ゲームクリエイター熱血道場2022 #4|三宅 俊輔氏登場!ゲスト審査員賞受賞作をご紹介

ゲームクリエイター熱血道場とは

500作品以上が集まる学生ゲームコンテスト「ゲームクリエイター甲子園」の公式YouTube番組です。
毎回豪華ゲストが「ゲームクリエイター甲子園 2022」に提出されたゲーム作品を実際にプレイ&講評。この番組で取り上げた作品は、2022年12月17日(土)に発表される「ゲームクリエイター甲子園 2022」の総合大賞にノミネートされます。

思わずゲストも唸ったクリエイター渾身の作品をとくとご覧あれ!「ゲームクリエイター熱血道場」は、毎週金曜日21時から配信中!

ゲームクリエイター甲子園公式サイト ▶ https://game.creators-guild.com/gck2022/
作品掲載場所「みんなのゲームパレード」 ▶ https://gameparade.creators-guild.com/

出演者紹介

ゲスト審査員:三宅 俊輔(みやけ しゅんすけ)

 

公式HP ▶ https://www.tz-gamelabs.com
公式オンラインショップ ▶ https://www.tz-gamelabs.com
公式Twitter ▶ https://twitter.com/TZ_GameLabs

多人数協力アクションパズルゲーム『PICO PARK』を個人開発。全世界100万本以上の販売を記録する。のちにTECOPARK株式会社を創業。日夜試行錯誤しながら新しい体験エンターテイメントの創出を目指す。

まこちん

今回道場主 宮田の代理で参加した、GCG名物スタッフ。クリエイターを応援する「ゲームクリエイターズギルド」の運営イベントディレクター、MCなどを行っている。
ゲーム(特にレトロゲー、インディーゲー)/プロレス/映画/音楽(DTM)が趣味。

副道場主:いそぴー

ゲームクリエイター熱血道場の副道場主。
ソーシャルゲーム黎明期からディレクター、プロデューサーとして数々のIPタイトルを牽引。 現在はゲーム業界専門キャリアコンサルタントとして人材採用、育成に携わる。

 

週間新着更新ランキング上位に輝いた作品をご紹介!

「ゲームクリエイター甲子園 2022」に作品を提出し、ゲームジャンルで週間新着更新ランキング上位になった作品を発表します! 総勢782人、141作品の中から選ばれたのはどの作品でしょうか!?

Super CELL』 制作チーム:ストチェ同好会

【作品紹介】
竜巻を回して始める街蹂躙。街のランドマークタワーの破壊を目指すゲームです。スティックをぐるぐる回すと竜巻が誕生します。竜巻でモノを巻き込んでぶつけて、建物を破壊してください。破壊するとガレキになります。
ガレキを使ってまた破壊を繰り返し、ランドマークタワーを破壊する頃にはきっと街はまっさらでしょう。被害額ナンバーワンの竜巻になるのはあなたです。
【三宅さんの講評】
まず一番気になったのは、スティックをずっと回し続けるのが疲れちゃうところ。竜巻を表現している、というのは分かるんですが、常にぐるぐる回さないといけないので何か対策が欲しいなと思いました。操作に疲れてしまうとプレイの気持ち良さが下がってしまうので、そのバランスを取れると良いですね。あと実際にプレイしてみて、この作品の「気持ち良さのポイント」がいまいち分からなかった。僕的には竜巻でどんどんガレキを集めて、大きな塊をドンと建物にぶつけて破壊すると気持ち良いと思うんですが、プレイしてみるとガレキがどんどん離れて行っちゃったんですよね。もう少しゲームの緊張と緩和があると良いゲームになると思います。

「緊張と緩和」については三宅さんへのインタビューにて伺っています。
こちらもぜひご覧ください。

 

つみあげ!ビルタワー!!』 制作チーム:チーム・ツミマシタ

【作品紹介】
このゲームはビルを「引っ張って飛ばす」、「つみあげる」というシンプルな操作で楽しめる”つみあげパズルアクションゲーム”です。堅実に土台を固めるか、一気に攻めて高さを稼ぐか。あなたの好きな戦法で「つみあげ!ビルタワー!!」をぜひ遊んでください。
【三宅さんの講評】
ゲームの目的やゲーム性も分かりやすくて良いと思います。ただビルを飛ばした時に、どこに着地してどういう風になるのか、重心が予測しづらかったので、そこは惜しかったですね。ゲームをプレイする時は仮説を立てるのが大事だと思うんです。この仮説が立てられないとただの「運ゲー」になってしまう。今は結構運要素が強いので、予測線は追加してほしいですね。とはいえ、予測しやすくなり過ぎると簡単になってしまうので、予測と運のバランスを調整してみてください。あともう一点気になったのは、説明に書いてあるターゲットです。「暇をしているあなた」とあるんですが、もっとターゲットを絞った方が良い。暇をしている人全員がこのゲームを遊びたいとは思っていないので、具体的にどういう人におすすめなのかを書いてほしいですね。これはどのゲーム作品にも言えることだと思います。

