
悪夢祓いのアリス
闇鍋バトルロイヤル
PLRATES OF LILY

「ノベルゲーム編」
魔法少女プリマステラ
赤ずきんとオオカミ
つめたい夏

「その他（バカゲー・パズル）」
zombie　crash　drift
RuleTiles

まとめ

今回の甲子園作品（インターン作品）について

World_Again

操作はシンプルで出てくるカードをマウスで選択してプレイしていく簡単な操作になっています。

このゲームはプレイするカードのコスト(時計)＝次の敵が行う行動になっています。

体力が減ると同時に減った体力分、精神が減少してしまいます。精神が０の状態でダメージを受けると実質2倍のダメージを受けることになるため防御回復系のカードを駆使してゲームを進めなければいけません。
状態異常とかもあるので重なると半分ぐらい体力持ってかれます。

敵を倒した報酬のコインでshopでの購入、敵を倒すことでカードが入手可能です。
カード単体購入、スキルコストの＋なども購入可能

一部の敵を倒すとプレイヤーが装備することで有利になるディスクを獲得できる。

時間停止機能を駆使することでエナジーを消費する代わりに敵の行動消費をせずにアクションを起こすことが可能です。
基本的に攻撃札や次の行動を強くしたいときに使うのがおすすめです！

また使用デッキの入れ替えもできるためカードゲームならではの引きたいものの確立を上げるためのデッキの圧縮も可能です。

体力ゲージ下の精神ゲージが0の状態でダメージを受けるとかなり大きな被弾になるので防御系カードの切るタイミングもかなり重要です！

カードテキストの理解もかなり必要になってくるためカードゲーム好き、ローグライク好きにはかなりオススメできる、面白いゲームになっています。

マジックナンバーズ

基本的にはランダムで表示される1～5の数字が書かれた札を選択してゲームを進行していきます。敵の体力を重ねた数字の合計数で行動回数（TURN）以内に0を目指します。

※数字はその数より１多いか少ない数字しか重ねられない

カードの選択時間も意外と少ない（大体1ターン：10秒ぐらい）、考えて選びたいけどそれができないシンプルな難しさもこのゲームの売りであると思います。シンプルながらに繰り返し遊んでみたくなるゲームになっています。アイテムを使わず進める、縛りを貸して進めるのも面白いかもしれません。

悪夢祓いのアリス

このゲームは制限時間以内に妖力を消費して様々なカードを駆使して敵を倒してストーリーを進めていきます。

カードを使用するためには妖力を消費し、体力の回復や攻撃、ダメージ軽減などを行いながら戦います。

時にはプレイヤー自身にデメリット（継続ダメージ、体力現象）を付与して妖力の回復やカウンターが行えます。

体力の管理が意外とシビアで気づいたら死にかけだったこともある為、瞬時の状況判断も必要になると思います。

stage進行後はHP上限UP、妖力回復速度、ドロー間隔どれか一つを強化できるようになっています。

戦闘後、手持ちのカードを増やしたり、３枚捨てて新たに強力なカードを獲得する機会が３回ほど存在します。

敵の次の行動に合わせて軽減効果、カウンターを使用したり、逆にカードを使いすぎてしまい何もできなくなったり、カードの扱い、効果をしっかりと把握することが重要になっています。

実際に攻撃、バフ、ドロー、回復、各それぞれの比率をどのぐらいで調整するのかもプレイヤー次第なのでカードゲーム好きにはかなりおすすめのゲームだと思います。是非プレイしてみてください

闇鍋バトルロイヤル

基本的に「たべる」、「まぜる」を選択しながら進めていくゲームです。
混ぜることで食べる物の形状を変えることができます。（ランダムなので変わらない可能性もある）

レンガ、CD、ラグビーボールを基本的に引かないようにプレイしていきます。レンガは食べちゃうとかなりダメージを受けてしまうので注意です。ドーナッツは食べると体力を回復してくれます。

「まぜる」が基本１ターンに２回までしか行えないので残り体力で引くと死んでしまう、逆に体力を回復する食べ物が１つだったりとカードの使用、混ぜるタイミングをしっかりと見極めることが生き残るための重要なポイントです！何TURN生き残れるか、ぜひ試してみてください！

