ゲームクリエイターズギルドのインターンシップに7人の学生が参加しました!
インターンシップでは、学生たちがさまざまなミッションに挑戦。そのひとつ、「楽屋でまったり」では、ゲームクリエイター甲子園 2024の応募作品についてプレイレポートを作成しました。
果たして、どのようなレポートが完成したのでしょうか?さっそく見てみましょう!
前略
最近の野山で鳴く鳥は雉だが、私がこれから書くものはファンタジーを特集とした記事となります。
皆は、ファンタジーというものをしっかりと理解しているのでしょうか。
ファンタジーとは一般的には幻想的、非日常感のある世界観の中で展開される物語です。この空想はすべて著者の頭の中で展開されているものため、実際に私たちが感じるファンタジーとは相違するところがあると思われます。
そこで今回の記事では、ゲームそのものについての面白さや魅力と感じた部分をお伝えしていこうと思います。
王道の勇者RPG!『ぽよクエスト』
このゲームは2Dドット絵で描かれているRPGゲームです。年代が進んでいる現在ではドット絵は描かれているだけで懐かしく感じるグラフィックとなっています。私自身もゲームグラフィックで哀愁を感じたものです。
人類と魔族の戦争を終わらせるために旅に出ている主人公の勇者と、道端で出会う魔王を名乗る少女とのストーリーがとても魅力的となっています。キャラクターのデザインもこだわりを感じ、各一枚絵にも時間を割いて細かい調整を行ったと思いました。
ゲームのサイクルとしては、
「敵と遭遇―攻撃、防御、バフの三つの選択肢から選んで敵を倒す→自身のステータスを挙げていく」
の三点を回していき、巨大なボスへ挑んでいくものとなっています。こちらが三つ巴状態となっており、攻撃はバフに有利で、バフは防御に、防御は攻撃に有利な状況となっております。この一見単純な操作と思われるサイクルだが、敵とじゃんけんを行っている状況であるため、一手ずつ考えながら行っていきます。この奥深さがゲームの満足度を上げていくものになっています。
このゲームには魔法という行動が存在し、一バトルを行うと消費されてしまうが強力な効果と高ダメージが狙えるものとなっております。序盤ではあまり活躍がみられないが、ストーリー後半になっていくにつれてレベルアップしている敵に対してのダメージソースとなっているため、私自身もお世話になったものでした。
オノマトペがあふれる!『解体少女ねじぽん』
ゲームのジャンルは3Dアクションゲームとなっております。グラフィックが2Dと3Dの共存となっており、画面の中で出てくるオノマトペが漫画風の雰囲気で楽しい気持ちになりました。
ゲームシステムとしては、プレイヤーを移動させ、フィールドにあるネジを回転させてミッションをクリアしていくものとなっています。
ネジを回す時に出る音やネジを回し終えたときに出るオノマトペがとても面白く、もっとネジを回したい気持ちにさせてくれる演出となっていました。
くっつけ…!『スライムフュージョン』
ゲームジャンルは3Dパズルゲームとなっています。この全体的にもっちりとしてそうな絵が、実際に3Dとしてもっちり感を出していることに可愛らしさを感じました。
この見た目がかわいらしいスライムを合体させるために、マップ上を上下左右に移動するものとなっています。
ゲームのサイクルとして、指定されたマス目のマップに2体のスライムが存在し、操作を共有しています。このスライムたちを一つのマスに集めさせて、大きなスライムにすることをゴールとしています。操作が一つずつであるため、しっかりと考えながら動かすことができます。
スライムを直線状にすることができればゴールが達成できるが、如何に縦にスライムが置けるかに試行錯誤が用いられて、目が乾くほど集中するものとなっています。
『CHROMJOURNEY』
ゲームジャンルはストラテジーゲームです。グラフィックは2Dで、細かな演出までこだわりのあるものを感じました。全体的に淡い色合いで統一されており、プレイヤーの目に配慮されたものを感じました。
グラフィックは2Dで、細かな演出までこだわりのあるものを感じました。全体的に淡い色合いで統一されており、プレイヤーの目に配慮されたものを感じました。
ゲームシステムは、中央から出てくるボールの玉の絵柄と同じ絵柄のボールを付け合わせてポイントを稼いでいくものになっています。このゲームの面白さはポイントを稼ぐときに、相手の陣地のボールへぶつけることで、追加でポイントを稼ぐことができます。