 

前回のランキング上位作品

前回ご紹介できなかった週間ランキング上位入賞作品をご紹介します。

無名戦争』 制作チーム:Mch

【作品紹介】
剣を片手にあなたは一人の兵士として戦争に参加します。この戦場に英雄はいません。誰もが平等に命を奪い合います。英雄でないあなたは敵の猛攻を耐えることも、一人で千人を相手にすることもできないでしょう。
あなたは戦場で命を落としてしまうかもしれません。そのときは部隊の仲間があなたの分まで力を尽くしてくれるでしょう。部隊の勝利のために味方の犠牲を最小限に敵を全滅させましょう。
【三宅さんの講評】
ちょっと辛口な意見を言わせていただきます。今は進捗が20%程度ということなのですが、残りの80%でおもしろさ・楽しさをどう伸ばしていきたいのかが分からなかったです。リアルタイムストラテジーの方に持っていきたいのか、操作キャラクターが頑張るゲームにしたいのか、そこが読みづらかったですね。「一騎当千もの“ではない”ゲーム」だと思うので、もっとモブキャラたちの組み合わせや融合性、協力性を強化した方が良いと思います。今は戦況が全然読めない状態かつ戦略が立てにくいので「上手いプレイ」ができないのがもったいないかな。今のこの状態を踏まえて「このゲームは何なのか」の答えを出しながら作っていってほしいですね。

 

三宅さんが推薦した作品とは?

厳選された作品の中からゲスト審査員の三宅さんが推薦した作品がこちら!

俳神』 制作チーム:神杉鳥森

【作品紹介】
フィールド上にある様々な”モチーフ”を言葉や文字に変えては集めていき、俳句を作るアクションゲームです。文字に変える技は2種類。当てると名詞に変わる”名弾”と動詞に変わる”動弾”を使い分け、思い描いた通りの一句を完成させて俳句の神、“俳神”を目指しましょう!
旅をしながら風景や事象でインスピレーションを得る、温故知新な俳人の気分を味わえます。
【三宅さんの講評】
「俳句を作るアクションゲーム」というキーワードがユニークでおもしろいな、と思って今回推薦させていただきました。ただ実際にプレイしてみて、俳句を学べるゲームだと思ってたんですが、そうじゃなかったのが少し残念ですね。ゲーム説明にはターゲットが「大喜利好き」とあるんですが、俳句の観点で見ると季語や情景が足りないし、大喜利の観点で見ると“おもしろいワード”が見つからない。「俳句アクション」と謳うなら、もっと俳句の魅力が伝わるようにしてほしいですね。また、人間の脳は同時に色んなことを考えられるわけではないので、俳句を考えるパートとアクションをするパートを同時に行うと少し疲れてしまいます。今は複数の要素を一つにまとめた構成になっているので、一度足を止めて、この構成で問題ないかどうか考えてみても良いんじゃないかな。

 

ゲスト審査員賞発表!

いそぴー決め手は何でしょうか。

三宅今回の作品の中で一番気持ち良さがあったから、そして僕的にゲームの完成形・理想形が見えやすかったからですね。色々と改善点はあると思いますが、これからの期待を込めて『Super CELL』を選ばせていただきました。

本内容はこちらからご覧いただけます。

今週のED曲「♪Color/孤独の王子 BGM集」

8月5日(金)の放送で使用されたED曲は、孤独の王子 BGM集より「Color」でした。今後の放送でも「ゲームクリエイター甲子園」に応募された作品から様々な曲をご紹介するので、そちらもどうぞお楽しみに!

三宅さんからのお知らせ

三宅「カラオケの鉄人」を運営されている鉄人化計画さんと一緒に『PICO PARK』の公式グッズを制作しております。銀座のカラオケの鉄人にある「TZ GAME Labs」とオンラインショップで販売中なので、ぜひよろしくお願いいたします!

PICO PARK SHOP powered by BASE

PICO PARK(ピコパーク)のグッズが買えるのはここだけ!銀座のe sports施設「TZ GAME Labs」がP…

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