PLRATES OF LILY

カードの組み合わせが重要なストラテジーカードバトルです。
この作品の注目ポイントはやはり「カードの組み合わせ」です。ATTACK、GUARD、MOVEの基本3種類でゲームを進めていきます。例えばmoveを２枚組み合わせて使うと動ける範囲が格段に広がり、guardを組み合わせるとシールド付与、体力回復の効果があるなど組み合わせによって自身の行動を有利に進めていけます。行動札はランダムで手札に来るため現状の手札、敵の配置、行動に合わせてプレイすることが重要になります。

↑画像ではATTACKのダメージがバフを重ねると21ダメージに
バフカードがフィールドに落ちているためそれを駆使しながら敵を倒す、自身の身を守る、自身の行動を有利に進めましょう！

敵の行動に合わせて、カードを切ることが重要であり、時には撤退、特攻など状況に応じて様々な選択肢を取ることができるためストラテジー好きにはぜひ遊んでもらいたい作品になっています。

魔法少女プリマステラ

メインはアクションパズルになっており、キャラもかわいく、ノベル要素もしっかりとストーリが組まれていて、ボイスもついており本格的です。

アクションは基本クリック（遠距離攻撃）、フリック（近距離攻撃）で行うシンプルな操作になっています。

ステージにワープゲートのようなものがあり、ゲートの正面で最終的に敵をすべて倒さなければクリアにならない。
しっかり倒す順番を考えなければなりません。

ゲート前ですべての敵を倒せないと失敗に…

クリア時の評価も恐らく近距離、遠距離攻撃をうまく組み合わせることで高評価を狙えるものになっているのでやりごたえもバツグンです！失敗してもリトライができるので何度も考えながら最適解を導き出すことができるのでやりごたえもあります。

進むにつれて敵の配置や数も増え、考えることが多くなります。

BGMやキャラクターも世界観に合っており、パズル的な要素も面白いので是非一度プレイしてみてください！

赤ずきんとオオカミ

基本的なストーリーはかの有名な赤ずきんと同じです。
ストーリーが進んでいくと持っていく物（おばあさん家に）を選択する場面になります。

鞄に持っていきたい物を入れる。全部入れることも可能だし、何も言入れずに進めることも可能です。

何も選択せずに進めると一般的に知られている赤ずきんのエンディングになる

このゲームは選択したものによってエンディングが異なるマルチエンディングになっている
例えば選択シーンで「ワイン」と「銃」を持っていくと．．．

このようなエンディングに変化．．．．．．

おばあさんに持っていく物、組み合わせによってエンディングが変わるので、是非プレイして確かめてみてください。

つめたい夏

いや～騙されました。

主人公は刑事。ゲーム開始時、普通の２Dアクションだと思いきや（無音だったので違和感は少しあった）．．．

動かない敵が存在しそれを倒すと突然姿が変わり画面が暗転する。

場面が３Dに変化変わり突然サウンドが鳴る。一気にホラー感が増します。

車がすべて逆方向に走っているためかなり不気味．．．．．．死後の世界？逆さだから？

急に注射アンプルが出現し、ムービーが入り不気味さを加速させます。

その後場面が変わり、顔部分がテレビになっている人型や、謎の物体が浮遊している．．．

時間経過で場面が変わりオフィスビルへ移動します。

謎の物体が徘徊しており無数のPCの中で異様に輝くものが．．．

近づくと突然PCが燃えだし、突然警告画面が点滅し．．．

ゲームはここで終了してしまいます．．．．．．

めっちゃ気になる終わり方！続きがあったら是非見たい！想像が膨らみます。ゲーム自体も基本的にはしっかりと探索する必要があり、ヒントがマップに存在している時もある為しっかりと脱出要素も組み込まれています。

2D、3Dの変化も面白くストーリーもかなり後味の残る、今後があれば気になるものになっています。特にホラー好きにはストーリー、雰囲気は特におススメしたいゲームになっています。グラフィックも綺麗なのでぜひ一度遊んでみてはいかがでしょうか。

zombie crush drift

バカゲーです。ゾンビをひたすらぶっ飛ばしながら目的地を目指すゲーム。ストーリーもあり某バイオなんちゃらを少し連想しました。（親友を助けに行くっぽい）
最後のストーリーを見たときは思わずくすっと笑ってしまいました。