一個合わせたらすぐに次の絵柄を探していたので、気づかないうちに夢中になれるゲームでした。
今宵も内密に……『怪盗HoroCrow』
ゲームジャンルはパズルゲームとなっています。グラフィックは2Dとなっており、一枚絵からなるキャラクターの動きがコミカルな雰囲気を出していて全体の雰囲気としてなごやかなものでした。
ゲームシステムとしては、プレイヤーが敵を一掃しながらマップ上にあるブロックにぶつけることでルートが解放されていき、ゴールまで目指していくものとなっています。プレイヤーはフィールドにある効果であったり、自身の能力をつかって相手の索敵にばれないように進んでいくことが面白さの一つだと感じました。
全体的にボリュームのあるゲームとなっており、ステージを進めるごとに上がる難易度に私のゲーマーの血を騒がせました。
天に羽ばたけ!『星上のアネモイ』
ゲームジャンルはレースゲームです。グラフィックは2Dで、かわいらしい風潮のテイストになっています。一見単調に見えるが各動作やアニメーションにも色の気遣いをかんじました。
ゲームシステムは、トラッキングで表示されているプレイヤーの手でキャラクターを仰ぎながら上昇させていき、ゴールへと目指していくものとなっています。コツをつかむのには時間のかかるゲームシステムだが、一回でも感覚がわかれば後は楽しいゲームとなっていました。
全体的に静かなゲームとなっており、雰囲気も相まって美しい…って感じでした。
大樹を防衛せよ!『ひまわり花撃団』
ゲームジャンルはタワーディフェンスバトルグラフィックは2Dドット絵となっており、サウンドはかわいらしいものでした。
ゲームシステムとしては、各WAVEに出てくる黒い敵を倒すために、オブジェクトを設置していくものとなっています。攻撃範囲は黄色のマスの部分となっており、配置に必要なマスに関しては、オブジェクトを囲うようにおけるマスが描かれています。単純が故にプレイヤーへのスキルが要求されるものとなっていました。
敵の行動が次々に変化していくため、プレイヤーがそれをどう対応するのかという部分がこのゲームの面白さでした。
不思議な爽快感!『Alice’s Regain』
ゲームジャンルはアクションゲームです。グラフィックは3Dで技の演出にこだわりがあると感じました。アリスがアクションゲームでやんちゃする、面白い世界観です。
ゲームシステムは、マップを駆け抜けながら敵を討伐し、スコアを伸ばしていくものとなっています。敵とは、エンカウントするとバトルへ移行され、一定の範囲内で行動をすることとなってます。敵の行動パターンは様々ですが、プレイヤーは攻撃ボタンと魔法ボタンを使用し攻撃を行い、攻撃が連続でヒットすることで高いスコアを見出せるものとなっています。
マップの移動や、敵とのバトルシーンにもきちんとした調整が入っており、簡単にはクリアできない仕組みとなっていました。単純操作になりがちだと思われたが、この絶妙な難しさがゲームの面白さをさらに上げていると感じた作品でした。
奥行感じるドミノ『ChainDomino』
ゲームジャンルは3Dパズルゲームです。グラフィックは3Dで簡素なデザインだが、サウンドBGMと合わさり、かわいらしい雰囲気を感じました。
ゲームサイクルは、マップ内に展開されている障害物をよけるルートを作成しながらゴールであるオブジェクトを倒すものとなっています。ドミノを倒すためには、プレイヤーのドミノを使わなければなりません。ドミノに縛りが存在するため、少し窮屈に感じると思われるが、遠回りするドミノにもまた面白さを感じました。
記憶の探索『CLAPLOAD』
ゲームジャンルはアドベンチャーゲームです。グラフィックはAIを使用した2DUIのゲームでした。一枚絵が続いていくストーリー展開の為、次は何が出るのかを思う作りでした。
ゲームシステムは、ボールに向かって拍手を行いブロックを破壊していきキーワードをそろえていくものでした。トラッキングで行われるこのゲームは、不自由な操作がこのゲームを夢中にさせてくれました。
ストーリーと併用して行われるミニゲームですが、謎解き要素が存在していてキーワードはミニゲーム内に出てくるものとなっています。このゲームを行うことで展開されていくストーリーにわくわくが止まりません!
