[ゲーム業界の就活]疑問に答えます!「ポートフォリオはいつまでに作るべきか」

ポートフォリオは期限を決めて作りましょう

ゲーム業界を目指す学生、現役クリエイターのキャリアデザインを応援するゲームクリエイターズギルド。Twitterでは、就活やスキルアップ、キャリア設計に役立つ情報を発信しています。中でも #マシュマロを投げ合おう では、就活に関連する質問に答えています。

ここでは、送られた質問とその回答を掲載するとともに、もう一歩踏み込んだアドバイスや役に立つ情報をお届けします。就活生は必見!

 

就活アカウント(@game4jobhunter)の中の人、毛玉がお答えします。
コンソール・モバイル・ソシャゲと3社でゲーム業界歴16年の人事。ゲームプログラマ経験もあり。IT・Web会社での経験もあり、広くデジタル系就活を知る国家資格キャリアコンサルタント。

 

Q
23卒のデザイナー志望です。エントリーについて質問させていただきました。私は当初2月までにポートフォリオを完成して3月初めの辺りに企業にエントリーしょうと考えていましたが、間に合わずまだポートフォリオを作っている状態です。そこで質問ですが、最低限いつまでにポートフォリオを完成しなければならないでしょうか?まだ平均的に就活生はいつからエントリーを始めているでしょうか?

A
3月末が一次募集終了の会社もあり、なるべく早めが良いです。通年で採用する会社もありますが、定員充足とともに終了です。また、3月と同時にエントリーが内定取得者の中央値です。例年デザイナー志望の方の失敗談No.1は作品が完成せず未エントリーです。とにかく期限を決めて作りましょう。

自分で動くことができれば、可能性はある

『GCG@ゲームクリエイター就活情報!』からの回答

ゲーム業界全体のスケジュール感として、採用の多い大手企業から先に締め切っていきます。中小企業は年明けまで採用活動が続いていることもあり、納得いくまでポートフォリオを練ることもできなくはありません。

それと同時に、3月の時点でちゃんとしたポートフォリオを提出する姿勢が評価されるのも確かです。

どの会社も、『どこでもいいから内定が欲しい人』は取りたくない。逆に『本当の意味でもの作りをしたい人』は採用したいものです。

 

自分の作ったものに自信が持てなかったり、せっかく作ったのにダメだった時のことを考えて怖くなると、なかなかポートフォリオを作れないと思います。でも、プロの世界は求められるクオリティも高く、ユーザーの厳しい声と向き合う必要があります。ポートフォリオ作りはその経験の積み重ねができる良い機会ですから、将来の自分の糧になっていきます。就活もそのような目線で向き合うと良いと思います。

自分の評価を他人に託すのではなく、自分の好きなものを作ることに集中して、「自分の作品で他の誰かが喜んでくれればいい」というマインドセットで、どんな評価を受けてもすぐに次のもの作りに集中していくことが大事です。

不安があるのは当然です。しかし「不安は自分で膨らせてしまうもの」なので、人の評価を必要以上に気にすることはないのです。自分の作りたいもの、自分の好きなことにフォーカスして創作活動に向き合ってください。ポートフォリオはいくら手直ししてもよいので、まずは自分で期限を決めて、それを守ることです。

天才的な才能を持った即戦力がいれば、どの企業も内定を出します。そういった天才を除けば、企業が採用する時に見るのは、実力よりも継続して努力できるかどうかです。

その姿勢と熱量を企業に見える形でアピールするにはどうしたらいいか。とにかく動かないと始まりません。


無理矢理にでも自分で動くことができれば、可能性はあります。
『ゲームクリエイター甲子園』に出る、自分でWebを作って作品を公開する、人に見てもらうなどの目標を決めましょう。絵もプログラムも、やればやるほど上達するので、その機会をできる限り増やしていきましょう。とにかく外に見える形で頑張りましょう。

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