基本的にはドリフトなどでゾンビをただただ吹き飛ばしていくシンプルなゲームになっています。

ゾンビを吹き飛ばすと車の耐久度が減少してしまうためHPの管理が必要であり、場合によってはステージにいくつかある乗り換えポイントで車を変えることも効果的です。

非常に爽快感のあるゲームになっているので是非一度遊んでみてはいかがでしょうか。
ちなみに私はバカゲーらしく車を使わずにステージ1をクリアしてみましたｗ
stage１は意外といけちゃいますｗ

RuleTiles

操作は簡単でcube（プレイヤー）の方向をWASDで決め、エンターを押すだけとシンプルです。

このゲームはプレイヤーがどのように進んでいるのか表示されず、ステージごとにルール、clear条件が開示されるが一部??表記で情報が分からない状態からのスタートになるため推理、予想を立てながら繰り返し試行を重ねてクリアを目指すものになっています。

総ステージ数は15ステージあり、clear想定時間は40分となっています

難しくなってくるとこんな感じに．．．．．．．．．．．

自分は最終ステージなんか、試行回数毎回100越えでした．．．

ギミックにもブラフの部分があったりと非常に各ステージ難易度調整がうまくされており、しっかりと作りこまれています。

ある程度ギミックの予想を立てて進めるも良し、ギミックを1つ1つ開示していき、試行回数を重ねながら進めるも良しとパズル好き、苦手な人でもヒントがある為遊びやすく、大人子供どちらも楽しめるものだと思います。ぜひ遊んでみてください！

まとめ

いかがでしたでしょうか。どれも個性にあふれる作品です。ぜひ一度遊んでみてください！
各作品の最後に紹介サイト「ゲームパレード」に飛べるようにリンクを貼っているので、紹介ページからまずは作品概要、動画を見るだけでもいいので作品に触れていただけたら嬉しいです。

個人的には時間停止を駆使してゲームを有利に進めていく「WORLDAGAIN」、予想を立てて１発クリアを目指すも良し、着実にギミックを試行回数を重ねてクリアを目指すも良しの「RuleTiles」特にこの２つは是非遊んで欲しい作品になっています。

どの作品も面白いものばかりで、この記事で紹介できなかった作品もたくさんあるので、是非「みんなのゲームパレード」をのぞいてみてはいかがでしょうか。

この後、今回のインターンで制作した作品について少しですが紹介させていただきます。少しでも目を通していただけると嬉しいです。

今回の甲子園作品（インターン作品）について紹介

私たちのチームはストラテジー×カードゲームをジャンルに制作しました。
Titleは「Delvein」

α版なのでやりたい機能は遊べる形になってます。
短い制作期間の中で中盤にコンセプトを変更しプログラマーには大変負担をかけてしまいました。（1週間で基礎を組んでくれました）

今回の作品ポイントは「2人での連帯感」です。

行動回数を互いに消費するため残りTURN数と行動回数内で目標ポイント以上の鉱石を集めきらなければいけないので効率よくゲームを進めるためにはしっかりとコマンドの使用をプレイヤー同士で相談しながら行うことが重要になってきます。

爆弾のコマンドは使うとかなり爽快感のある仕様になってます。
まだα版の為、実装したかった妨害系のイベント、プレイヤー側に有利になるサブミッションなどの実装がまだなので時間があればブラッシュアップしたいところです。

以上、カード・ノベルゲーム特集でした！
戦略性のあるカードゲームから、物語に引き込まれるノベルゲームまで、バラエティ豊かな作品が満載です。プレイするたびに新たな発見があるかもしれません！

ぜひ「みんなのゲームパレード」からお気に入りの作品を見つけてみてください！

ゲームを遊びに行こう！「ゲームクリエイター甲子園 2024 授賞式&作品展示会」

2025年1月19日（日）、浅草橋ヒューリックホール＆カンファレンスで開催します。学生が手がけた個性豊かなインディーゲームをぜひご堪能ください！

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