『忍玉』
今回はゲームクリエイター甲子園に私も出場させていただきました。タイトルは『忍玉』です。世界観は和風ファンタジーとなっており、今回の記事とも相性の良いものとなっています。ゲームジャンルは3Dアクションゲームです。
ゲームシステムはステージ状をジャンプしながら進んでいき、ゴールである頂上を目指していくものとなっています。円運動で動かしているため、外側から内側にステージを進めていく事にプレイヤーの速度が落ちていくため、プレイスキルが必要になっていくものとなっています。
難易度は上昇していき、敵との接触と家屋から落ちた場合にリスポーンされます。もうすぐゴールだったのにという感情をうまく引き出せているゲームとなっていますので、皆さんもぜひ一度遊んでいただけると作ったかいがあったと思います。
作品:忍玉
制作者:AM12:00
作品URL:更新中
まとめ
今回はこちらの10作品を紹介させていただきました。この10作品のほかにもファンタジーゲームはあり、どの作品も世界観がしっかりとしておりました。ゲームシステムも一つ一つ異なっており、新鮮な気持ちでゲームをプレイすることができました。
人の数だけ発想があり、あらゆる組み合わせが可能性を生んでいく
今回のこの記事を書いたことで感じた感想でした。
ではまた、新たな場であいましょう。それまで私も精進してまいります。
以上、ファンタジーゲーム特集でした!
魅力あふれるファンタジーの世界に、思わず引き込まれる作品ばかりでしたね。
ぜひ「みんなのゲームパレード」からお気に入りの作品を見つけてみてください!
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ゲームを遊びに行こう!「ゲームクリエイター甲子園 2024 授賞式&作品展示会」
2025年1月19日(日)、浅草橋ヒューリックホール&カンファレンスで開催します。学生が手がけた個性豊かなインディーゲームをぜひご堪能ください!
入場申込はこちら
開催概要
【日時】
2024年1月19日(日)10:00〜18:00(予定)
【開催場所】
浅草橋ヒューリックホール &ヒューリック カンファレンス
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル
【公式サイト】
『ゲームクリエイター甲子園 2024 結果発表授賞式&作品展示会』公式サイト
【内容】
ゲームクリエイター甲子園 2024 審査結果発表会
ゲームクリエイター甲子園 2024 応募作品展示会
企業、プロクリエイター、ユーザーの試遊会およびフィードバック
ゲームクリエイターをはじめとしたゲームに関わる/関わりたい人たちが、プロ・アマチュア/学生・社会人/企業間など、あらゆる垣根を越え「学び合い」「語り合い」「教え合う」ゲームクリエイターのための拠点(ギルド)です。
※現役ゲームクリエイターやゲーム企業を目指す学生が約7600人参加(2023年12月現在)
スキルや知識を学びゲームクリエイターとして成長・活躍し続けたい、同じ業界にいる仲間と市場の動向や技術についてなどの交流したい、日本のゲーム業界・職業自体の価値を上げ今より良い環境を作っていきたい……。そんなゲームを愛する人たちの未来に、必要な情報や機会を提供します。
ゲームクリエイターズギルド公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/